食品スーパーマーケット、AIによる決算解説シリーズ_10:イズミ!
イズミ:2024年2月期、第2四半期決算_決算短信:10/10
当四半期決算に関する定性的情報
文中における将来に関する事項は、当第2四半期の末日現在において当社グループが判断したものです。
経営成績に関する説明
当第2四半期におけるわが国経済は、民間消費、設備投資など国内需要を中心に緩やかに成長してきました。新型コロナウイルス感染症が「5類感染症」へ移行したことから社会・経済活動の正常化が一段と進展し、コロナ禍で落ち込んだ対面型サービス消費やオケージョン需要の本格的な回復がみられました。しかし、資源価格の高騰は一服した一方、再び円安基調が強まるなど企業業績を圧迫するとともに、生活必需品の値上げは高水準で継続しており、小売業界の動向は依然として見通しにくい状況が継続しています。
このような状況の下、当社グループは、経営理念「社員が誇りと喜びを感じ、地域とお客さまの生活に貢献し続ける」に基づき、「暮らしやすく、人口が増えるまちづくり」に長期的視点で取り組むことを掲げ、第二次中期経営計画にて定めた戦略を推進してきました。2021年4月に策定した第二次中期経営計画は、公表後、新型コロナウイルス感染症拡大による人流動向への影響の長期化、並びに急激なエネルギーコストの高騰や消費者物価の急上昇について想定を大きく上回って変化してきました。こうした急激な環境変化に対し、最適な対応を実施するため、戦略および計画数値をアップデートしました。
成長戦略では、出店計画を絞り込み、既存店活性化投資とM&A・アライアンスによる新たな事業領域の拡大へと振り向ける投資アロケーションの変更を行い、オーガニック成長+インオーガニックな成長による長期ビジョン実現を目指すとしており、これらにスピーディーに対応するための組織体制強化を図ることで、一段と推進力を高めました。5月には、株式会社マルヨシセンターとの資本業務提携契約に基づき、四国地域における商品仕入や物流及びシステム統合の実施を決定しました。これにより、2024年2月を目途に四国地域における業務プロセスの効率化、コスト削減を実現するとともに、迅速かつ正確な物流・配送体制を整備することで、お客さまへのサービス品質を高めてまいります。
また、「サステナビリティ基本方針」に基づき、環境KPI達成に向けた取り組みを着実に進めてきました。なお、その状況等の詳細につきましては弊社サステナビリティサイトをご参照ください。
サステナビリティサイト
https://www.izumi.co.jp/sustainability/
主力の小売事業においては、新型コロナウイルス感染症の「5類感染症」への移行に伴い、消費者の社会・経済活動が活発化する強い動きがみられました。このような状況の下、外出・旅行・季節歳時などのオケージョン消費への回帰に対して、お客さまの個々の消費行動の変化に即対応した品揃え・サービス提供態勢に大きく舵を切って事業を推進しました。一方、電気料金、食料品・日用品を中心とした値上がりに対し、高付加価値の商品・サービス提供に努めるとともに、値ごろ感を重視した品揃えを強化することで、二極分化する消費嗜好に対応してきました。また、仕入れ条件を見直すとともに、商品ロス管理を徹底することで売上原価の低減に努めました。また、高止まりする電力料金などの費用低減を図るべく、全社的取り組みとして電力使用量の削減を図る一方で、新規出店ならびに、消費の回復局面入り
により投資効果を得やすくなったことを念頭に既存店のリニューアル投資を強力に推進してきました。
AIの要約
・日本経済は国内需要により緩やかに成長。新型コロナウイルス感染症の移行で社会
・経済活動が正常化し、対面型サービス消費やオケージョン需要が回復。
・しかし、資源価格や円安、生活必需品の値上げなどで企業業績や小売業界の見通しが厳しくなる。
・当社グループは経営理念に基づき、第二次中期経営計画の戦略を推進。環境変化に対応するため、戦略と計画数値をアップデート。
・成長戦略では、出店計画を絞り込み、既存店活性化投資とM&A・アライアンスによる事業領域の拡大を図る。四国地域での資本業務提携契約を締結。
・サステナビリティ基本方針に基づき、環境KPI達成に向けた取り組みを進める。
・小売事業では、オケージョン消費への回帰に対応するとともに、値上がりに対抗する品揃えやコスト削減を強化。新規出店と既存店のリニューアル投資を推進。
キーワード
・国内需要
・新型コロナウイルス感染症
・資源価格
・円安
・生活必需品
・第二次中期経営計画
・成長戦略
・M&A・アライアンス
・四国地域
・サステナビリティ基本方針
・環境KPI
・オケージョン消費
・値上がり
・コスト削減
・リニューアル投資 ・小売事業
主力の小売事業においては、新型コロナウイルス感染症の「5類感染症」への移行に伴い、消費者の抑制意識に一段の緩和がみられました。このような状況の下、外出・旅行・季節歳時などのオケージョン消費への回帰に対して、お客さまの個々の消費行動の変化に即対応した品揃え・サービス提供態勢に大きく舵を切って事業を推進しました。一方、電気料金、食料品・日用品を中心とした値上がりに対し、高付加価値の商品・サービス提供に努めるとともに、値ごろ感を重視した品揃えを強化することで、二極分化する消費嗜好に対応してきました。
AIの要約
・新型コロナウイルス感染症の状況が緩和されたことで、消費者の外出・旅行・季節歳時などのオケージョン消費が回復した。
・お客さまの消費行動の変化に対応するために、品揃え・サービス提供態勢を変更した。
・電気料金や食料品・日用品の値上がりに対抗するために、高付加価値の商品・サービスと値ごろ感のある品揃えを提供した。
・二極分化する消費嗜好に対応するために、事業を推進した。
キーワード
・新型コロナウイルス感染症
・オケージョン消費
・品揃え・サービス提供態勢
・高付加価値の商品・サービス
・二極分化する消費嗜好
商品面では、お客さまの多様なニーズに対応しさらに店舗付加価値を高めていくため、惣菜・生鮮加工品の自社製造ブランド「zehi(ぜひ)」に新たな4つのシリーズを誕生させ、幅広いライフスタイルのお客さまにより魅力的で楽しい売場・商品の提供を開始し、食分野の充実を図りました。このたび、誕生から1周年を記念し、新たに「premium(プ
レミアム)」、「season(シーズン)」、「balance(バランス)」、「trend(トレンド)」を加え、上質志向・健康志向などお客さまの多様なニーズに対応する品揃えを拡充しました。なお、「zehi」の売上の一部をこども食堂支援のために寄付する取り組みやトレーの素材変更によるCO ₂ 削減活動など、持続可能な社会の実現に貢献すべく取り組みました。また、株式会社アダストリアと協業し昨年9月に立ち上げた衣料品のオリジナルブランド「SHUCA(シュカ)」では、4月より夏の新商品を続々と投入しました。
AIの要約
・自社製造ブランド「zehi」に4つの新シリーズを追加し、食分野の充実を図る
・「zehi」の売上の一部をこども食堂支援やCO ₂ 削減活動に寄付する
・衣料品のオリジナルブランド「SHUCA」に夏の新商品を投入する
キーワード
・「zehi」
・「premium」、「season」、「balance」、「trend」
・こども食堂支援
・CO ₂ 削減活動
・「SHUCA」
・夏の新商品
店舗面では、6月には旧「ゆめタウン祇園」の建て替えにより「ゆめテラス祇園(広島市安佐南区)」の2階食品館を先行オープンしました(無印良品やフードコートなどを展開する3階フロアは2023年秋オープン予定)。「『日々の豊かさ、憩い、集い』を生み出せる地域の人々にとって誇らしい場所」をコンセプトに、日々の生活を支え、利便性を重視し、地域とのつながりを大切にする店舗を目指します。また、7月には大型商業施設「ゆめタウン飯塚(福岡県飯塚市)」をオープンしました。コンセプトを「待ち遠しいMIRAIを創ろう」とし、地域の方々が集い、交流する開放的で明るい吹き抜けをはじめ、各フロアの特性に合わせたユニバーサルデザイン、飯塚市初のシネマコンプレックスや最新のデジタル技術を取り入れた次世代型テーマパークを導入し、新たな出会いと体験、地域の MIRAI が生まれる交流拠点を目指します。一方、既存店では大規模リニューアルを実施しました。4月には「ゆめタウン八代(熊本県八代市)」において、ポスト・コロナを見据えた広域集客力の強化を図るべく、有力テナントへの入れ替えを図るとともに食分野の店舗競争力を高めました。また、同じく4月に「ゆめタウン行橋(福岡県行橋市)」において、「studio CLIP ゆめタウン行橋店」を開業しました。これは、昨年9月に株式会社アダストリアと締結したライフスタイルブランド「studio CLIP」業態における業務提携及び商品売買等に関する基本契約に基づくフランチャイズ第1号店であり、ライフスタイル分野の改革をさらに一歩前に進めました。これらの取り組みに対して販売動向は、お客さまの個々の消費行動の変化に即対応した品揃え・サービス提供態勢の強化による諸施策の遂行に加え、外出・旅行・季節歳時などのオケージョン消費への回帰が追い風となり、大型商業施設「ゆめタウン」をはじめ各業態それぞれへの来店頻度の増加とともに販売動向は好調に推移しました。春先には、コロナ禍において苦戦を強いられた直営ライフスタイル売場やアパレル・飲食専門店テナントへの集客回復により前年同期を大きく上回って販売が伸長しました。スポーツ・お出かけ需要の高まりからスニーカーやキャリーケースなどの半耐久消費財の買い替え需要とみられる動きもみられました。
AIの要約
・「ゆめタウン祇園」の建て替えにより「ゆめテラス祇園」の食品館を先行オープンし、地域の生活とつながりを重視する店舗を目指す
・「ゆめタウン飯塚」をオープンし、地域のMIRAIを創る交流拠点となるように各種施設やデジタル技術を導入する
・既存店では「ゆめタウン八代」と「ゆめタウン行橋」で大規模リニューアルを実施し、広域集客力とライフスタイル分野の改革を図る
・販売動向は、品揃え・サービスの強化とオケージョン消費の回帰により好調に推移し、コロナ禍で苦戦した分野や半耐久消費財の買い替え需要も伸長する
キーワード
・ゆめタウン
・MIRAI
・リニューアル
・販売動向
・半耐久消費財
また、食料品では供給サイドによる国内販売価格の値上げが引き続き継続していることから、お客さまの生活を守るため価格訴求型の商品を投入し販売は好調に推移しました。一方、高付加価値商品については、一層品質を高め相対的な値ごろ感を感じるとともに、幅広い選択肢に応えていくべく商品開発に努め、自社製造ブランド「zehi」の新商品や、生活スタイルの変化による時短・簡便・即食商品などが着実に支持されてきました。夏場に入り、「5類」移行に伴う人流回復とともに好天にも恵まれ、直営衣料品やテナントのアパレル専門店、生活雑貨においては日焼け止め等のシーズン化粧品などが大幅に伸長しました。また、夏祭りや花火大会などのイベント参加への需要が強まったことで浴衣や水着なども好調に推移しました。お盆期間には、台風の影響を受けたものの、都市部からの帰省されたお客さまの活発な動向により大型商業施設「ゆめタウン」への来店が増加し、お土産品、寿司・オードブル、フードコート・レストラン街などを中心に利用が増え、消費行動の変化に即対応した品揃え・サービス提供態勢に大きく舵を切った施策が増収に寄与しました。
AIの要約
・食料品では、値上げに対抗して価格訴求型と高付加価値商品の両方を販売
・夏場には、人流回復とイベント需要で衣料品や化粧品などが伸長
・お盆期間には、帰省客の増加で「ゆめタウン」の利用が増え、品揃えとサービスの改善が増収に貢献
キーワード
・食料品
・価格訴求型
・高付加価値商品
・「zehi」
・「5類」
・衣料品
・化粧品
・イベント
・「ゆめタウン」
・帰省客
・増収
これらの結果、当第2四半期における当社の既存店売上高(テナント専門店を含む)は前年同期比で5.2%増(「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号)等適用前の数値)、同様にテナント専門店を除く直営ベースでは4.1%増(同)となりました。コスト面では、仕入れ条件を見直すとともに、商品ロス管理を徹底することで売上原価の低減に努めました。また、高止まりする電力料金などの費用低減を図るべく、全社的取り組みとして電力使用量の削減を図る一方で、新規出店並びに、消費の回復局面入りにより投資効果を得やすくなったことを念頭に既存店のリニューアル投資を強力に推進してきました。これらの結果、営業収益は224,971百万円(前年同期比4.1%増)、営業利益は12,524百万円(前年同期比5.7%減)となりました。
AIの要約
・当社の既存店売上高は前年同期比で5.2%増、直営ベースでは4.1%増となった
・コスト面では、仕入れ条件の見直しや商品ロス管理の徹底により売上原価を低減した
・電力使用量の削減と既存店のリニューアル投資を全社的に推進した
・営業収益は224,971百万円で4.1%増、営業利益は12,524百万円で5.7%減となった
キーワード
・既存店売上高
・売上原価
・電力使用量
・リニューアル投資
・営業収益
・営業利益
━━━━━━ お知らせ! ━━━━━━━━━━━━━━━
New! 新刊です!
BayoLinkSで実践するベイジアンネットワーク
*第5章_ベイジアンネットワークでID-POSデータから顧客行動を分析するを執筆しています。
決算短信_決算短信2023リリース
no+eはじめました!
*有料、無料コンテンツ、続々投稿!
1.ダイヤモンド・リテールメディアに、youtube、コラボ投稿!
*パットわかる最新情報、決算短信を詳しく解説!!
2.週間!食品スーパーマーケット最新情報:まぐまぐ!
3.facebookに「食品スーパーマーケット最新情報」グループ創設_5,145人
*投稿記事:オペレーションズリサーチ学会へ投稿
4.YouTube、チャネル登録はこちら!
5.twwiterはこちら!
« 食品スーパーマーケット、AIによる決算解説シリーズ_09:アクシアルリテイリング! | Main | 食品スーパーマーケット、AIによる決算解説シリーズ_11:いなげや! »
« 食品スーパーマーケット、AIによる決算解説シリーズ_09:アクシアルリテイリング! | Main | 食品スーパーマーケット、AIによる決算解説シリーズ_11:いなげや! »
Comments