POS分析とID POS分析の違い、その2、頻度!
ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回はPOS分析とID-POS分析の違い、3回シリーズということで、その2、頻度を解説します。
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早速、頻度についてですが、こちら側がPOS分析とID-POS分析を示したものになります。左側がPOS分析、POSデータを示したものですね。たとえば、レシートが7件、発生したとします。1枚目は10月1日のレシートでXとYが購入されたもの。次に、2枚目のレシートは10月2日で、Xという商品が購入されたもの。3日に関してはYという商品が購入されています。4日に関してはXという商品、同様に5日はX、6日はY、7日はYという形で、ええ、商品が購入されて、レシートが発生するということがPOSデータの最大のポイントかと思います。で、この中にはですね、Xというものが4回買われたということはわかる。Yというものも4回買われたことはわかるんですが、Xという商品が何回買われたか、何回ですね、頻度、頻度という風なものをここから見るにはですね、回数はわかりますが、頻度という風な概念はここには全く存在しませんし、ここから分析することはできないと思います。
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ところがですね、ID-POSデータになりますと、顧客が特定されます。ここでは鈴木さんと佐藤さんが特定されたことになります。これによってですね、たとえば、鈴木さんは10月1日のレシートの購入者であったということが明確になって、XとYを買っていることがわかります。鈴木さんが次に買ったのは10月3日になるわけですが、この時、Yを買っています。さらに、鈴木さんは10月5日にも購入、この時にXを買っています。これで鈴木さんはXの商品を2回購入したということで、このXとこのXは鈴木さんが購入したということで、頻度2ということが明確になったわけです。さらに、鈴木さんは10月6日に、今度はYという商品を購入しています。Yを鈴木さんは1日と、それから3日とですね、それから6日に購入していますから、3回購入していることがわかります。したがって、このYとこのYとこのYは鈴木さんであることが分かって、これで頻度が3回だということが分析できるわけです。さらに、佐藤さんに関しては2日にX、それから、4日にX、それから7日にYを購入していますので、Xを2回買っている。このXとこのXは佐藤さんが購入したということが明確になっています。したがって、佐藤さんはXの商品を2回購入したということで、ここで頻度が分析できるということになります。Yは1回ですから、佐藤さんに関しては頻度が発生していません。こういう形でPOS分析とID-POS分析の大きな違いのひとつはですね、顧客が特定され、IDがユニーク顧客、ユニーク客数としてですね、認識されることによって、頻度という風なものが算出できる、把握できるというところが、大きな違いということになります。
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以上です。
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