食品ス―パーマーケット、販売統計調査、2023年8月度、その1、生鮮と惣菜!
ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回は、スーパーマーケットの販売統計調査ということで、その1、生鮮と惣菜の最新、2023年8月度を解説します。
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この販売統計調査は、全国スーパーマーケット協会、日本スーパーマーケット協会、オール日本スーパーマーケット協会の食品スーパーマーケットの業界3団体が共同で調査した結果を毎月公表しているものとなります。全国で270社、8,377店舗の食品スーパーマーケットが対象となっています。今回は、生鮮と惣菜ということですので、ここの部分を取り上げます。
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まず、全体ですが、104.7%ということで、好調ですね。の売上が、であったということになるかと思います。ただ、生鮮3品に関しては、青果が102.1、水産が103.5、畜産が101.7ということで、いずれも平均を下回るということで、やや厳しい生鮮3品でした。これに対して、惣菜の方は105.9%ということで、平均を大きく上回るということで、全体を牽引したといっていいかと思います。
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キーワードが出ていまして、帰省客の増加によるお盆商材が好調だったそうです。それから、猛暑、続いているということで、涼味商材とか惣菜が好調だそうです。それから、値上げ、やはり、これも引き続き続いているということで、単価増、点数減の状況だったそうです。では、細かく見ていきます。
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まずは青果の方ですが、DIは5.8、やや好調です。102.1%という結果となっています。相場高が続いているということで、単価上昇がむしろプラスに左右しているということで、青果の全体を少し引っ張っているそうです。気温が高く推移ということで、トマト、きゅうり、サラダ関連が好調だそうです。
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また、夏野菜も好調に推移しているそうです。一方、果物の方ですが、秋の果物を中心に好調だったそうです。また、カットフルーツとかバナナとかキウイ、これは引き続き好調ということで、比較的堅調に推移した8月度といえるかと思います。
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水産ですが、DIは6.5で、やや、好調です。103.5%ということで、若干、平均を下回っていますが、堅調な売上の推移といえます。引き続き、価格は高止まりだそうです。マグロ、カツオなどの刺身類が好調で、うなぎも好調だったそうです。また、塩干類も好調をキープしているということで、これらが水産を申し上げている要因だそうです。
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畜産ですが、DIはマイナスの0.3ということで、やや不調です。売上もですね、101.7%で、平均も大きく下回るということで、厳しい結果となっています。相場高、これが継続しているということで、豚肉とか鶏肉にシフトしている。ただ、牛肉はですね、お盆の時のみは売れたそうです。加工肉、これは値上げの影響があって、不振で、利益が出にくい状況が続いているそうです。
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最後、惣菜ですが、16.2、好調です。売上も105.9%で平均を大きく上回っています。気温が高かったということで、サラダ関連、冷やし麺類、焼き鳥の動きが良かったそうです。それから、家庭での電気ガス代が高騰しているということで、あと、猛暑が加わってですね、コロッケなど、揚げ物等が好調だったそうです。それから、昼食、夕食需要の回復が見られたということで、米飯類の動きも良かったということで、全体的に惣菜は好調だったそうです。
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以上、食品スーパーマーケットの販売統計調査の解説、その1、生鮮と惣菜となります。
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