アオキスーパー、決算短信の解説、2023年2月期、第3四半期決算!
ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回は、1月5日にアオキスーパーが公表した2023年2月期の第3四半期決算の決算短信の解説をします。決算短信は、この表紙2枚がポイントでして、P/L、BSに加えて、投資家目線ということで、配当、予想、株式等が公開されています。
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早速、P/Lの方ですが、営業収益、営業利益ともにですね、収益認識に関する会計基準が適用されているために、増減率は記載しておりません、ということだそうです。ただ、単純に比較すると、減収、赤字決算ということで、厳しい決算結果となっています。1株当たりの純利益、EPSの方も、結果、マイナスということで厳しい結果です。EPSは、Earnings Per Shareの基礎となる指標の1つです。株価をEPSで割っても、時価総額を当期純利益で割っても、PERを求めることができます。したがって、PERとEPSが予測できれば、株価を理論的に算出することが可能となります。
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BSの方ですが、総資産、純資産、割った自己資本比率です。69.0%ということで、昨年よりも下がっているところが気になりますが、非常に高い水準です。業界平均と比べても、高い水準といえですね、財務が安定していることが見て取れます。
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配当の方ですが、第1四半期末、期末、合計が公開されています。合計を見ると、昨年が60円、今期予想が60円ですので、配当に変化はありません。
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これを踏まえて、通期予想ですが、営業収益、営業利益ともに収益認識に関する会計基準が適用される、されているために上限率は記載しておりません、ということだそうです。ただ、進捗率は計算できますので、72.98%、黒字転換ということで、今期黒字転換の予想となっています。EPS、1株当たりの当期純利益の方ですが、先ほどの第3四半期はマイナスでしたので、計算はできないんですが、34.64円ということで、黒字転換という結果と、結果を予想しています。さて、
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発行済み株式数ですけれども、期中、自己株式、期末が公開されています。期末を見ると625万株ということで、昨年と全く同じ株式数ですので、変化はありません。
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さて、これを踏まえて投資家は、この決算をどう見たかということですが、1月5日、ここにあたりますが、株価は横ばいとなっています。今後の推移を見ないと何ともいえませんが、投資家は今後の動向を冷静に見極めているといえるのかなと思います。現状、株価は2,248円、PERは64.90倍、PBRは0.61倍ということで、特に、PBRがですね、1.00倍を下回るということで、気になる水準です。したがって、株価は、割安感のある水準といえるかと思います。ちなみに、時価総額は140億円強になっています。
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以上、アオキスーパーが1月5日に公表した2023年、2月期の第3四半期決算の決算短信の解説となります。
続きは、・・https://twitter.com/PurchaseTW #アオキスーパー
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