スーパーマーケット、販売統計調査、2022年11月度、その1、生鮮・惣菜!
ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回は、スーパーマーケットの販売統計調査、その1、生鮮と惣菜を解説します。最新の2022年11月度となります。
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この販売統計調査は、全国スーパーマーケット協会、日本スーパーマーケット協会、オール日本スーパーマーケット協会の業界3団体が全国の270社、8,360店舗の食品スーパーマーケットの販売の統計を毎月公表してるんですが、そのうちの最新、12月21日に公表されたデータとなります。ここでは生鮮3品と惣菜に絞って取り上げます。青果ですが、101.6%、全体平均が102.0%ですので、やや、伸び悩んでいます。水産、98.8%、厳しい状況です。畜産と惣菜は好調ということで、平均を上回る、特に惣菜は104.6%で、全部門の中でも一番伸び率の高い部門といえます。
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では、早速、青果から見ていきたいと思いますが、DIは4.0、やや好調です。中旬頃まで相場高、その後、相場安ということで、目まぐるしく相場が変わったそうです。ただ、結果として、買上点数が増加が見られたということで、好調な店舗が多かったそうです。土物類は、一方でですね、前年から相場安になっているということで、伸び悩んだそうです。国産果物類、これは、概ね供給が安定したということで、りんごや梨とか、好調に推移したそうです。
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水産ですが、一番厳しかった部門で、DIは-8.9、やや不調です。燃料費、飼料、養殖飼料ですね、これが高騰しているので、相場高が続いていると。価格上昇になって、不調な店舗が多かったそうです。刺身で、養殖業を中心に、やはり仕入れ価格が高騰していることで、厳しかったそうです。塩干類では、家飲み需要が落ち着きが見られたということで、価格高騰も加わって、こちらも厳しかったそうです。全体的に水産は厳しい状況になったと。
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畜産ですが、DIは5.7、やや好調です。前年より気温が低く推移したということが寄与してですね、鍋物類、鍋物用の商材の動きが良かったそうです。ただ、一方でですね、原価高騰によって利益は圧迫されているという店舗が多かったそうです。
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最後、惣菜ですが、DIは15.0、好調です。調理油の値上げの影響があったということで、これがですね、家庭では油がうまく、高くて買えないというところがあって、天ぷら、唐揚げ粉や、コロッケなど、揚げ物類を中心に好調だったそうです。ただですね、行楽需要、イベント再開、通勤再開、これらが寄与して夕方以降の需要回復によって、米飯類の動きも良かったそうです。一方でですね、家飲み需要が落ち着きが見られたということで、つまみ類の惣菜は伸び悩みの傾向があったそうです。他の部門でも同様ですが、原材料や包装材の値上げ、これが利益を圧迫し始めているということで、そういうことも多かったそうです。
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以上、生鮮と惣菜に絞った食品スーパーマーケットの販売統計調査、最新、11月度となります。
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