オークワ、決算短信の解説、2023年2月期、第3四半期決算、減収減益!
ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回はオークワが12月27日に公開した2023年2月期の第3四半期決算の決算短信を解説します。いよいよ、食品スーパーマーケット業界も2月期のですね、第3四半期決算の公表が始まりました。決算短信は、この表紙2枚がポイントでして、P/L、BSに加えて、投資家目線ということで、配当、予想、株式等が公開されています。
***
早速、P/Lの方ですが、営業収益、こちらの方はですね、収益認識に関する会計基準が適用されているために、昨年との比較は明示していないということだそうです。ただ、単純に比較すると、減収なのかなと、営業利益の方ですが、60.6%のマイナスということで、かなり厳しい結果となっています。したがって、減収減益のかなり厳しい決算といえるのが、今期特徴といえるかと思います。さて、投資家目線ということでは、1株当たりの四半期純利益、EPSの方ですが、18.12円です。こちらも大きく減少しています。EPSはEarnings Per Shareの略で、PERの基礎となる指標の1つです。株価をEPSで割ってもですね、時価総額を当期純利益で割っても、PERを求めることができます。したがって、EPSとPERが予想できればですね、株価を理論的に算出することが可能となります。
***
BSの方ですが、総資産、純資産、割った自己資本比率です。57.2%ということで、こちらも昨年よりも減少していますので、気になる結果です。
***
配当の方ですが、第2四半期末、期末、合計が公開されています。合計を見ると、昨年が26円、今期予想が26円ですので、配当に変化はありません。
***
これを踏まえて、通期予想ですが、営業収益、こちらも収益認識に関する会計基準が適用されているために、明示はされていません。営業利益が29.3%のマイナスということで、減益をですね、予想しています。進捗率を計算してみると、営業収益の方はほぼ75%弱ですが、営業利益の方がですね、36.49%ということで大きく下回っていると。第3四半期の水準をですね、気になるところです。EPSの方ですが、25.07円です。先ほどの第3四半期の結果が18.12円でしたので、3分の4倍してみると、24.16円となります。したがってですね、ほぼ同じ水準で進捗しているといえるかと思います。
***
株式の方ですが、期中、自己株式、期末です。期末の結果を見ると、45,237,297株ということで、昨年と全く同じ株式数です。したがって、変化はありません。
***
さて、これを踏まえて投資家は、この決算をどう見たかということですが、こちらが、ここがですね、決算発表日です。この後をですね、見ないと何ともいえませんが、投資家は冷静に今後の動向を見極めているといえるのかなと思います。現状、933円の株価、PERは37.20倍ということで、高い水準です。ただ、PBRが0.52倍ということで、1.00倍を下回るということで、気になる水準です。したがって、933円の株価は割安感のある株価といえるかと思います。
***
以上、オークワが12月27日に公表した2023年2月期の第3四半期決算の決算短信の解説となります。
続きは、・・https://twitter.com/PurchaseTW #オークワ
━━━━━━ お知らせ! ━━━━━━━━━━━━━━━
New! ダイヤモンド・リテールメディアに、youtube、コラボ投稿!
*パットわかる最新情報、決算短信を詳しく解説!!
1.週間!食品スーパーマーケット最新情報:まぐまぐ!
2.facebookに「食品スーパーマーケット最新情報」グループ創設_4,222人
*投稿記事:オペレーションズリサーチ学会へ投稿
3.YouTubeスタート、チャネル登録はこちら!
« 平和堂、決算短信の解説、2023年2月期、第3四半期決算、減収減益! | Main | 株価速報、食品ス―パー、2022年12月30日、低調! »
« 平和堂、決算短信の解説、2023年2月期、第3四半期決算、減収減益! | Main | 株価速報、食品ス―パー、2022年12月30日、低調! »
Comments