CPI&家計調査データ、日配・グロサリー、2022年10月!
ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回は日配とグロサリー絞って、CPI、消費者物価指数と家計調査データですね、こちらを比較検討してみたいと思います。データは最新の10月度を使って解説したいと思います。
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まず、消費者物価指数、CPIですけども、総合指数が3.7%の上昇。それから、日銀とか政府がですね、目標にしている生鮮食品を除く総合指数ですが、こちらは3.6%。目標値が2.0%ですから、大きく上昇していることが見てとれます。大分類で見たものが、こちらになりますが、食料は107.1%。今回は、ここから、日配とですね、グロサリーに絞って取り上げます。伸びているのは、伸びてるというか、上昇しているのは、光熱・水道119.7%、家具・家事用品108.7%。これらが物価を押し上げていることが見てとれます。
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さて、ここから日配とグロサリーに絞った項目の比較になってきますが、乳卵類ですね、3.1%ということで、大きな伸びではありません。ただ、チーズは19.0%という形で、上昇していることが見てとれます。輸入品ですので、円安等の影響もあるのかなと伺えます。家計調査のデータは99%ですから、この乳卵類に関しては、ほとんど伸びてはいないと。気になるのは、この170%の粉ミルクで、粉ミルクは、大きく消費が上昇しています。穀類ですが、8.2%。ここは上昇率が高いです。特に、値上げのあった小麦粉とか、食パンですね。18.2%、14.2%で大きく伸びています。消費の方も109%、107%、全体でも106%ですので、消費の方も、これに伴って伸びているという状況かと思います。
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油脂・調味料ですが、8.2%。ここも伸び率が高いです。特に食用油の35.6%、マヨネーズの19.0%、マーガリンの16.3%、カレールウの11.3%と、軒並み、ここは10%以上の値上げがあった項目が含まれたものといえるかと思います。ただ、消費の方は103%という形で、やはり、値上げの影響が消費を少し抑え気味になっているのかなというところが見てとれます。菓子類、6.6%、こちらも高い上昇率です。スナック菓子16.1%、まんじゅう12.0%、チョコレート10.0%という形で、いずれも10%以上のCPIの上昇率です。110%の家計調査という形が出ていますので、菓子類に関しては消費の方も旺盛だということが見てとれるかと思います。
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飲料ですが、3.2%。ここは大きな伸びはありません。消費額も101%ということです。コーヒーの7.3%、炭酸飲料の6.4%等が大きな伸びとなっています。最後、酒類ですが、5.0%ということで、ここも少し伸び率が高い項目です。発泡酒・ビール風アルコール飲料が8.8%、チューハイカクテルが7.2%という結果です。消費の方がですね、かなり厳しい状況で92%とマイナスとなっています。ただし、清酒の方はですね、113%。ここは大きく伸びていることが見てとれます。
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以上、消費者物価指数、CPIとですね、家計調査データの日配とグロサリーに絞った解説となります。
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