関西フードマーケット、決算短信の解説、2023年3月期、第3四半期決算!
ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回は、関西フードマーケットが2月3日に公表した2023年3月期の第3四半期決算の決算短信を解説します。決算短信は、この表紙2枚がポイントでして、P/L、BSに加えて、配当、予想、株式等が公開されています。
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早速、P/Lの方ですが、売上高、営業利益ともにですね、今期からイズミヤと阪急オアイスが関西スーパーマーケットと合併して、関西フードマーケットという会社になりましたので、比較が難しいということで、公開していないということだそうです。ただ、単純に数字を比較してみると、増収増益という結果となっているかと思います。EPS、1株当りの四半期純利益ですが、48.52円です。こちらは大幅に減少しているということで、気になるところです。
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BSの方ですが、総資産、純資産、割った自己資本比率です。39.6%ということで、こちらの方は、も減少しているので気になるところです。
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EPSの方ですけれども、Earnings Per Shareの略となります。PERの基礎となる数字の1つで、株価をEPSで割っても、時価総額を当期純利益で割ってもですね、PERを求めることができます。従って、PERとEPSが予想できれば、株価を理論的に算出することが可能となります。
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配当の方ですが、第2四半期末、期末、合計が公開されています。合計を見ると、昨年が18円、今期予想が18円ですので、変化はありません。
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これを踏まえて、通期予想ですが、売上高は31.9%増、営業利益が12.0%増ということで、大幅な増収増益を予想しています。ただし、進捗率を計算すると75.52%、70.76%ですので、営業利益の方が若干、進捗率に届いていないのかなというところが気になります。1株当たりの当期純利益、EPSの方ですが、39.34円です。これ、先ほど第3四半期が48.52円となりますので、単純に4/3培倍してみると、64.69円となります。従って、こちらを大幅に上回ってくる可能性が高いのかなと思います。
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株式の方ですが、期中、自己株式、期末が公開されています。期末を見ると、63,858,804株ということで、昨年と全く同じ株式数です。従って、変化はありません。
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さて、これを踏まえて、投資家は、この決算をどう見たかということですが、こちらが株価ですけれども、決算発表があった2月3日、ここのところになりますが、株式がですね、ここですね、売買高、オレンジが跳ね上がって株価の方は横ばいの流れになっているかと思います。従って、投資家は今後の動向を冷静に見極めているのかなと思います。現状、1,281円の株価、PERは32.63倍、PBRは1.14倍ということで、ほぼ、業界平均に近い水準ですので、割高感も割安感もない株価水準といえるかと思います。
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以上、関西フードマーケットの2023年3月期の第3四半期決算、決算短信の解説となります。
続きは、・・https://twitter.com/PurchaseTW #関西フードマーケット
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