ホームデポ、決算短信の解説、2023年1月期、第4四半期、堅調!
ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回は、ホームデポが、2月21日に公表した2023年1月期の第4四半期決算、本決算の決算短信の解説をします。
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こちらがホームデポの決算短信となりますが、コメントが出ていまして、社長、CEOのTed Decker氏ですね。2022年、会計年度ということで、ホームデポイントでは、新たな記録的な年となったということで、チャレンジングで、ダイナミックな環境で成功されたといっています。特に、この年、今期ですね、継続的なインフレ、世界的なサプライチェーンの混乱、労働市場の逼迫等があったと。その中でも、アソシエイト、従業員ですね、が、顧客への絶え間ないですね、ビジネスを実施してくれたということで、従業員に対しての感謝を述べています。
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さて、こちらがP/Lですけれども、3ヶ月と、それから年間を掲載しています。3ケ月で見ると、0.32%増、売上高ということで、やや厳しい、この直近では数字となっています。一方、年間で見ると、4.14%ということで、約20兆円の規模となりますが、堅調です。原価を計算するとですね、66.47%ということで、結果、粗利は33.53%となります。かなり高い水準です。経費の方、18.26%ということで、経費は、低いということで、ウォルマート並みの経費といっていいかと思います。従って、差し引き、営業利益は15.28%ということで、高い水準です。ホームセンター業態ですので、粗利がかなり厚くですね、経費が低いということで、利益を出してるという結果となっているかと思います。
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BSの方ですけども、Total asetsで、総資産が約10兆円の規模となります。現預金を計算してみますと、ここのキャッシュのところですが、約3,500億円、3.61%の対総資産となります。従って、さほど厚くはないといえるかと思います。土地、建物ですが、新規出店に関わる資産ですが、33.53%です。一方、負債の方ですが、有利負債、リースも含めてですが、計算すると、64.28%ということで、かなり高い水準です。従って、純資産を計算すると、わずか2.05%、しかも、昨年はマイナスであったということで、かなり厳しい財務状況であることが見て取れます。
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キャッシュフロー計算書の方ですが、営業活動によるキャッシュフローがですね、約2兆円の規模となっています。これを投資と財務、どう配分したかということですが、投資に21.49%、財務に75.22%ということですので、財務に厚く配分していることが見てとれます。従って、投資が少しですね、逼迫してるという状況で、まずは、財務改善を最優先している決算だったということが見て取れます。その中でも、配当に関しては、53.30%ということで、配当が厚いのも特徴です。期首と期末の現金ですが、特に、期末は18.87%ということで、こちらが現金となります。
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さて、この決算を投資家は、どう見たかということですが、こちらがKabutanから見たものになりますが、ここが決算の2月21日時点の株価となります。売買高が大きく跳ね上がって、株価が急落しています。その後も、横ばい、さらに下がる傾向ということで、投資家は、この決算を見てですね、売りと見たようです。かなり厳しい目を向けているといえます。現状、289.43ドルの株価、約3万、4万円前後ということになるかと思います。PERは17.3倍、やや低い水準です。PBRは先程見たように、純資産が異常値ですので、PBRの方も異常値になっています。従って、PERから見ると、割安感のある株価水準になっているかといえるかと思います。
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以上、ホームデポのですね、2023年1月期の本決算の決算短信の解説となります。
続きは、・・https://twitter.com/PurchaseTW #ホームデポ
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