スーパーマーケット販売統計調査、生鮮・惣菜、2022年8月度、低調!
ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回でブログは6,178号目となります。テーマですが、食品スーパーマーケットの8月度の販売統計調査ということで、こちらを解説します。この調査は全国スーパーマーケット協会、日本スーパーマーケット協会、オール日本スーパーマーケット協会の食品スーパーマーケットの業界3団体が公表している270社、8,347店舗の集計結果となります。
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結果ですが、8月度は98.0%ということで、前月が、7月度ですが100.1%ですので、厳しい状況であったということになります。ここではその1として、生鮮と惣菜に絞ってですね、取り上げます。
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さて、キーワードですが、3つです。お盆時期の帰省客、人流変化による来客数動向という風なものが業績に影響を与えたそうです。それから買上数量が減ということで、これは緊急事態宣言からの反動があったそうです。それから買上点数なのか、価格なのかというと、買上点数が減少して、価格が上昇したというところが様々な部門に影響しているということだそうです。
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では、早速、生鮮・惣菜を見てゆきたいと思いますが、全体はいま見た通り98%、既存店です。青果に関してはDIが5.1%のマイナスということで、やや不調です。既存店98.6%ですから、平均よりも上回っていますが、100%は下回ったという状況です。やはり、緊急事態宣言下だった前年に比べですね、客数減の影響が大きかったと。たまねぎは高騰が続いているんですが、これは好調だったそうです。好調な部門かなりありまして、トマトの他、オクラ、生姜など夏野菜、涼味野菜ですね、これも好調だったそうです。ただ、キャベツやレタスなど葉物類、キュウリやナス、これは伸び悩んだそうです。カットフルーツは好調だったと。スイカやメロン、これも、桃も含めてですね、好調だったそうです。ただし、輸入果実は不振だということで、あと、お盆の花ですね、これは回復した店舗が多かったそうです。
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水産ですが、DIはかなり不調ということで、厳しい状況です。既存店も94.0%ということで、平均を下回っています。サーモンなど輸入魚の価格上昇が続いて、販売に苦心する状況が続いているそうです。あと、家庭内食事需要が減少した影響も刺身類、特にマグロ類が不振だったそうです。ただ、土用丑の日、二の丑ですが、こちらも好調だったと。それから塩干類もやはり、点数減が響いていると。あさりの産地偽装問題がまだ影響しているそうで、貝類も厳しい状況が続いているそうです。
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畜産ですが、不調ということで、生鮮3品の中でも一番厳しい部門です。95.5%ということで、やはり、平均を下回っています。家庭内食事需要の低迷や外食機会の増加などが全体の買上点数減に響いているそうです。で、牛肉、ステーキ類、これが好調だったそうですが、国産、輸入、ええ、こちらは不振だったそうです。豚肉も不振、それから鶏肉も動きが悪かったと。さらに、ハム、加工などの加工食品ですね、こちらの方も伸び悩んだそうです。
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最後、惣菜ですが、一転して、やや好調ということで、既存店も101.0%とプラスに転じています。お盆商戦ですが、帰省客のプラス効果があったということで、オードブルや寿司類が回復したそうです。米飯類の動きも良かったそうです。それから調理油の値上げ、これらが天ぷら、唐揚げ、それからコロッケ、揚げ物類ですね、それから中華惣菜、これらが逆に好調に推移したと。それから土用丑の日ですね、二の丑ですが、これも好調だったそうです。それから、サラダ、涼味麺などの涼味商材ですね、おつまみの需要も堅調だったそうです。原材料や資材の値上げが相次いでいるということで、メニューや量目の変更に追われたという店舗が多かったそうです。
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以上です。
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