マミーマート、決算短信の解説、2022年9月期、本決算!
ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回はマミーマートが11月11日に公開した2022年9月期の本決算の決算短信を解説します。決算短信は、この表紙2枚がポイントでして、P/L、BS、キャッシュフロー計算書に加えてですね、投資家目線ということで、配当、予想、株式等が公開されています。
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早速、P/Lの方ですが、今回からですね、収益認識に関する会計基準が適用されているために、増減率は記載していませんということだそうですので、営業収益は、増減率は示していません。営業利益の方だけですが、16.6%のマイナスということで、若干、厳しい結果になっています。EPS、投資家目線ということでは、1株当たりの当期純利益ですが、321.65円ということで、昨年よりもですね、下がっているところが気になります。EPSはEarnings Per Shareの略で、PERの基礎となる指標の一つです。株価をEPSで割っても、時価総額を当期純利益で割ってもですね、PERを求めることができます。したがって、PERと、PERとですね、それからEPSの予測ができればですね、株価を理論的に算出することも可能です。
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BSの方ですが、総資産、純資産、割った自己資本比率です。52.6%ということで、昨年よりも増加していますので、安定しています。1株当たり純資産、BPSの方ですが、3,010.06円ということで、昨年よりも、こちらも増加していますので、安定しています。BPSはBook value Per Shareの略で、PBRの基礎となる指標の一つです。株価をBPSで割ってもですね、時価総額を純資産で割っても、PBRを求めることができます。したがって、PBRとBPSが予測できれば、株価を理論的に算出することが可能です。
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キャッシュフロー計算書ですが、営業活動によるキャッシュフロー、投資活動によるキャッシュフロー、財務活動によるキャッシュフローが示されています。ポイントは、投資、成長戦略にどのくらいキャッシュを振り向けたかということですが、28億3,300万円ということで、昨年よりも大きく増加していますので、積極的な成長戦略にキャッシュを振り向けていることが見て取れます。結果、現預金の方も、方はですね、こちらの方は減少していますが、成長戦略の方にシフトしているということで、積極的なキャッシュの使い方といえるかと思います。
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配当の方ですが、第2四半期末、期末、合計です。3年間の推移が見られますが、60円、65円、そして、来期予想が56円ということですので、若干、来期が減ってるところが気になるところです。
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これを踏まえて、通期予想ですが、営業収益は1.0%増、営業利益は13.5%減ということで、増収、減益を予想しています。1株当たりの当期純利益ですが、281.94円という予想です。先ほどの本決算が321.65円ですので、こちらも減少しているところが気になるところです。
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株式の方ですけども、期中、自己株式、期末が公開されています。期末を見ると、10,796,793株ということで、昨年と全く同じ株式数ですので、変動はありません。
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これを踏まえてですね、投資家はこの決算をどう見たかということですが、ここが11日になりますが、売買高が跳ね上がって、株価は横ばいとなっています。その後も見る必要があるかと思うんですが、投資家は冷静に動向を見極めているといえそうです。現状、2,156円の株価、PERは8.19倍、PBRは0.73倍ということで、どちらも低い水準ですが、特にPBRがですね、1.00倍を下回るということで、割安感のある株価水準といえるかと思います。
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以上、マミーマートの2022年9月期の本決算の決算短信の解説となります。
続きは、・・https://twitter.com/PurchaseTW #マミーマート
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