決算短信の解説、イオン北海道、2024年2月期、第1四半期、増収減益!
ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回は、イオン北海道が7月12日に公表した2024年2月期の第1四半期決算の決算短信を解説します。決算短信は、この表紙2枚がポイントでして、P/L、BSに加えて、投資家目線ということで、配当、予想、株式等が公開されています。
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早速、P/Lから見ていきますが、売上高が3.0%増、営業利益が6.6%減ということで、増収、減益のやや厳しい決算となっています。1株当たりの四半期純利益、EPSの方ですが、8.20円ということで、昨年よりも減少しているところが気になるところです。
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BSの方ですが、総資産、純資産、割った自己資本比率です。43.1%ということで、こちらも昨年よりも減少しているところが気になるところです。BPS、1株当たりの純資産ですが、477.55円です。こちらも昨年よりも減少しているところが気になるところです。
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配当の方ですが、第2四半期末、期末、合計が公開されています。合計を見ると、昨年が12円、今期予想も12円ですので、変化はありません。
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これを踏まえて、通期予想ですが、売上高が4.3%増、営業利益は5.4%増と、増収増益の予想となっています。ただ、進捗率を計算すると、24.11%、19.59%ですので、営業利益の方の進捗が低いところが気になるところです。1株当たりの当期純利益、EPSの方ですが、34.49円です。先ほどの第1四半期が8.20円ですので、単純に4倍すると、32.80円となります。従って、進捗率が若干、低いのかなと、予想が高すぎるのか、若干、高いのかというところが気になるところです。
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株式の方ですが、期中、自己株式、期末が公開されています。期末を見ると、139,422,084株と、かなり株式発行枚数が多いのが気になりますが、昨年と全く同じ株式数ですので、変化はありません。
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これを踏まえて、投資家は、この決算をどう見たかということですが、12日、決算発表日、翌営業日、13日ですが、売買高、オレンジが跳ね上がっていますが、株価は下がっています。その後も横ばいということですので、投資家は今後の動向を冷静に見極めているといえそうです。現状、845円の株価、PERは24.50倍、PBRは1.77倍ということで、ほぼ、業界平均に近い水準ですので、割高感も割安感もない株価水準といえるかと思います。
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以上、7月12日にイオン北海道が公表した2024年2月期の第1四半期決算の決算短信の解説となります。
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