ヤマナカ、2023年3月期、第1四半期決算、減収、大幅減益!
ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回はヤマナカが7/25に公表した2023年3月期の第1四半期決算を解説します。
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結果ですが、売上高が89.6%、営業利益が17.8%と大幅な減収、減益の厳しい決算となっています。グラフにしたものがこちらですが、売上高に対して、営業利益、経常利益、当期純利益、ともに大幅な減益という結果です。原価は97.3%、グラフを見ても改善しているんですが、経費の方が103.1%で大きく上昇ということで、さらにですね、その他営業収入、これ、不動産収入とか物流収入、こちら側が49.1%、半減しているということで、これらが相まって、営業利益を押し下げた、影響があったということになるかと思います。結果、営業利益、率で見た場合ですが、0.4%、昨年が1.9%でしたので、率で見ても、大幅な減益と厳しい決算です。これを踏まえて通期予想ですが、売上高、営業利益、ともに収益認識に関する会計基準が適用されているためにですね、公表していません。ただ、進捗率を見ると、特に、営業利益が6.0%ですので、かなり、厳しい状況といえるかと思います。
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では、BSですが、貸借対照表の方ですけれども、自己資本比率を見ると、若干の減少ということで、財務的には大きな影響はなかったといえそうです。有利子負債の方は削減されています。ええ、それから現金及び預金の方は増加しています。それから、自己、利益剰余金ですね、こちらの方は、ほぼ横ばいということで、そういう意味ではですね、財務的な影響はP/Lほどではなかったといえます。一方ですね、建物及び構築物、土地、新規出店に関わる資産ですが、合計で52.3%あります。グラフにしたものがこちらですが、自己資本比率を見ると41.7%ですので、自己資本比率の方が若干低いということで、今後の成長戦略においてですね、財務的には気になる状況です。
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さて、投資家はこの決算をどう見たかですが、25日です。オレンジが売買高ですが、大きく上昇しています。株価は下がっています。その後も横ばいから、若干下がり気味ということで、投資家は売りと見たようです。現状702円の株価、PERは14.95倍、PBRは0.80倍ということで、かなり低い水準です。特に、PBRが1.00倍を下回るということで、純資産が時価総額を上回るという逆転現象が起こっています。
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以上、ヤマナカの2023年3月期の第1四半期決算の結果となります。
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