マツキヨココカラ&カンパニー、決算短信の解説、2023年3月、第2四半期、増収増益!
ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回は、マツキヨコカラ&カンパニーが11月14日に公表した2023年3月期の第2四半期決算の決算短信を解説します。決算短信は、この表紙2枚がポイントでして、P/L、BSに加えて、投資家目線ということで配当、予想、株式等が公開されています。
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早速、P/Lの方ですが、売上高が67.9%増、営業利益が81.5%増ということで、大幅な増収増益を見込んでいます。結果となっています。これはココカラファインとの経営統合があったのですね、その数字が上乗せされて、昨年と比べると、大きく上昇しているというのが状況かと思います。1株当たりの四半期純利益、EPSの方ですが、131.07円ということで、こちらも昨年と比べて大きく増加しています。EPSはEarnings Per Shareの略で、PERの基礎となる指標の一つです。株価をEPSで割ってもですね、時価総額を当期純利益で割っても、PERを求めることができます。したがって、PERとEPSが予測できればですね、株価を理論的に算出することが可能となります。
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BSの方ですが、総資産、純資産、割った自己資本比率です。70.4%ということで、安定した高い水準です。昨年よりも若干、増加(?減少)しています。1株当たりの純資産、BPSの方ですが、3,360.63円ということで、こちらも増加しています。BPSはBook value Per Shareの略で、PBRの基礎と指標の1つです。株価をBPSで割っても、時価総額を純資産で割ってもですね、PBRを求めることができます。したがって、PBRとBPSが予測できればですね、株価を理論的に算出することが可能となります。
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配当の方ですが、第2四半期末、期末、合計です。合計を見ると、昨年が70円、今期予想が80円ですので、10円増配の予想です。
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これを踏まえて通期予想ですが、売上高が30.1%増、営業利益が40.7%増ということで、こちらも大幅な増収増益を見込んでいます。進捗率を見ても48.96%、49.00%ですので、ほぼ、予想通り進んでいるのかなというふうに見て取れます。1株当たりの当期純利益、EPSの方ですが、269.86円という予想です。これは先ほどの131.07円が第2四半期の結果ですので、単純に2倍すると、262.14円となります。したがってですね、それよりも高い水準ということで、予想が高い予想となっています。
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さて、株式の方ですけれども、期中、自己株式、期末です。期末を見ると142,966,710株ということで、これ、昨年と同じ株式数です。したがって、変動はありません。
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これを踏まえて、投資家はこの決算をどう見たかということですが、14日の翌日、売買高が跳ね上がって、株価も上昇しています。その後も、株価が上昇していますので、投資家は買いと見ているといえます。現状、5,670円の株価、PERは21.01倍、PBRは1.69倍ということで、ほぼ業界水準に近い結果となっています。したがって、5,670円の現状の株価は割安感も割高感もない水準といえるかと思います。
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以上、マツキヨココカラ&カンパニーの2023年3月期の第2四半期決算の決算短信の解説となります。
続きは、・・https://twitter.com/PurchaseTW #マツキヨ
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