DXの現状_2024、優秀賞:セブン&アイH!
経済産業省が実施した今年度、平成5年度のSuperーDX コンテストの優秀賞を受賞したセブン&アイ ホールディングスのプレゼン内容です。結果は、以下の通りです。
(1)ビジネス部門<優秀賞>
・Cloudpick Japan 株式会社 ~ウォークスルー型無人デジタル店舗~
・株式会社DATAFLUCT ~自動需要予測プラットフォーム「Perswell」~
・株式会社KURANDO ~倉庫内の業務データの管理をデジタル化する「Logimeter」~
(2)アイデア部門<優秀賞>
・株式会社セブン&アイ・ホールディングス ~店舗業務をデジタル化する万能アプリケーション~
以下、セブン&アイ ホールディングスのプレゼン内容です。
プレゼン当日の発表内容の抜粋:
AI-KATA(相方)のコンセプトは小売従業員の業務を効率化する相方になることです。AI-KATA(相方)は、スーパーマーケットの店舗業務で、特に負荷の高い売価変更作業を効率化するアプリです。通称、売変作業と言いますが、一般的にはデジタルプライスカードやセルフサイネージなど、こう自動で価格を切り替えるものもありますが、AI-KATA(相方)は特徴は導入しやすいことです。
そもそも売変作業なんですが、これは 特売やメーカーの価格変更などの理由で従業員さんが古い価格の値札から新しい価格の値札に取り換える作業のことを言います。この売変作業ですが、時間がとてもかかり、ミスが発生しているということです。デイリー、とあるスーパーマーケットのデイリー 部門において、1日約500商品、3時間かかってます。早朝から開店までに行わなければいけない、とても負荷の高い作業です。で、負荷の高いために月に売価ミスも39件発生しています。この作業は新人からベテランまで行う作業ですが、どうしてもヒューマンエラーが発生しやすいです。
では業務の流れです。まずは、新しい値札を差し替えていきます。その後、手で持っている端末で商品のバーコードを読み取って端末に表示された販売価格と値札の価格を目検でチェックして、チェックした結果を紙の作業表にチェックして、終了です。この作業を500商品繰り返していきます。では、この後、AI-KATA(相方)を導入した後の姿になります。業務の流れは値札の変更するところは変わりません。この後、スマホで一気に複数商品、売価チェックしていきます。チェックした結果は、即座にタブレットの作業表に自動反映されるので、されます。AI-KATA(相方)を導入すると、スキャンの負荷を軽減でき、自動でチェックするのでミスが発生しません。
私たちが大切にしていることお伝えします。私たちは現場中心設計を大切にしています。現場を理解するために、まずは業務の見学ヒアリングを実施します。先ほどの売価チェックアプリですと、頂いた意見から素早くアプリを作り、素早くテストを実施します。で、当初は、今、使っている端末の方が 早いよとか、操作数が多すぎるよ、というような意見をいただき、私も何度も店舗に通い足しげなく通って、アプリの改良を繰り返すことで、先ほどの複数商品を一気に、え スキャンする機能ですとか、え、限りなく操作数を少なくしたUIを作り上げることができました。その結果、店員さんからは、アプリのおかげで売価ミスが発見できたとか、店長さんやトレーナーさんからも明日からもすぐに使いたいというような声をいただくまでにアプリを磨き上げることができました。しかしながら課題解決のためには、このようなテクノロジーや製品を導入するだけではなくて、オペレーションも変える必要があると思ってます。現場の真の課題や期待値に寄り添うために、本部も広く巻き込み、共に育てることで真の課題解決になると思っています。
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