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July 2022

July 31, 2022

ヤマナカ、2023年3月期、第1四半期決算、減収、大幅減益!

ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回はヤマナカが7/25に公表した2023年3月期の第1四半期決算を解説します。
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結果ですが、売上高が89.6%、営業利益が17.8%と大幅な減収、減益の厳しい決算となっています。グラフにしたものがこちらですが、売上高に対して、営業利益、経常利益、当期純利益、ともに大幅な減益という結果です。原価は97.3%、グラフを見ても改善しているんですが、経費の方が103.1%で大きく上昇ということで、さらにですね、その他営業収入、これ、不動産収入とか物流収入、こちら側が49.1%、半減しているということで、これらが相まって、営業利益を押し下げた、影響があったということになるかと思います。結果、営業利益、率で見た場合ですが、0.4%、昨年が1.9%でしたので、率で見ても、大幅な減益と厳しい決算です。これを踏まえて通期予想ですが、売上高、営業利益、ともに収益認識に関する会計基準が適用されているためにですね、公表していません。ただ、進捗率を見ると、特に、営業利益が6.0%ですので、かなり、厳しい状況といえるかと思います。
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では、BSですが、貸借対照表の方ですけれども、自己資本比率を見ると、若干の減少ということで、財務的には大きな影響はなかったといえそうです。有利子負債の方は削減されています。ええ、それから現金及び預金の方は増加しています。それから、自己、利益剰余金ですね、こちらの方は、ほぼ横ばいということで、そういう意味ではですね、財務的な影響はP/Lほどではなかったといえます。一方ですね、建物及び構築物、土地、新規出店に関わる資産ですが、合計で52.3%あります。グラフにしたものがこちらですが、自己資本比率を見ると41.7%ですので、自己資本比率の方が若干低いということで、今後の成長戦略においてですね、財務的には気になる状況です。
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さて、投資家はこの決算をどう見たかですが、25日です。オレンジが売買高ですが、大きく上昇しています。株価は下がっています。その後も横ばいから、若干下がり気味ということで、投資家は売りと見たようです。現状702円の株価、PERは14.95倍、PBRは0.80倍ということで、かなり低い水準です。特に、PBRが1.00倍を下回るということで、純資産が時価総額を上回るという逆転現象が起こっています。
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以上、ヤマナカの2023年3月期の第1四半期決算の結果となります。

続きは、・・https://twitter.com/PurchaseTW #ヤマナカ


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July 30, 2022

株価速報、食品スーパー、2022年7月29日、低調!

ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回でブログは6,121号目となります。テーマですが、株価速報、食品スーパーマーケット、7/29時点を取り上げます。
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この日、ベスト5ですが、神戸物産、イオン、JMHD、マミーマート、オリンピックと続きます。全体が-0.52%ということで、先週が0.38%のプラスですので、かなり厳しい株価であることがわかります。日経平均ですが、-0.05%ということで、日経平均もこの日、厳しい状況でした。ただ、5日移動平均は0.23%のプラス、26週移動平均も3.18%のプラスですので、まだ、日経平均自体はプラスの傾向が続いています。
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さて、32社全体の動向ですが、6番目からはオーシャンシステム、スーパーバリュー、ダイイチ、トーホー、PLANTと続きます。12番目のアオキスーパーまでがプラス、13番目のアルビスからマイナスとなりますので、大半がマイナスということで、厳しい状況であることがわかります。この日、PERとかPBRの視点で買われたのか、売られたのかということですが、黄色く色付けしたところがベスト5を示します。このグリーンがワースト5ですが、まちまちですので、この視点から買われた、売られたはなさそうです。
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では、先週と比べての個々の株価の比較ですが、下位企業の大半がマイナスであることが鮮明です。ただ、このような中でも、上位企業の中で、神戸物産、トーホー、ベルク等はプラスとなっています。そこで、今週に関してはNo.1の神戸物産をより深く、掘り下げてみたいと思います。
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こちらが神戸物産の株価ですが、この1ケ月間ですね、上昇基調であることがわかります。特に、先週、今週ですかね。6月度の売上速報が公表されましたが、好調だたっということで、ここがそうですけれども、オレンジ、売買高が跳ね上がって、株価も上昇しています。その後も株価は上昇ということで、投資家は買いと見ています。現状、3,785円の株価、PERは41.72倍、PBRは9.86倍ということで、どちらも高い水準です。さらにですね、時価総額が1兆円を越えるということで、投資家からは熱い視線が集まっていることが見てとれます。
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以上、7/29時点の食品スーパーマーケットの株価速報となります。

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July 29, 2022

食品スーパー、販売統計調査、2022年6月度、その3、日配、グロサリー!

ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回はスーパーマーケットの6月度、最新ですが、販売統計調査ということで、その3、日配、グロサリーを取り上げます。
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この調査はですね、全国スーパーマーケット協会、日本スーパーマーケット協会、オール日本スーパーマーケット協会の業界3団体に所属する270社、食品スーパーマーケットの8,341店舗の統計調査となります。結果ですが、97.4%、前月が98.8%でしたので、かなり厳しい状況で推移しています。ちなみに、今回でブログは6,120号目となります。
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さて、日配、グロサリーですが、日配と一般食品は不調ですが、非食品もDIは不調なんですが、結果は101.2%と、100%を越えて来ています。特に、好調な要因として見られるのは、在宅時間の減少によって、家庭用洗剤やラップなどは動きが鈍かったそうなんですが、マスク、ハンドソープ、除菌関連など、衛生用品ですね、こちらが比較的好調に推移したことが大きかったのかなと思います。
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一方、不調のですね、日配と一般食品ですが、どちらも内食需要の落ち着き、これが来客数減や買上点数が低迷した影響ということで、この影響が大きかったそうです。一方ですね、値上げのあったパン類、これは1品単価が上昇し、引き続き好調に推移ということで、値上げ=マイナスではなくて、プラスに左右しているということもあったそうです。牛乳、チーズやバターなどの乳製品、機能性ヨーグルトは逆にですね、引き続き、前年からの反動減が見られたということで、不振だったそうです。一般食品ですが、値上げ商品が多く、麺類では駆け込み需要ですね、これが見られたそうです。値上げの、特にですね、あった油や調味料、前年並みで推移したそうで、これも値上げ=マイナスではなかったという結果になっそうです。ただ、販促は打ちにくい影響などがあったというコメントも多かったそうです。
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以上、日配、グロサリーですね、販売統計調査の結果となります。

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July 28, 2022

食品スーパー、販売統計調査、2022年6月度、その2、生鮮・惣菜!

ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回は販売統計調査、スーパーマーケットですが、6月度、最新を解説します。今回でブログは6,119号目となります。
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この調査は全国スーパーマーケット協会、日本スーパーマーケット協会、オール日本スーパーマーケット協会の食品スーパーマーケットの業界3団体に所属する270社、8,341店舗の統計調査となります。結果ですが、97.4%ということで、前月がですね98.8%ですので、やはり厳しい状況で推移していることが見てとれます。
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それでは、その2として、生鮮、惣菜ですが、まずは、生鮮3品を見てみますと、DIは、いずれも不調、かなり不調、不調ということで、厳しい状況であることが見てとれます。一方、惣菜はやや好調ということで、一転、好調さを維持しています。明暗が分かれたという6月度となります。青果、水産、畜産の大きな原因としては、来店、来客数減でですね、買上点数の落ち込みの影響ということで、これは3部門とも同様な傾向です。ただですね、青果に関していえば、タマネギ、これ、高騰が続いているそうですが、好調だったそうです。ですから、こういう形で、値上げがですね、あるいは価格高騰、原料高騰がですね、プラスに左右する商品もあるということです。果物はカットフルーツが好調だったそうです。水産に関しては、サーモンなどの輸入魚、輸入ですね、これの魚のですね、価格の上昇が続く中、厳しい状況だったそうです。それから、畜産に関しても、やはりですね、輸入牛、これが価格高騰により、不振となったそうで、これが厳しかったそうです。それから惣菜、これは一転して、好調なんですが、100.2%ということで、全体平均を大きく上回るという好調さが続いています。特にですね、調理油等の値上げの影響、これがですね、家庭内での調理を避ける傾向で、天ぷらとか唐揚げとか、コロッケなど揚げ物類が好調に推移したそうです。ただ、一方で、原材料や資材の値上げがあいついでいるということで、今後、先行きは厳しい状況が見られるということで、惣菜もですね、好調なんですが、今後の動向が気になるところです。
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以上です。

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July 27, 2022

食品スーパー、販売統計調査、2022年6月度、その1、キーワード!

ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回はスーパーマーケットの6月度、最新となりますが、販売統計調査を解説します。その1として、今月のキーワードについての解説となります。今回で、ブログは6,118号目となります。
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この販売統計調査は全国スーパーマーケット協会、日本スーパーマーケット協会、オール日本スーパーマーケット協会の業態3団体の所属するですね、270社、8,341店舗の統計調査となります。結果ですが、97.4%ということで、先月が98.8%ありましたので、やや厳しい状況で推移しています。
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さて、キーワードですが、3つ出ています。内食需要低下による来客数、買上点数減ということで、これがかなり厳しい状況をもたらしている要因です。それから2つ目がですね、上旬の気温は低下したんですが、下旬の気温は高温で推移したということで、これはプラスに左右しています。それから、3つ目が仕入れ価格の上昇ということで、いよいよですね、値上げの影響が出始めているということだそうです。
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では、もう少し詳しく、見てみたいと思いますが、まずは景気判断DIですね、これは現状判断、見通し判断ともに、前月から悪化したということで、かなり厳しい状況で見ていることが分かります。特に、価格上昇等によりですね、販売点数の減少、これらが影響しているということで、DIに関してもかなり厳しい結果になっています。カテゴリー別に見ると、唯一、よかったのが惣菜だそうで、惣菜以外は厳しいDIだそうです。で、特にですね、あいつぐ値上げや生鮮価格の高騰等が影響をしているということです。ただしなんです
が、物価高騰の原因は国内経済全体に波及しているということで、食品ス―パーマーケットだけの問題ではないということで、引き続き地域や世代、所得による行動変化のバラツキが大きい状況が続くと予想されることです。したがって、店舗単位での顧客動向を慎重に見極める必要があるということで、慎重な今後の対応がキーワードからも読み取れるということで、まずは、6月度の現状のキーワードの解説となります。
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以上です。

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July 26, 2022

コスモス薬品、2022年5月期、本決算、増収減益!

ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回は7月11日にコスモス薬品が公表した2022年5月期の本決算を解説します。
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結果ですが、売上高が104.0%、営業利益が89.9%と、増収減益のやや厳しい決算となっています。グラフにしたものがこちらですが、営業利益、経常利益、当期純利益ともに厳しい状況です。原価が99.9%と若干改善しましたが、経費が104.5%と大きく上昇、これが利益を圧迫した要因といえます。まあ、それにしても、経費比率は16.1%ですので、業界屈指の低さです。これがコスモス薬品のEDLPを支える原動力となっています。結果、営業利益ですが、3.9%、昨年が4.6%ありましたので、86.4%と、率で見ても大幅な減益という厳しい結果です。これを踏まえて通期予想ですが、売上高は7.7%増、営業利益は0.7%増ということで、増収増益を見込んでいます。
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さて、これがキャッシュフロー計算書と貸借対照表にどう反映されたかということですが、キャッシュフロー計算書を見ると、営業活動によるキャッシュフローが115.5%と、大きく増加しています。これを投資と財務にどう振り分けたかですが、グラフを見ると、投資に135.8%、財務にも19.3%を、振り向けています。したがって、営業キャッシュフローを超える額を投資に、特にですね、キャッシュを回しているということで、成長戦略にかなり重きを置いた決算となっています。結果、現預金の方が大きく減少していまして、現金が減少しているという結果になっています。
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では、BS、貸借対照表の方ですが、自己資本比率を見ると増加しています。従って、財務の方は安定しているといえます。有利子負債の方が削減、現金も大きく減少していますので、特に現金の減少が気になるところです。一方、建物及び構築物、土地、新規出店に関わる資産ですが、コスモス薬品の場合は大型タイプのスーパードラッグストアといっていいと思うんですが、こちらが主であることから、建物及び構築物に48.1%の対総資産の対比ということで、ここに重きを置いています。結果、新規出店に関わる資産ですけれども、56.8%となりですね、自己資本比率の52.5%を上回るということで、やや、今後の成長戦略が厳しいですね、財務が見て取れるかと思います。
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さて、これを投資家はどう見たかということですが、7月11日、翌日、オレンジが売買高ですが、大きく跳ね上がり、株価は上昇しています。その後も上昇基調ということで、投資家は買いと見ているようです。現状、株価は14,590円の株価、時価総額は6,000億円弱という形で大きな時価総額になってきています。PERは24.90倍、PBRは3.03倍ということで、特に、PBRがですね、高い水準で、株価自体は割高感のある水準といえます。
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以上、コスモス薬品の2022年5月期の本決算の解説となります。

続きは、・・https://twitter.com/PurchaseTW #コスモス薬品


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July 25, 2022

株価速報、食品スーパー、2022年7月22日、低調!

ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回でブログは6,115号目となります。テーマですが、株価速報、食品スーパーマーケット32社となりますが、7月22日時点の株価速報を解説します。
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この日、ベスト5ですが、先週に引き続き、No.1は大黒天物産です。 アイスコ、神戸物産、ハローズ、スーパーバリューと続きます。全体の平均が0.38%のプラス、先週が0.40%ですので、先週同様、株価はまだ厳しい水準にあるといえます。この日、日経平均ですが、0.40%のプラス、5日移動平均は1.76%のプラス、26週移動平均が3.76%のプラスですので、日経平均自体はプラスに転じています。
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さて、32社全体の動向ですが、6番目からはアクシアルリテイリング、エコス、リテールパートナーズ、イオン、オーシャンシステムと続きます。17番目のいなげやまでがプラスでですね、20、19番目ですかね、ダイイチからマイナスとなりますので、全体的には、まだマイナスが1/3強ありますので、厳しい状況といえます。この日、PERかPBRの視点で株価が買われたのか、売られたのかということですが、黄色く色づけしたところがベスト5になります。グリーンがワースト5ですが、黄色が上位に多いということで、PERとPBRの高い企業に注目が集まったといえるかと思います。
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さて、先週との個々の株価の比較ですが、大黒天物産が一目瞭然で大きく伸びていることが分かります。それ以外もプラスなんですが、伸び率は大黒物産が飛び抜けているという結果です。そこで、今週に関しても、大黒天物産を取り上げたいと思います。
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こちらが大黒天物産の株価の推移ですが、右上がりに株価が上昇していることが見てとれます。投資家は買いと明らかに判断しています。ただ、先週あたりから若干伸び率が弱くなっている所が気になるところです。現状、5,640円の株価、時価総額は800億円を越えて来ています。PERは19.16倍、PBRは1.68倍ということで、業界平均にほぼ近い水準ですので、まだこの水準でも割高感、割安感はないと、いえる株価水準かと思います。
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以上、7月22日時点の食品スーパーマーケットの株価速報となります。

続きは、・・https://twitter.com/PurchaseTW #株価


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July 24, 2022

オーケー、2022年3月期、本決算、増収増益、好調!

ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回はオーケーが6月20日に公表した2022年3月期の本決算を取り上げます。
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結果ですが、売上高が103.2%、営業利益が100.9%、増収増益の好決算となっています。グラフにしたものがこちらですが、営業利益に対して、経常利益、当期純利益、ともにいい結果、好調な結果になっています。一方ですね、原価の方が改善してるんですが、経費の方が上昇しています。結果、率で見た場合に、営業利益の方は6.3%なんですが、97.8%、昨年よりも若干下回っているところが気になります。やはり経費の上昇がグラフで見てもわかります。
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では、これがキャッシュフロー計算書と貸借対照表にどう反映されたかということなんですが、キャッシュフロー計算書を見ると、営業活動によるキャッシュフローは95.6%で、減少しているんですが、これを投資と財務にどう振り分けたというところで見るとですね、投資に14.0%、財務に13.7%、内部留保に79.6%ということで、内部留保に厚く配分していることが見てとれます。グラフにしたものがこちらですが、投資と財務を控えて、内部留保を厚くキャッシュを配分しているという形になります。
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結果、これがBSにどう反映されたかということですが、注目点は現金ですね。ここが121.8%で何と、1,500億円という業界では考えられない利益の蓄積と、特に現金の増加になっています。総資産対比でも44.3%ということですので、非常に大きな構成を占めています。有利子負債が削減されています。買掛金は若干増加してるんですけども、自己資本比率は大きく改善ということで、財務の健全化が図られています。一方、建物及び土地ですけれども、新規出店に関わる資産、合計で26.8%あります。グラフにしたものがこちらですが、自己資本比率が46.7%ありますので、十分ですね、新規出店を賄える自己資本比率になっていまして、成長余力はですね、高い財務構造といえます。
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さて、これがですね、過去5ケ年間の統計の各指標の推移を見たものですが、売上高から当期純利益ともに順調に5年間伸ばしていることが見てとれます。昨年から5,000億円の売上げを超えるという段階に入ってきています。1株当たり、投資家から見てるんですけども、こちらの方もとうとう1株当たり5000円を超えると、さらに、利益に関しても1,000円を超えるということで、過去、最高の数字です。自己資本比率も年々改善してきていまして、46.7%まで上がっています。で、現金及び現金同等物ですが、ここが注目のポイントで、5年前は675億円だったんですが、今や1,500億円を越えるということで、約3倍弱ぐらいまで現預金を増やしているということで、ここがオーケーの強さの源泉になります。これを今後M&A、あるいは新規出店にどう活用していくかというところが注目されます。
***
以上です。

続きは、・・https://twitter.com/PurchaseTW #オーケー


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July 23, 2022

コンビニ、5万店の売上速報、2022年6月度、好調!

ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回でブログは6,111号目となりました。テーマですが、コンビニの売上速報ということで、6月度、最新になりますが、解説したいと思います。
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この統計はですね、約55,000店舗の全国のコンビニをですね、日本フランチャイズチェーン協会が集計して、7月20日に公表したものとなります。コメントが出ていまして、梅雨が短く、平均気温が高かった、これが来店客数が増加した要因だったということだそうです。結果、おにぎりとか、調理パン、冷やし麺等の調理麺、それから、揚げ物、ソフトドリンク等が好調に推移したそうです。6月度は3.8%で、先月が3.2%ですので、好調な結果となっています。
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さて、まずは全体像ですけれども、売上高はいま見た通り3.8%、既存店、4カ月連続でプラスです。店舗数ですが、55,887店舗、-0.01%ということで、いよいよコンビニの店舗数が減少しはじめたといえます。結果ですね、店舗数を増やして、売上げを維持、伸ばすという政策から、客数、客単価を伸ばして売上げを伸ばしていくと政策に方向転換が本格的に入る段階に入ったかと思います。その客数ですが、2ケ月連続のプラスということで、1.3%。既存店です。客単価は2.4%、プラス、13ケ月連続のプラスということで、特に客単価のプラスが売上げを押し上げている要因といえます。商品構成でみると、非食品が33.4%ということで6.7%増、全体を牽引しています。構成比は低いサービスですが、こちらも17.3%、高い数字です。この統計はですね、セイコーマート、セブン-イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ポプラ、ミニストップ、デイリーヤマザキ、ローソンの7社の集計によっています。
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さて、参考にですが、ファミリーマート、セブン-イレブン・ジャパン、ローソンの動向を見てみたいと思います。こちらがグラフにしたものですが、いずれも3ケ月連続でプラスになっています。昨年は6月はやや厳しかったんですが、今期は堅調な数字です。特に、赤のファミリーマート、こちら側が一歩抜けている感じが見てとれます。こちらは客数、客単価を見たものですけども、今年に入って、客数、客数ですね、客単価ともにバランスよく伸ばしている傾向が見てとれます。
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以上、コンビニの6月度、最新の売上速報となります。

続きは、・・https://twitter.com/PurchaseTW #コンビニ


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July 22, 2022

食品スーパー、売上速報、2022年6月度、低調!

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結果は97.3%ということで、厳しい状況です。ベスト10がこちらになりますが、No.1はアクシアルリテ―リング、マルキョウグループ、ここまでが100%を超えて、3番目のヤオコーから100%を下回っています。ベルク、カスミ、マルミヤストアグループと続きます。左側が、この10社をですね、ベスト10のですね、客数、客単価に分解して、グラフ化したものですが、このグリーンがですね、客数です。で、この藍色が客単価となります。上位企業は客数、客単価とも、バランスがいいんですが、3番目からですね、客単価の上昇した企業と客数の上昇した企業に分かれてくる感じがあります。こちらは3ケ月間の推移を昨年と比べて比較したものですが、4月度はですね、客単価の方が100%を上回っていたんですが、5月度に入って、下回るとですね、6月度は100%に届かないという状況です。客数は低迷していますので、結果、客単価減がですね、売上減につながっているという状況です。昨年は客数が客単価を大きく上回るという状況で推移しですね、6月度に関しては、100%ぎりぎりまでいったんですが、今期は厳しい状況です。さて、25社全体の集計ですけれども、6番目からはマルミヤストアグループ、ヤマザワ、ヨークベニマル、ハローズ、リテ―ルパートナーズと続きます。全体的にも客数、客単価、まちまちという状況であることが見てとれます。
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参考にGMSですが、99.7%という形で、先月まで100%をクリアーしていたんですが、ここへ来て、やや厳しい状況です。
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では、全体像ですけれども、スーパーマーケット、ドラックストア、ホームセンターが厳しいことが見てとれます。一方、好調なのは百貨店とコンビニといえるかと思います。そういう意味で、業界、業態、小売業界全体としてはですね、明暗が分かれた6月度といえるかと思います。
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以上です。

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July 21, 2022

ドラックストア、HC、売上速報、2022年6月度、低迷!

ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回はドラックストアとホームセンターの売上速報、最新の6月度を解説します。
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まずは、ドラックストアですが、98.9%ということで、低迷しています。3ケ月連続で100%を下回っていますので、厳しい状況といえます。グラフにしたものがこちらですが、No.1のスギH、ウエルシアH、コスモス薬品、薬王堂H、クスリのアオキHの上位5社は100%を超えたんですが、6番目のクリエイトSDからマイナスということで、そのマイナス幅が徐々に広がってゆくということで、厳しい状況であることが見てとれます。こちらは3ケ月の推移を見たものですが、依然として100%を下回っている。これ昨年もそうだったのですが、2年連続で厳しい状況が続いているといえます。
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一方ですね、ホームセンターの方ですが、97.4%で、こちらも厳しい状況です。3ケ月連続で、やはりマイナスであったことがわかります。No.1の綿半Hのみが100%を超えて、2番目のコーナン、コメリ、ジュンテンドー、アレンザHという形で、マイナスとなっています。こちらがグラフ化したものですが、客数と客単価で見ると、すべての企業で客単価増であることが見てとれます。客数はかなり厳しい状況で、これが売上げが低迷している最大の要因といえます。昨年と比べても同様でですね、客単価の方は100%を上回っているんですが、客数がそれ以上に下回るということで、厳しい状況であることが見てとれます。こちら全体像ですが、すべての企業が客単価が上回っていますが、すべての企業が同様に客数が下回っている状況です。
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では、業界全体はどうなのかということですが、ホームセンター、ドラックストア、食品スーパーマーケットが厳しい状況です。一方、コンビニと百貨店は好調ということで、業態によって、明暗が分かれた6月度となりました。

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July 20, 2022

売上速報、百貨店、コンビニ、2022年6月度、好調!

ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回は6月度、最新となりますが、コンビニ、百貨店の売上速報を解説します。
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まずは、コンビニですが、103.5%と好調な結果です。3ケ月連続、100%を上回っていますので、好調さが維持されているといえるかと思います。こちら側が昨年と比べて、3社、ファミリーマート、セブンイレブン・ジャパン、ローソンの数字を集計したものです。3ケ月連続、堅調な数字であることが見てとれます。昨年は6月度、やや厳しくなったんですが、今年に入ってからは徐々に売上げが好調に推移しはじめているといえるかと思います。特に、赤のファミリーマートですね、これの好調さが際立っています。こちら側が客数、客単価で見たものですが、右が客単価、左が客数です。客数よりも客単価の方が、上昇基調が高いのかという形で見てとれます。ただ、同じくらいですね、客数の方も回復傾向ということで、これがですね、売上げの好調さを維持している要因のひとつかと思います。やはり、ファミリーマート、赤の突出したですね、ひとつ抜けた感じが見てとれます。
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さて、百貨店ですが、114.8%ということで、さらに、好調です。ただ、これまでの大きな伸び率ではなくですね、堅調な伸び率に変わってきて、落ち着いて来ているのかなと思います。中でも、エイチ・ツー・オー・リテイリング、J.フロントリテイリングの2社の好調さが、グラフにしても、際立っています。昨年と比べたものですけれども、この3ケ月間は堅調な数字を維持しています。昨年は徐々にですね、新型コロナウイルス感染症の影響もありましたが、低迷してきたんですが、今期は安定しています。
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では、業界全体の動向ですが、やはり、コンビニと百貨店の好調さが際立っています。一方ですね、スーパーマーケット、ドラックストア、ホームセンターは低迷、厳しい状況です。したがって、業界全体では、明暗が分かれたのかな、といえる6月度となりました。

続きは、・・https://twitter.com/PurchaseTW #コンビニ


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July 19, 2022

ベルク、2023年2月期、第1四半期決算、増収、減益!

ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回は、ベルクが7月8日に公表した2023年2月期の第1四半期決算を取り上げます。
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結果ですが、売上高が100.3%、営業利益が89.4%と、増収、大幅減益の厳しい決算となっています。原価が97.0%と改善したんですが、経費の方が115.8%と大きく上昇、これが利益を圧迫したことが要因といえます。ただし、その他営業収入、不動産収入とか、物流収入ですが、こちらは150.5%と大きく上昇しています。結果、営業利益ですが、率で見ると、4.1%、昨年が4.6%ありましたので、89.0%ということで、率で見ても大幅な減益となっています。これを踏まえて通期予想ですが、収益認識に関する会計基準が適用されたためにですね、売上高、営業利益ともに明示していません。進捗率を見ると、どちらも、25%を下回っています。特に営業利益は22.6%ですので、やや気になる予想といえます。
***
さて、これを踏まえて、BS、貸借対照表の方ですが、自己資本比率が若干上昇して、財務の方は改善しています。有利子負債の方が削減されていることが大きいといえます。現金も減ってるところが気になるところですが、買掛金も上昇ということで、この2つは気になる数字です。一方ですね、建物及び構築物、土地、新規出店に関わる資産ですが、合計で66.7%、食品スーパーマーケットの中でも、かなり高い、総資産における比率です。自己資本比率が55.6%ですので、結果、自己資本比率の方がですね、出店に関わる資産を下回っているということで、今後の成長戦略を占う上で、やや気になる財務構造です。
***
さて、これを投資家はどう見たかということなんですが、7月8日、決算発表日ですが、翌日、売買高、オレンジがはね上がりますね。株価は横ばいになっています。その後、若干、下がっていますので、投資家は今後の動向を懸念しているといえるかと思います。現状、5,170円の株価、PERは12.19倍、PBRは1.28倍ということで、どちらも業界平均よりも低い水準です。従って、割安感のある株価といえるかと思います。
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以上、ベルクの2023年2月期の第1四半期決算の結果となります。

続きは、・・https://twitter.com/PurchaseTW #ベルク


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July 18, 2022

ライフコーポレーション、2023年2月期、第1四半期、減収、大幅減益!

ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回は、ライフコーポレーシ、7月8日に2023年2月期の第1四半期決算が公表されましたので、これを解説したいと思います。
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結果ですが、売上高が96.8%、営業利益が65.6%と減収、大幅減益の厳しい決算となっています。原価が99.8%と改善したんですが、経費の方は107.1%と大きく上昇、これが利益を圧迫した要因といえます。結果、営業利益の方、率で見ると3.1%、昨年が4.5%ありましたので、率で見ても67.8%の減益となっています。これを踏まえて通期予想ですが、売上高の方が収益認識に関する会計基準が適用されたために、明示されていません。営業利益の方ですが、1.2%増ということで、微増な予想をしています。ただ、進捗率を見ると、どちらも23.3%、23.8%ということで、25%を下回っていますので、やや気になる予想の状況といえます。
***
さて、BS、貸借対照表の方ですが、こちらはですね、自己資本比率が41.6%、昨年の102.0%ということで、改善しています。有利子負債の方が削減されています。現金は増加しています。買掛金は増加していますが、資産、負債の関係で見ると自己資本比率の方が若干、上昇したということで、財務的には安定しているといえるかと思います。一方、建物及び構築物、そして土地、新規出店に関わる資産ですが、全体で46.5%あります。自己資本比率が41.6%ですので、若干、自己資本比率の方が下回っているということで、成長戦略がやや気になる財務構造といえるかと思います。
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さて、これを投資家はどう見たかということですが、7月8日、ここですが、翌日、売買高、オレンジが跳ね上がって、株価は横ばいという状況です。その後も、横ばいが続いていますので、投資家は冷静に今後の動向を見極めているといえるかと思います。現状、2,682円の株価、PERは8.11倍、PBRは1.12倍ということで、どちらも業界平均よりも低い水準です。従って、2,682円の株価は割安感のある株価といえるかと思います。
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以上、ライフコーポレーションの2023年2月期、第1四半期決算の結果となります。

続きは、・・https://twitter.com/PurchaseTW #ライフコーポレーション


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July 17, 2022

株価速報、食品スーパー、2022年7月15日、堅調!

ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回でブログは6,107号目となります。テーマですが、株価速報、食品スーパーマーケット32社の最新の株価を取り上げます。
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7月15日が最新ですが、ベスト5は、大黒天物産、神戸物産、スーパーバリュー、リテールパートナーズ、マミーマートと続きます。この日の食品スーパーマーケットの平均が2,209.77円、0.40%のプラス、先週が-0.8%でしたので若干、上昇基調に入っているといえるかと思います。この日、日経移動平均、日経平均ですが、26,788.47円ということで、0.54%のプラスです。5日移動平均も0.66%のプラス、26週移動平均は-0.36%ですので、短期的には株価の上昇基調が見られますが、長期的にはまだ厳しい状況が続いています。
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では、32社全体の動向ですが、6番目からは、ベルク、ライフコーポレーション、ヤオコー、アルビス、オークワと続きます。16番目のアークスまでがプラスで、17番目のトーホーからマイナスとなりますので、約半分がですね、プラス、半分がマイナスということで、まだ厳しい状況が続いているといえるかと思います。この日、PERとかPBRの視点で買われたのか、売られたのかということですが、黄色く色付けしたところが、各指標のベスト5となります。こう見ると、PER、PBR、黄色が上位に来ていますので、PERとか、PBRの高い企業に投資家の視線が集まったといえるかと思います。
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さて、先週との個々の株価の比較ですが、一目瞭然で大黒天物産が大きく伸びていることが見て取れます。全体的にプラスになっているんですが、大黒天物産ほど伸びている企業はないということで、大黒天物産に投資家の視線が集まっているといえるのかなと思います。先週も同様ですので、今週もその勢いが続いているといえます。
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さて、こちら側が大黒天物産の株価ですが、見事にですね、右上がりということで、しかも、これ青がボリンジャーバンドの上値圏にあたりますので、かなり投資家の買いがですね、オレンジ、売買高ですけども、激しいということで、株価を引き上げていることが見て取れます。現状、5,290円の株価、PERは17.97倍、PBRは1.58倍ということで、業界平均にほぼ近いんで、この時点でもまだ割安感、割高感はないといえる水準ですが、投資家は買いと強く見ているという風な状況かと思います。
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以上、食品スーパーマーケットの7月15日時点の株価速報となります。

続きは、・・https://twitter.com/PurchaseTW #株価


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July 16, 2022

セブン&アイH vs イオン、2023年、第1四半期決算比較!

ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回はセブン&アイH vs イオンという形で、2023年2月期の第1四半期決算の比較を両企業でしてみたいと思います。
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早速、P/Lですが、上がセブン&アイHです。この下がイオンという形で、この形で各指標を比較してあります。ここに1.1とかありますが、この数字はですね、セブン&アイHの数字をイオンで割ったものです。売上高を見ると、1.1倍ですのでほぼ同じ約2兆円ぐらいの第1四半期決算の売上高となっています。それから、営業利益は2倍ぐらい違いまして、セブン&アイHの方が非常に高い利益率、利益高だということが見てとれます。同様に、経常利益、当期純利益ともにセブン&アイHの方が高い数字です。原価、その中身ですけれども、売上総利益、経費等見るとですね、ほとんど大きく変わっていないというのが状況で、そんなに大きな差はないという風なのかな思います。ただ、結果、営業利益の方は2倍ぐらい差がつくという形で、セブン&アイHは4.9%に対して、イオンは2.3%という営業利益率となります。で、これを踏まえて通期予想ですが、ここはですね、売上高に関してはほぼ同じ1兆円ぐらい、10兆円ぐらいを見込んでいます。これに対して、営業利益の方はセブン&アイHの方は非常に高い2倍ぐらいの予想をしているということで、4,000億円ですかね、これに対して2,000億円のイオンという形になります。
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では、BSですが、違いを見てみたいと思います。総資産は、どちらも10兆円ぐらいということで、大きな違いはないです。ただ、自己資本比率、ここは大きな違いがあって、4倍ぐらい違うと。セブン&アイHの方とイオンとの関係でいうと、イオンは銀行を、預金とかですね、負債も入っていますが、ここが大きいので、8.1%という構造になっています。現預金、こちらはセブン&アイHが1.5倍弱ぐらいですね、多いということで、1兆5,000億円対して、イオンは1兆円という状況です。建物及び構築物、土地、新規出店に関わる資産ですが、ここは両企業ともほぼ同じぐらいの数字になっています。買掛金はセブン&アイHが約半分ということで、イオンがかなり、大きい買掛金をもっているという形になります。有利子負債ですが、ほぼ同じです。どちらも3兆円という形で、ほぼ同じ数字になっています。利益剰余金、ここは大きく違って5.6倍ということで、セブン&アイHがいかに利益を蓄積してきたかということが見てとれます。
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では、投資家はどう見たかということなんですが、上かセブン&アイH、下がイオンとなります。決算発表後、セブン&アイHの株価は上昇しています。一方、イオンの方は横ばいということで、投資家はセブン&アイHの方に買いと見たようです。株価を見ますと、5,581円に対して、2,665円、で、株価発行枚数に関しては、ほぼ同じですので、結果、株価がそのまま時価総額で表れていると。セブン&アイHは、約5兆ありますが、イオンは2.5兆円弱という形で、倍ぐらい時価総額は違ってきます。ただ、PERとかPBRで見ると、これ、イオンが非常に高い数字で、90.28倍に対して、セブン&アイHは19.95倍、PBRは1.57倍のセブン&アイHに対して、イオンは2.30倍という形で、どちらもイオンが高い水準にあります。
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以上、第1四半期決算のセブン&アイHとイオンとの比較ということになります。

続きは、・・https://twitter.com/PurchaseTW #イオン


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July 15, 2022

セブン&」アイH、2023年2月期、第1四半期決算、大幅増収増益!

ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回は7月7日にセブン&アイHが公表した2023年2月期の第1四半期決算を解説します。
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結果ですが、売上高が168.2%、営業利益が132.1%と、大幅な増収、大幅な増益の好決算となっています。アメリカのセブン-イレブンがですね、スピードウェイ、アメリカのコンビを買収した効果が売上高にも、営業利益にも反映されているといえます。原価が102.6%で上昇、経費が77.5%で、大きく削減しています。その他営業収入、不動産収入とか、物流収入ですが、こちらは68.1%で減少しています。結果 、営業利益の方ですが、4.9%、昨年が6.2%ありましたので、率で見ると、78.5%と、減益となっています。これを踏まえて、通期予想ですが、売上高の方が19.0%増、営業利益は14.8%増ですが、進捗率を見ると、いずれも、25%を割り込んでいますので、やや気になる予想です。
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さて、キャッシュフロー計算書と貸借対照表の方ですが、セブン&アイHは第1四半期決算であるにもかかわらず、決算短信の中でキャッシュフロー計算書を公開しています。その結果を見ると、営業活動によるキャッシュフローが約3,0000億円弱となります。これを投資と財務にどう配分したかということなんですが、投資に33.1%、財務に30.7%、そして内部留保に40.0%と、きれいな配分状況になっています。これがセブン&アイHの強さの源泉の一つともいえます。
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さて、BSですが、貸借対照表です。自己資本比率が31.6%、昨年の92.7%ですので、若干、下がっているところが気になります。有利子負債は若干増えてですね、3兆円になる勢いです。買掛金、こちらは大きく増加しています。現預金、こちらは増加しています。一方ですね、建物及び構築物、土地、新規出店に関わる資産ですが、合計で27.3%あります。自己資本比率が31.6%ありますので、自己資本率の範囲内に収まっていますので、成長余力は高いといえます。では、この結果を投資家はどう見たかということなんですが、決算発表の翌日、8日、株価は上昇しつつあって、翌日、株価が上昇しています。したがって、投資家は買いと判断したようです。現状、5,581円の株価。PERは19.95倍、PBRは1.57倍ということで、ほぼ、業界平均に近い水準です。したがって、割高感も割安感もない株価水準といえるかと思います。
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以上、セブン&アイHの2023年2月期の第1四半期決算の結果となります。

続きは、・・https://twitter.com/PurchaseTW #セブンイレブン


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July 14, 2022

イオン、2023年2月期、第1四半期決算、増収、大幅増益!

ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回は7月6日にイオンが公表した2023年2月期の第1四半期決算を解説します。
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結果ですが、売上高が102.0%、営業利益は112.0%と、増収、大幅増益の好決算となっています。原価が98.9%で減少、経費は102.5%で上昇したんですが、結果、営業利益の方は2.3%、昨年が2.1%ですので、率で見ても109.8%と、好決算となっています。これを踏まえて、通期予想ですが、売上高の方は、収益認識に関する会計基準が適用されるために、公表していません。営業利益の方が20.5%増となっていますが、進捗率を見ると、どちらも25%を下回っていますので、やや気になる予想となっています。
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さて、BS、貸借対照表の方ですが、イオンの場合は、まあ、総資産を見てもですね、金融業が入るか、入らないかで、銀行ですけれども、これによって大きく変わってきます。現状、1兆2,000億円(12兆円?)の総資産ですが、金融業を除くと6,000億円(6兆円?)ということで、約50%が金融であることが分かります。まあ、したがって、BSの評価自体が難しいといえます。自己資本比率も8.1%という状況で、通常の小売業ではありえない低さですが、これも金融が入った場合の数字となります。有利子負債、こちらの方は104.8%と増加して、3兆円を超えてきています。ただですね、銀行業における預金、これが4兆2,000億円もあるということで、ここもちょっと異常なですね、ええ、預金があるということになります。したがって、BSの評価自体はかなり難しくですね、中々評価することが現状では難しいといえます。一方ですね、建物及び構築物、土地、新規出店に関わる資産ですが、これ合計で21.9%あります。自己資本比率、これ金融も入った数字ですが、8.1%ですので、やや、かなり気になる構造といえるかと思います。
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では、この決算をですね、投資家ははどう見たかということなんですが、決算発表日が7月6日、翌7日ですが、株価は急上昇して、ボリンジャーバンドを越えて来ています。その後も株価は上昇、基調といえるかと思います。したがって、投資家はイオンを買いと判断したといって良いかと思います。現状、2,665円の株価、PERは異常値、90.28倍です。PBRも高い水準で2.37倍ということで、このPER、PBRを見る限りでは、割高感のある株価とはなっていますが、投資家は買いと見ているようです。
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以上、イオンの2023年2月期の第1四半期決算の結果となります。

続きは、・・https://twitter.com/PurchaseTW #イオン


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July 13, 2022

USMH、2023年2月期、第1四半期決算、減収、大幅減益!

ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回は、USMH、マルエツ、カスミ、マックスバリュ関東が合併してできた食品スーパーマーケットですけれども、こちらの第1四半期決算、2023年2月期ですが、取り上げます。
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売上高ですが、97.2%、営業利益は27.6%と、減収、大幅、減益とですね、かなり厳しい決算となっています。原価が100.9%で上昇、経費も102.8%で上昇ということで、ダブルで利益を圧迫したことが要因といえます。結果、営業利益の方ですが、0.4%。昨年が1.6%ありましたので、率で見ても28.4%と、大幅な減益となっています。これを踏まえて通期予想ですが、売上高の方は1.1%増、営業利益は23.4%増となっていますが、進捗率を見ると、特に営業利益ですね、営業利益の方が厳しい状況となります。
***
さて、貸借対照表、BSですけれども、自己資本比率が若干下がっているところが、やはり気になります。有利子負債、こちらの方は減、削減されているんですが、現金もプラスになっていますが、買掛金はプラスということで、自己資本比率の方が若干マイナスとなっています。一方ですね、建物及び土地、構築物及び土地ですね、新規出店に関わる資産ですが、合計で40.3%あります。自己資本比率が52.6%ありますので、成長余力に関しては財務的にはまだ、余裕があるという状況と見ていいのかなかと思います。
***
さて、これを投資家はどう見たかということなんですが、決算発表があったのは7月5日、翌日、株価は下がっているのですが、その後、持ち直し、上昇基調に入っています。親会社のイオンの決算が好調だったんで、その影響もあるのかなと思います。現状、株価は1,106円、PERは23.65倍、PBRは0.94倍ということで、業界平均よりも、に、ほぼ近いんですが、ここの、0.94倍ということで、PBRがですね、1.00倍を下回っている点に関しては気になるところです。
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以上、USMHの2023年2月期の第1四半期決算の結果となります。

続きは、・・https://twitter.com/PurchaseTW #カスミ


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July 12, 2022

マックスバリュ東海、2023年2月期、第1四半期、減収、増益!

ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回は、マックスバリュ東海が7月6日に公表した2023年2月期の第1四半期決算を解説します。
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売上高ですが、97.8%、営業利益は106.1%と、減収、増益のやや厳しい決算となっています。グラフにしたものがこちらですが、営業利益、経常利益、当期純利益、いずれも利益は好調です。原価が100.2%で上昇、経費は100.0%で、横ばいですが、その他営業収入ですね、これ不動産収入とか、物流収入ですが、こちらは上昇していますので、結果、営業利益も2.6%、昨年が2.4%でしたので、108.5%、率でも大幅な増益となっています。これを踏まえて通期予想ですが、売上高の方が0.0%増、それから、営業利益が-4.4%減ということで、やや厳しい予想をしています。実際に進捗率を見ても、売上高も営業利益、特に、営業利益は20.5%ですので、かなり厳しい状況で推移しているといえるかと思います。
***
さて、これを踏まえて、BS、貸借対照表ですが、自己資本比率の方が若干下がっているところが気になります。有利子負債が0ですので、自己資本比率が57.7%ということで、業界の中でも高い水準を維持しています。買掛金が上昇、現、現金ですね、こちらの方が減少ということで、負債がですね、資産よりもですね、少し上昇しているところが見て取れます。さて、一方ですね、建物及び構築物、土地、新規出店に関わる資産ですが、こちらの方は、
合計で38.7%あります。自己資本比率と比べた場合、自己資本比率の方が57.7%ありますので、十分に出店に関わる資産を賄えていますので、 財務余力は高いといえるかと思います。
***
では、これを踏まえて投資家はどう見たかということなんですが、7日、翌日の8日ですけども、株価が下がっています。売買高、オレンジは上昇です。ただ翌日、株価は上昇に転じていますので、投資家は冷静に今後の動向を見極めているといっていいのかなと思います。現状、2,652円の株価、PERは15.07倍、PBRは1.22倍ということで、ほぼ業界平均に近い水準です。従って、割高感も割安感もない株価といえるかと思います。
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以上、マックスバリュ東海の2023年2月期の第1四半期決算の結果となります。

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July 11, 2022

大黒天物産、2022年5月期、本決算、増収、減益!

ブロブ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回は、大黒天物産、7月6日に2022年5月期ですが、本決算が公表されました。これを解説したいと思います。
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売上高ですが101.2%、営業利益が99.3%と、増収、減益のやや厳しい決算です。グラフにしたものがこちらですが、営業利益は厳しかったんですが、経常利益がですね、それから、当期純利益、これは100%をクリアしています。原価が99.8%で減少、経費は101.3%で上昇ということで、経費が上昇したことが要因といえます。グラフにしたものがこちらですが、経費が上昇して、原価が減少していることが見てとれます。結果、営業利益ですが、3.8%、昨年が3.9%だったので、わずかですが、率でも減益となっています。これを踏まえて、通期予想ですが、売上高は4.7%増、営業利益は30.9%のマイナスということで、利益が厳しい予想をしています。
***
では、キャッシュフロー計算書と貸借対照表ですが、キャッシュフロー計算書、営業活動によるキャッシュフローが昨年よりも105.6%で増加しています。これを投資と財務にどう配分したかということですが、投資に92.4%、大半を配分していることが分かります。財務に関しては配分というよりも、むしろ、借入を起こしているということで、若干、借入が増えています。これが貸借対照表にどう反映したかということなんですが、自己資本比率を見ると104.0%と、財務的には安定しています。有利子負債は増えていますが、現金も増えているということで、相殺されている形になっています。一方、土地、それから建物及び構築物ですが、出店に関わる資産、こちらは合計で41.5%、自己資本比率は56.9%ありますので、自己資本比率の範囲内で出店に関わる資産が賄われているということで、余力は十分といえます。
***
では、これを投資家はどう見たかということなんですが、決算発表日は7月6日です。翌日、7日、オレンジが売買高ですが、跳ね上がって、株価も上昇しています。翌日も上昇ということで、投資家は買いとみているようです。現状、4,310円の株価、PERが14.64倍、PBRは1.29倍ということで、業界平均にほぼ近い水準といえます。従って、4,310円の株価は割高感も割安感もないといえるかと思います。
***
以上、大黒天物産の2022年5月期の本決算の結果となります。

続きは、・・https://twitter.com/PurchaseTW #大黒天物産


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July 10, 2022

アオキスーパー、2022年2月期、第1四半期決算、減収、大幅減益!

ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回は7月5日にアオキスーパーが公表した2023年2月期の第1四半期決算を取り上げます。
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結果ですが、売上高が88.7%、営業利益が0.9%ということで、減収、大幅減益の厳しい決算となっています。原価が100.7%で上昇、経費も111.2%で上昇と、ダブルで利益を圧迫したことが大きいといえます。結果、営業利益の方は0.0%、昨年の0.8%しかありませんので、率で見てもかなり厳しい決算といえます。これを踏まえて、通期予想ですが、進捗率を見ると売上高は23.1%で、ほぼ予定通り行ってるんですが、やはり、営業利益の方が厳しい状況といえます。
***
さて、BSですが、自己資本比率の方は69.9%で、昨年よりも下がっていますが、依然として高い水準です。有利子負債が0というところが自己資本比率の高さにつながっているかと思います。買掛金は上昇、現金も上昇しています。一方ですね、建物及び構築物、土地、新規出店に関わる資産ですが、合計で37.8%です。自己資本比率が69.9%ありますので、財務的な視点から見ればですね、出店力は高いといえます。
***
では、投資家は、この決算をどう見たかということなんですが、7月5日、決算発表日ですが、翌日6日、売買高が上昇して株価が急落しています。その後、横ばいになっていますので、投資家は冷静に今後の動向を見極めているといえるかと思います。現状、2,768円の株価、PERは79.91倍、PBRは0.74倍ということで、特に、PBRが低いところが気になります。結果、純資産が時価総額を上回るという逆転現象が起こってます。
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以上、アオキスーパーの7月5日に公表された2023年2月期の第1四半期決算の結果となります。

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July 09, 2022

アークス、2023年、第1四半期決算、減収減益!

ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回は7月5日にアークスが公表した2023年2月期の第1四半期決算を取り上げます。
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結果ですが、売上高が97.0%、営業利益が90.3%と減収減益の厳しい決算となっています。グラフにしたものがこちらですが、売上、営業利益、経常利益が厳しい状況です。当期純利益は100%、99.5%ですが、わずかに100%には届いていない状況です。原価が101.2%で上昇、経費は97.1%で減少ということで、原価の上昇が響いているようです。グラフにしたものがこちらですが、経費は下がっていますが、原価が上昇しています。結果、営業利益ですが、2.8%、昨年が93.2%ですので、率で見ても厳しい結果です。これを踏まえて通期予想ですが、売上高、営業利益、進捗率を見ると、ほぼ25%ですので、予想通りいっているのかなと受け取れます。
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さて 、BSですが、自己資本比率が62.3%と、98.1%、昨対ですが、やや厳しい状況です。ただし、高い水準にあるといえます。有利子負債が減少、買掛金は上昇、それから、現金が大きく増加していますので、これが自己資本比率に寄与しているかと思います。これを踏まえてですね、建物及び構築物、土地、新規出店に関わる資産ですが、合計で44.1%です。グラフにしたものはこちらですが、これが自己資本比率を62.3%の範囲内に十分収まっていますので、新規出店に関わるですね、資産を見たところ、に関してはですね、十分な出店余力は高いといえるかと思います。
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さて、これを踏まえて、株価ですけれども、投資家はどう見たかですが、決算発表があった7月5日、翌日、7月6日、売買高、オレンジが大きく上昇して、株価が急上昇しています。その後も株価ば上昇、横ばいに入っていますので、投資家は買いと見ているようです。現状、2,085円の株価、PERは10.76倍、PBRは0.71倍ということで、PBRがですね、1.00倍を下回っていますので、純資産が時価総額を上回るという逆転現象が起こっているところが気になるところです。
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以上、アークスの7月5日に公表された第1四半期決算の結果となります。

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July 08, 2022

株価速報、食品スーパー、2022年7月8日、低調!

ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回でブログは6,099号目となります。テーマですが、株価速報、食品スーパーマーケットの7月8日時点の株価の速報を取りあげます。
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この日、ベスト5ですが、大黒天物産、バローH、関西フードマーケット、リテールパートナーズ、マミーマートと続きます。全体の平均が0.3%のマイナス、先週も0.8%のマイナスですので、依然として低調な株価が続いています。ただし、日経平均は0.10%のプラス、5日移動平均も0.67%のプラスですので、短期的には上昇基調に入りつつあります。ただ、26週移動平均は依然として-1.55%ですので、厳しい状況が続いています。
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では、32社全体の株価ですが、6番目からPLANT、天満屋ストア、USMH、アクシアルリテイリング、ダイイチと続きます。12番目の北雄ラッキーまでがプラスで、13番目ですかね、ヤマザワからマイナスとなりますので、大半がマイナスということで、厳しい株価が続いていることがわかります。この日、PERとかPBRの視点で買われた、売られたのかということですが、このグリーンがワースト5を示します。黄色はすべての指標のベスト5ですが、明らかにですね、PER、PBRのグリーンが上位に来ていますので、PERとかPBRが低い企業に投資家の視線が集まったといえるかと思います。
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では、先週との個々の株価の比較ですが、前月比ではやや厳しい状況ですが、先週と比べると、大半の株価が上昇基調であることがわかります。中でも、No.1の大黒天物産が大きく伸びています。大黒天物産は決算発表がありましたので、その決算を投資家が好感したものと思われます。そこで、今週は大黒天物産を掘り下げてみたいと思います。
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こちらが大黒天物産の株価ですが、6日に決算発表がありました。本決算です。5月期のですね。翌日、株価は上昇、売買高、オレンジですが、こちらも上昇。その次の日もですね、同様な傾向ですので、投資家は積極的な買いに入ったといえそうです。現状、4,310円の株価。PERは14.64倍、PBRは1.29倍ということで、割高感も割安感もない株価水準といえます。
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以上、食品スーパーマーケットの7月8日時点の株価速報の解説となります。

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July 07, 2022

サンエー、2023年、第1四半期決算、増収増益!

ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回はサンエーが7月5日ですが、公表した2023年2月期の第1四半期決算を取り上げます。
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結果ですが、売上高が100.2%、営業利益が104.6%と、増収増益の決算となっています。グラフにしたものがこちらですが、営業利益は好調だったんですが、経常利益、当期純利益はやや厳しい結果となっています。原価が100.1%で上昇、経費も100.6%で上昇、グラフにしたものがこちらですが、両方とも上昇していますが、ダブルで利益を圧迫しています。ただ、その他営業収入、不動産収入とか、物流収入に当たりますが、こちら側は106.4%で上昇しています。結果、営業利益は5.3%、昨年が5.1%でしたので、104.3%と、率でも好決算となっています。これを踏まえて通期予想ですが、売上高は3.3%増、営業利益は21.5%増を見込んでいます。ただ、進捗率を見ると、営業利益の方は、ほぼ予想通りいっていると思うんですが、売上高の方はやや厳しい状況です。
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さて、BS、貸借対照表の方ですが、自己資本比率が76.4%と、流通業界屈指の高さ、安定的な財務を誇っています。結果ですね、昨年と比べて、若干下がっていますが、ほぼ同水準です。有利子負債がほぼゼロということで、これが自己資本率を引き上げている大きな要因です。買掛金は上昇しています。現金は減少していますが、自己資本比率自体も若干、減少ということです。さて、新規出店に関わる資産、建物及び構築物、土地ですが、合計で55.3%です。自己資本率が76.4%ですので、グラフしてみてもですね、自己資本比率が大きくオーバーしていることが分かります。従って、財務的には出店余力が十分な状況にあるといえます。
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さて、この決算を投資家はどう見たかということですが、7月5日、決算発表日ですが、その前から株価の方、売買高の方が動いていますけれども、5日時点での株価は横ばい、その後も横ばいということで、投資家は今後の動向を冷静に見極めているといるといえるかと思います。現状、4,110円の株価、PERは18.26倍、PBRは0.99倍ということですので、ほぼ業界水準に近い、若干、PBRが低い所が気になりますが、株価は 割高感も割安感もない状況といえるかと思います。
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以上、サンエーの2023年2月期の第1四半期決算の結果となります。

続きは、・・https://twitter.com/PurchaseTW #サンエー


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July 06, 2022

平和堂、2023年2月期、第1四半期、減収、大幅減益!

ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回は6月30日に平和堂が公表した2023年2月期の第1四半期決算を取り上げます。
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結果ですが、売上高が91.9%、営業利益が65.1%と減収、大幅減益の厳しい決算となっています。グラフにしたものがこちらですが、営業利益、経常利益、当期純利益、いずれも厳しい状況です。原価が99.3%で改善したんですが、経費が111.8%と大きく上昇、これが利益を圧迫した要因といえます。グラフにしたものがこちらですが、経費が大きく上昇していることが見てとれます。結果、営業利益ですが2.1%、昨年の70.8%ですので、率で見ても、大幅な減益と、厳しい決算です。これを踏まえて通期予想ですが、売上高の方が、進捗率で22.1%、営業利益の方が13.4%ということですので、特に利益が厳しい予想となっています。
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さて、貸借対照表、BSの方ですが、自己資本比率が59.1%、若干、改善しています。有利子負債は、若干上昇していますが、買掛金が減少、現金も減少しています。一方ですね、建築及び構築物、土地ですが、これは新規出店に関わる資産といえます。 合計で62.1%あります。自己資本比率は、59.1%ですので、若干、自己資本比率が下回っており、今後の成長戦略を考える上で気になるところです。
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では、この決算を投資家はどう見たかということなんですが、6月30日、前日から売買高、オレンジが上昇して、株価も上昇したんですが、決算発表後、株価は下がっています。その後、横ばいですので、投資家は今後の動向を冷静に見極めているといえそうです。現状、1,928円の株価、PERは10.87倍、PBRは0.58倍ということで、特に、PBRが1.00倍を下回るんですね。純資産が時価総額を上回るというですね、逆転現象が起こっています。したがって、株価は割安感のある水準といえるかと思います。
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以上、平和堂の2023年2月期ですが、第1四半期決算の結果となります。

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July 05, 2022

株価速報、食品スーパー、2022年7月1日、低調!

ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回でブログは6,096号目となります。テーマですが、株価速報、食品スーパーマーケット、7月1日時点を取り上げます。
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ベスト5ですが、いなげや、マックスバリュ東海、オーシャンシステム、アルビス、PLANTと続きます。平均が0.8%のマイナスですので、厳しい株価水準です。ただし、日経移動平均もですね、1.73%のマイナス、5日移動平均が2.53%のマイナス、26週移動平均も3.98%のマイナスですので、日経平均自体も厳しい株価水準といえます。
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では、今回集計した食品スーパーマーケット32社の全体像ですが、6番目からは、神戸物産、北雄ラッキー、天満屋ストア、アオキスーパー、スーパーバリューと続きます。8番目の天満屋ストアまでがプラスで、9番目のアオキスーパーからマイナスですので、株価が厳しいことがわかります。この日、PER とかPBRの視点で買われたのか、売られたのかという事ですが、黄色く色付けしたところがベスト5、このグリーンがワースト5ですが、どちらでもなさそうですので、この視点での売買はなかったといえそうです。
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さて、先週との個々の株価の比較ですが、全体的にマイナスであることがわかります。ただ、このような中でもプラス、No.1のいなげや、トーホー、イオン、アクシアルリテーリング、マミーマート、アイスコ等はプラスとなっています。そこで、今週はNo.1のいなげやを取り上げてみたいと思います。
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こちらがいなげやの株価ですが、この23日、6月23日ですが、ここから株価が上昇基調になっています。特に、これ青がボリンジャーバンドで、上値圏ですが、上値圏に届く勢いということで、投資家は買いと見ているようです。現状、1,249円の株価、PERは34.05倍、PBRは1.04倍ということで、ほぼ、業界平均に近い水準といえます。以上、まあ、そういう意味で、ですね、いなげやの株価は高くもない、低くもないということで、割高感も割安感もない状況です。
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以上、いなげやを含めてですね、食品スーパーマーケットの32社の株価速報となります。

続きは、・・https://twitter.com/PurchaseTW #株価


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July 04, 2022

新店速報、ホームセンター他、2022年5月度、8店舗!

ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回で、ブログは6,095号目となります。テーマですが新店速報、ホームセンター他の業態を取り上げます。7月1日に経済産業省が大規模小売店舗立地法に基づく新店の届け出状況を公表しました。最終が5月度ですが、ホームセンター他は8店舗となります。
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まずは、全体像ですが31店舗です。昨年が46店舗ですので、大きく失速しています。しかも、これ、グラフにしたものがこちらになりますが、先月比でも大きくダウンということで、ここへきて各業態がですね、成長戦略を見直し始めているのかなという兆候が出ています。ただし、関東、赤が5月度ですが、は伸びているということで、首都圏に集中しているのかなという見方もできます。
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8店舗、ホームセンター他の業態、全体像ですが、平均が680坪となります。この法律自体が1,000平米以上、300坪以上ですので、680坪はかなり大きな坪数となります。最大で1,606坪の 、こちらのセカンドストーリー、それから352坪、これが最小ですが、ダイレックス、ディスカウントストアとなります。
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では、別の視点から見たものがこちらになりますが、業態別に見てみますと、ホームセンターが2店舗、コーナン商事とジュンテンドーです。それから、ダイレックス、ディスカウントストアが2店舗、書店関係ですね、精文館書店と大和、ツタヤグループですね、こちら側が2店舗、その他が、これは複合業態と見ていいと思うんですが、セカンドストーリーとハードオフコーポレーション の2 店舗となります。
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以上、ホームセンター他の新店速報、最新5月度となります。

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July 03, 2022

ドラックストア、新店速報、2022年5月度、15店舗!

ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回で、ブログは6,094号目となります。テーマですが、新店速報、ドラッグストアを取り上げます。7月1日に経済産業省が大規模小売店舗立地法に基づく新店の届け出状況を公開しました。この中から、ドラッグストアに絞って取り上げますが、5月度は15店舗という結果です。
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さて、まず、全体像ですが、全体では31店舗。したがって、ドラッグストアが約半数を占めるということになります。ただし昨年は46店舗でしたので、67.4%と、失速気味です。前月比で見ても、グラフがこちらですが、大きく失速しているということで、ここへ来て、新規出店の成長戦略に各業態、異変が起こっているといえるのかと思います。ただし、関東だけは伸びてる、赤が5月度ですが、まあそういう意味では、首都圏に集中してきているという見方もできます。
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さて、ドラッグストアの15店舗の状況ですが、この法律自体が1,000平米以上ということで、約300坪になります。従って、これの平均が488坪ですので、300坪以上のドラッグストアが、ここでは対象になります。ドラッグストア自体は、これ以下の店舗も多いことから、この法律の範囲外でのですね、店舗も多く出店していますが、それを加味しても、15店舗は少ないといえるかと思います。最大の店舗が521坪ということで、こちらの方の、クスリのアオキですね。それから最小が338坪ということで、ドラッグストアモリとなります。
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さて、別の視点から見たものがこちらですが、複数店舗の出店企業です。クスリのアオキが4店舗、コスモス薬品が3店舗、ツルハが3店舗、ドラックストアモリが3店舗となります。特に、コスモス薬品、これまでは毎月10店舗前後の新規出店があったんですが、ここへ来て、3店舗と成長戦略を見直し始めているのかいうところが気になるところです。
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以上、ドラッグストアの新店速報となります。

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July 02, 2022

食品スーパー、新店速報、2022年5月度、7店舗!

ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回は、経済産業省が2022年7月1日に公表した大規模小売店舗立地法の届出状況を、最新5月度を解説します。ブログは今回で6,093号目となります。食品スーパーですが、5月度は7店舗という形で、かなり少なくなっています。
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まず、全体像ですが、全業態で31店舗、昨年が46店舗ありましたので、67.4ポイントということで厳しい状況です。前月比もですねえ、このグラフで見る通り、下がっているということで、ここ100%ラインですが、今期に入って新規出店が抑制されていることが鮮明です。ただ、そのような中でも、関東だけはですね、赤が5月度ですが、伸びているということで、関東に新店が集中してきていると、いえる状況かと思います。
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さて、食品スーパー7店舗、全体像ですが、今、出店、5月に新規届け出を出すと、新規出店は来年の1月、2月ということで、そういう意味ではですね、8ケ月後にオープンの予定ということになります。注目店舗ですが、ベルクが神奈川県ですね、厚木船子店を出店の予定です。それから、ヤオコーが加須店の出店の予定となります。
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で、複数店舗ですけれども、この4月から5月ににかけて、実は1社もないということで、それだけ食品スーパーマーケットの新規出店が抑制されているといっていい状況かと思います。
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以上、新店の届け出状況、食品スーパーマーケットの5月度、最新となります。

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July 01, 2022

ハローズ、2023年2月期、第1四半期、増収増益!

ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回は、ハローズ、2023年2月期の第1四半期決算ですが、6月28日に公表されましたので、こちらを取り上げます。
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売上高が106.0%、営業利益は109.2%と、増収、増益の好決算となっています。グラフにしたものがこちらですが、売上高に対して、営業利益、経常利益、当期純利益ともに大幅な増益ということで、好決算です。原価が100.2%で、若干上昇しています。経費も101.1%で、上昇してるんですが、営業利益の方はですね、5.4%、昨年が5.2%でしたので、率でも増益ということで、好決算となっています。これを踏まえて、通期予想ですが、売上高の方が1.6%増、営業利益が0.1%増ということで、増収増益を見込んいます。進捗率もほぼ25%ですので、予想どおり、動いているといっていいのかなと思います。
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さて、BSですが、自己資本比率が56.0%、昨年が56.5%でしたので、若干、下がっている所が気になりますが、若干ですので、大きな財務構造の変化はないと思います。有利子負債は上昇していますが、現金も上昇していると。買掛金は少し増加しているところが気になるところです。一方ですね、建物及び構築物、土地、新規出店に関わる成長に関わる資産ですが、57.8%と。で、自己資本比率の方は56%ですので、若干、自己資本比率の方がが低い所が気になるところです。
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さて、この決算を投資家はどう見たかということですが、28日ですが、売買高、オレンジは上がっています。株価は横ばい、その後も横ばいですので、投資家は今後の動向を冷静に見極めているといっていいのかなと思います。現状、株価は2,999円、PERは10.79倍、PBRは1.27倍ということで、平均よりも若干低い所が気になるところです。
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以上、ハローズの2023年2月期の1四半期決算の結果となります。

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