POS分析とID POS分析の違い、その1、ID客数とARPU!
ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回は3回シリーズになりますが、POS分析とID-POS分析の違いについて解説します。その1、1回目はID客数とARPUにつての解説です。
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こちら側がPOS分析とID-POS分析の違いを示したものですが、POS分析では一般的に売上高を客数と客単価に分けて分析すると、いうことになります。で、客数はレシート枚数のことですね。客単価はバスケット金額のこととなります。じゃあ、これがID-POS分析になるとどう違ってくるかということなんですが、ポイントは客数にあります。
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この客数を2つに分解するというのがID-POS分析の大きな特徴です。まず1つはID客数、ユニーク客数ですね。これをまず分解してゆきます。で、これと頻度ですね。もうひとつは頻度になるわけですが、この頻度に分解すると。したがって、客数はID客数と頻度を掛けたものになるわけですが、ID-POS分析ではID客数を外してですね、で、頻度と分けるというのがポイントです。で、客単価はそのままです。ただし、ID客数、ID-POS分析ではこのまま分析に使ってもいいんですが、これをですね、ARPU(アープ)という形で統合してゆくところがもう一つのポイントです。
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ARPUはAverage Revenue Per Userの略で、このような形で頻度と客単価を掛けたものになります。バスケット頻度といってもいいんですが、したがって、ある一定期間における顧客1人あたりの売上金額ということで、1回あたりの客単価にその顧客の頻度が掛かるという形で、ARPUというのが構成されます。まあ、したがって、POS分析とID-POS分析の違いは、ID客数が独立して、頻度という風なものを客数から分かれたものですが、これが客単価と掛かってARPUという形で統合されるというところが大きなポイントです。
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参考にですが、ええ、これを数表にしたものがこちらになります。商品A、B、C、D、Eと5つ商品を参考に見ています。で、ここがID客数、ここがARPUという形になります。で、さらにですね、ID客数を時間軸でQ1、Q2と、第1四半期、第2四半期ですが、年間を4回に分けて集計をしています。同様にARPUに関してもQ1、Q2、第1四半期、第2四半期からの、ええ、4つのですね、期間に分けて集計しているという形です。
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ここの部分をグラフ化したものがこちらになりますが、横軸がID客数、縦軸がARPUという 形です。掛けた数字は売上高になっています。したがって、この面積が売上高になるということになります。こう見ると、Dという商品ですね、これがID客数が一番多くですね、顧客からの、ええ、たくさんの顧客を、から支持されている商品だということが見てとれます。一方、AはARPUが一番高いということで、ええ、ARPUが一番高い商品だということで、客単価と頻度掛けたこの指標が最高、最大の商品。したがって、これは対照的な商品といえます。
Bは中間的ですね。で、Eはどちらかいえば、ID客数は少ないんですが、ARPUが高い商品です。Cはどちらも、どちらも低いということで、商品の位置づけがID-POS分析で、こういう形で明確になるというところが大きなポイントです。
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以上です。
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