決算短信の解説、ヤマザワ、2024年2月期、第1四半期、減収、大幅減益!
ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回は、ヤマザワが7月12日に公表した2024年2月期の第1四半期決算の決算短信を解説をします。決算短信は、この表紙2枚がポイントでして、P/L、BSに加えて、投資家目線ということで、配当、予想、株式等が公開されています。
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早速、P/Lから見ていきますが、売上高が1.5%減、営業利益が74.9%減ということで、減収、大幅減益の厳しい決算となっています。ただ、四半期純利益は、特別利益等が計上されたようで、大きく増加しています。従って、1株当たりの四半期純利益、EPSは昨年と比べて大きく増加、62.82円となっています。
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BSの方ですが、総資産、純資産、割った自己資本比率です。53.0%ということで、こちらは昨年とほぼ同じ水準です。
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配当の方ですが、第2四半期末、期末、合計が公開されています。合計を見ると、昨年が27円、今期予想が27円ですので、変化はありません。
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これを踏まえて、通期予想ですが、売上高が3.6%増、営業利益が8.5%減ということで、増収減益を予想しています。進捗率を計算すると、23.81%、12.00%ですので、特に、営業利益の方の進捗が進んでないのが気になるところです。1株当たりの四半期純利益、EPSの方ですが、14.69円です。先ほどの第1四半期が62.82円でしたので、単純に4倍すると251.28円、ちょっと、異常値となってしまいます。従って、かなり厳しい1株当たりの当期純利益の予想といえます。
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株式の方ですが、期中、自己株式、期末が公開されています。期末を見ると、10,960,825株ということで、昨年と全く同じ株式数です。従って、変化はありません。
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さて、これを踏まえて、投資家は、この決算をどう見たかということなんですが、決算発表日、12日、翌営業日、13日ですが、売買高、オレンジが跳ね上がっていますが、株価は下がっています。その後も下がるということで、投資家は売りと見ているようです。現状、1,250円の株価、PERは異常値、84.12倍、PBRは0.46倍ということで、1.00倍を下回るということで、割安感のある株価水準といえるかと思います。
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以上、7月12日にヤマザワが公表した2024年2月期の第1四半期決算の決算短信の解説となります。
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