ライフコーポレーション、決算短信の解説、2023年2月期、第3四半期、減益!
ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回はライフコーポレーションが1月11日に公表した2023年2月期の第3四半期決算の決算短信の解説をします。決算短信はこの表紙2枚がポイントでして、P/L、BSに加えて、投資家目線ということで、配当、予想、株式等が公開されています。
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早速、P/Lの方ですが、営業収益は今期から収益認識に関する会計基準が適用されているために、増減率は記載しておりません、ということだそうです。営業利益の方ですが、31.2%の減ということで、営業収益の方も単純に比較すると減収となっていますので、減収、減益のかなり厳しい決算といえます。EPSの方ですが、1株当たり四半期純利益、205.93円ということで、こちらも大幅に減少しています。EPSはEarnings Per Shareの略で、PERの基礎となる指標の1つです。株価をEPSで割っても、時価総額を当期純利益で割っても、PERを求めることができます。したがって、PERとEPSが予想できれば、株価を理論的に算出することが可能となります。
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BSの方ですが、総資産、純資産、割った自己資本比率です。41.0%ということで、昨年よりも、増加していますので、財務は若干改善されています。1株当たりの純資産、BPSですが、2,487.70円、こちらも昨年より改善しています。BPSはBook value Per Shareの略で、PBRの基礎となる指標の1つです。株価をBPSで割っても、時価総額を純資産で割っても、PBRを求めることができます。したがって、EPS同様にですね、PBRとBPSが予想できれば、株価を理論的に算出することが可能となります。
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さて、配当の方ですが、第2四半期末、期末、合計です。合計を見ると、昨年が70円、今期予想も70円ですので、配当に変化はありません。
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これを踏まえて通期予想ですが、営業収益は、先ほど同様ですね、収益認識に関する会計基準が適用されているために、増減率は記載しておりません、ということだそうです。営業利益の方ですが、25.9%減と、減益の予想です。ただ、進捗率を計算すると、74.54%、79.76%ということで、営業利益の方がですね、かなり予想よりも上回っているという状況です。1株当たりの当期純利益、EPSの方ですが、245.36円です。先ほどの第3四半期が205.93円ですので、単純に3分の4倍すると、274.57円となります。したがって、若干低いところが気になるところです。
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株式の方ですが、こちらですね、期中、自己株式、期末が公開されています。期末を見ると、49,450,800株ということで、これ、昨年と全く同じ株式数です。したがって、変化はありません。
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これを踏まえて、投資家は、この決算をどう見たかということですが、1月11日、翌12日ですが、売買高、オレンジが跳ね上がって、株価、赤、こちらも大きく跳ね上がっています。ボリンジャーバンドの上値圏に届く勢いということで、投資家は積極的な買いと見ているといえます。現状、2,769円の株価、PERは11.29倍、PBRは1.11倍ですので、業界平均と比べると、若干低いところが気になります。したがって、株価は、割安感のある水準といえるかと思います。
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以上、ライフコーポレーションが1月11日に公表した2023年2月期の第3四半期決算の決算短信の解説となります。
続きは、・・https://twitter.com/PurchaseTW #ライフコーポレーション
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