頻度って何?
ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回は、頻度って何?っていうことで、頻度について解説をします。
***
頻度ですが、頻度という風なものは、POS分析からは見えない指標で、ID-POS分析になって、初めて、表面化というか、視覚化されるというか、認識される指標になります。ID-POS分析のKPIの一番重要な指標です。POS分析では、売上げを分解すると、客数と客単価という形で、2つに分解できるわけです。これがID-POS分析になりますと、客数の中からID数とユニーク客数ですね、これが分離されますので、同時に、それが、何回購入したかということで、頻度が一緒に生じてくるということで、客数が分解されることが、ID-POS分析のIDを基本とした分析の一番のポイントになります。で、この時、これ、掛け算で表せますので、ID数と頻度というものは表裏一体です。当然、あの、客数が分解されるわけですから、客数=ですね、ID客数×頻度になりますので、これは表裏一体であることが見て取れるかと思います。こういう形で頻度というものが、IDがしっかりと認識されて、初めて、出てくると、世の中に登場するというところが、ID、プラス、頻度という形になります。一方ですね、この頻度という風なものが認識できるとですね、今までの客単価という風なものとかけて、新しいID-POS分析の指標を作ることが可能です。客単価×頻度という、これ統合することになるわけですが、ARPUといっています。Average Revenue Per Userといっていますね。客単価に頻度がかかりますから、バスケット頻度という風に表現してもいいかと思います。
***
これ小売業界では、まだメジャーではないんですが、実は、ゲーム会社とかですね、携帯電話会社とか、通販とか、ECとか、IT企業では、もうメジャーな指標で、しかも、世界でも活用されているKPIの一つとなっています。ドコモなんか、あるいは、ソフトバンクの孫さんとか、決算、決算会計、決算のですね、発表の時ですね、この時に、ソフトバンクのARPUはっていう形で、ARPUが、もうすでに決算書の中にKPIで、組み込まれているということもありますね。それだけメジャーな指標になっています。小売業では、まだまだ、メジャーではありません。そういう意味で、頻度という風なものは、客数から分解されて、ID-POS分析特有の、IDが基本となった場合に発生するKPI、指標なんだということがポイントです。それは分解されることと、統合されることと、両方の指標を作ることが可能だということです。
***
さて、参考にですが、こちらにある商品の頻度について図式化したもの、視覚化したものが、こちらになります。これは何をやってるかということなんですが、この商品Aというものは、平均頻度は1.5回です。で、顧客の数は年間で558名です。この方を公示したと。で、これを頻度別に顧客1人1人をですね、ここ558人いるわけですけども、頻度をグラフ化してみるとですね、赤のところが頻度1回の顧客です。何人いたかというと、437名ですから、78、約80%となります。一方、青のところは、2回以上の頻度の顧客、ここが2回、3回という形で、頻度が増えていくわけですが、121名、ここにいます。ここの数を数えるとですね、従って、22%、約20%となります。で、これが合計されて平均化されると1.5回になるという、商品Aという形の頻度になるわけです。で、頻度が、こういう形で、わかるとですね、実は、マーチャンダイジング政策を真っ二つに分けることが可能となります。下の赤、ここが80%、約ですね、ここの頻度1.0回の顧客に対して働きかけるポイント、これは先ほどの分解したID客数と頻度と客数、これを使っていきます。すなわち、0の頻度の方を1にするという形で、ID客数が非常に重要なポイントになるという形です。一方、この青のところは、今度は統合された指標という形で、ARPUを使います。これは、客単価の高い顧客ですね、この方の頻度を引き上げるというところが、売上げに直結するテーマになってきますので、こういう形で青と赤に分けて、頻度という風なものを実践活用するというところが、大きなポイントになります。
***
以上です。
続きは、・・https://twitter.com/PurchaseTW #頻度
━━━━━━ お知らせ! ━━━━━━━━━━━━━━━
New! ダイヤモンド・リテールメディアに、youtube、コラボ投稿!
*パットわかる最新情報、決算短信を詳しく解説!!
1.週間!食品スーパーマーケット最新情報:まぐまぐ!
2.facebookに「食品スーパーマーケット最新情報」グループ創設_4,291人
*投稿記事:オペレーションズリサーチ学会へ投稿
3.YouTubeスタート、チャネル登録はこちら!
« ウォルマート、決算解説、2023年1月期、第4四半期、堅調! | Main | アインH、決算短信の解説、2023年4月期、第3四半期決算! »
« ウォルマート、決算解説、2023年1月期、第4四半期、堅調! | Main | アインH、決算短信の解説、2023年4月期、第3四半期決算! »
Comments