アークス、決算短信の解説、2023年2月期、第2四半期、株価下落!
ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回はアークスが10月14日に公表した2023年2月期の第2四半期決算の決算短信を解説します。決算短信は、この表紙2枚がポイントでして、P/L、BSに加えて投資家目線ということで、配当、予想、株式等が公開されています。
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早速、P/Lの方ですが、売上高、営業利益ですが、今期から収益認識に関する会計基準が適用されたためにですね、増減率は記載しておりませんということだそうです。ただ、単純に昨年と比較してみますと、減収減益のようです。投資家目線ということで、EPS、1株当たりの四半期純利益ですが、98円35銭です。昨年が106円05銭ですので、下がっているところが気になります。EPSはEarnings Per Shareの略でPERの基礎となる指標の一つです。株価をEPSで割っても、時価総額を当期純利益で割ってもPERを求めることができます。したがって、PERとEPSが分かっていれば、理論的に株価水準を計算で求めることも可能です。
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BSの方ですが、総資産、純資産、割った自己資本比率です。62.0%ということで、昨年とほぼ同水準です。
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さて、投資目線ということで、配当ですが、第2四半期末、期末、合計です。合計が昨年57円、今期予想が57円ですので、大きな変化はありません。
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さて、これを踏まえて通期予想ですが、こちらも収益認識に関する会計基準が適用されているために、増減率は記載しておりませんということです。ただ、進捗率を計算すると、49.96%、46.60%ということで、若干ですが、下回っているところが気になるところです。EPSの方ですが、193円73銭です。先ほどの第2四半期の数字を単純に2倍すると、196円70銭となりますので、ほぼ、同水準で推移していると見ていいかと思います。
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さて、株式ですけれども、期中、自己株式、期末が公開されています。期末の数字を見ると、57,649,868株ということですので、昨年と全く同じ数字ですので、変化はありません。
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これを踏まえて、投資家はこの決算をどう見たかということですが、決算発表があった14日、翌17日の営業日ですが、売買高、オレンジは大きく跳ね上がって、株価は下がっています。ただ、その後、ほぼ横ばいで推移してますので、投資家は今後の動向を冷静に見極めているといって良さそうです。現状、1,965円の株価、PERは10.12培、PBRは0.66倍ですので、PBRがですね、1.00倍を下回るという厳しい状況です。したがって、割安感のある株価水準といえるかと思います。
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以上、アークスの2023年2月期の第2四半期決算の決算短信の解説となります。
続きは、・・https://twitter.com/PurchaseTW #アークス
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