イズミ、決算短信の解説、2023年2月期、第3四半期、減益!
ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回は、イズミが1月10日に公表した2023年2月期の第3四半期決算の決算短信を解説します。決算短信は、この表紙2枚がポイントでして、P/L、BSに加えて、投資家目線ということで、配当、予想、株式等が公開されています。
***
早速、P/Lの方ですが、今期から収益認識に関する会計基準が適用されたために、増減率は記載しておりません、ということですので、営業収益、営業利益ともに増減が記載しておりません。ただし、単純に比較してみると、減収、減益かなというふうにとれるかと思います。EPS、1株当たりの当期純利益ですが、213.52円です。昨年よりも、若干、減少しているところが気になるところです。EPSはEarnings Per Shareの略で、PERの基礎となる指標の一つです。株価をEPSで割っても、時価総額を当期純利益で割っても、PERを求めることができます。したがって、PERとEPSが予想できれば、株価を理論的に算出することが可能となります。
***
BSの方ですが、総資産、純資産、割った自己資本比率です。53.5%ということで、昨年よりも、若干、増加していますので、財務は安定しています。
***
配当の方ですが、第2四半期末、期末、合計が公開されています。合計を見ると、昨年が86円、今期予想も86円ですので、変化はありません。
***
これを踏まえて、通期予想ですが、営業収益、営業利益ともに収益認識に関する会計基準が適用されているために、増減率は記載しておりません、ということだそうです。ただ、進捗率を見ると、73.51%、68.10%ですので、特に営業利益の方が、進捗率が低いところが気になります。1株当たりの当期純利益、EPSの方ですが、292.40円です。先ほどの第3四半期が213.52円ですので、単純に4/3倍してみると、284.69円となります。したがって、進捗が進んでいない、若干ですね、進んでいないところが気になるところです。
***
株式の方ですけれども、期中、自己株式、期末が公開されています。期末を見ると、71,665,200株ということで、昨年と全く同じ株式数です。したがって、変化はありません。
***
これを踏まえて、投資家は、この決算をどう見たかということですが、1月10日、決算発表日、翌11日、オレンジ、売買高が跳ね上がって、株価は横ばいです。その後も横ばいとなっていますので、投資家は今後の動向を冷静に見極めているといえるかと思います。現状、株価は2,845円、PERは9.73倍、PBRは0.79倍ということで、特にPBRが1.00倍を下回るということで、割安感のある株価となっているといえるかと思います。
***
以上、1月10日にイズミが公表した2023年2月期の第3四半期決算の決算短信の解説となります。
続きは、・・https://twitter.com/PurchaseTW #イズミ
━━━━━━ お知らせ! ━━━━━━━━━━━━━━━
New! ダイヤモンド・リテールメディアに、youtube、コラボ投稿!
*パットわかる最新情報、決算短信を詳しく解説!!
1.週間!食品スーパーマーケット最新情報:まぐまぐ!
2.facebookに「食品スーパーマーケット最新情報」グループ創設_4,235人
*投稿記事:オペレーションズリサーチ学会へ投稿
3.YouTubeスタート、チャネル登録はこちら!
« コンビニ、百貨店、売上速報、2022年12月度! | Main | 株価速報、食品スーパーマーケット、2023年1月20日、微増! »
« コンビニ、百貨店、売上速報、2022年12月度! | Main | 株価速報、食品スーパーマーケット、2023年1月20日、微増! »
Comments