ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回は、頻度って何?というシリーズになるんですが、まずは、バナナの頻度という形で、え、生鮮食品の中でも最も頻度が高いと言われてる商品ですね、このバナナの頻度を、え、解説することを通じてですね、商品の頻度って何なんだっていう、頻度の本質に迫ってみたいと思います。
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早速、バナナの頻度を図解したものを、こちらで見ていますが、この上の図ですね、これがバナナ、約1万6,000人の、え、購入顧客ですね。このバナナを買った購入顧客のバナナの頻度をグラフ化したものが上の図になります。見方ですが、この赤ですね、赤が年間1回しかバナナを購入しない顧客、これをZ顧客と言ってますが、え、この顧客が、これだけいるという形です。
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これ端からですね、1人、2人って、数えていって、最後、1万6,000人になるんですが、1万6,000人の、え、顧客の頻度、バナナの購入顧客ですが、全て集計したものとなっています。このオレンジ、何かというと、年間2回、B顧客になるんですが、年間2回購入した顧客です。この顧客は、大体、このくらい、どのくらいいるかというですね、ここに集計をしてあるんですが、先ほどのZ顧客が48%、1万6,000人の内のほぼ半分がですね、年間1回、バナナを購入して、二度とバナナを購入しなかったという、顧客になります。
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このオレンジ、年間2回ですが、17%ぐらいになります。で、このグリーンは3回以上の、え、いわゆる、リピーターになるんですけども、これちょっと2つに分けてまして、ここに回数がありますが、平均5.5回ぐらい購入する顧客を、ま、A顧客と呼んでいます。それから、平均25.9回ですね、購入する顧客を、S顧客と呼んでいまして、A顧客以上の顧客なんですが、ここ、2つに分けて、ここでは集計していますが、ま、グリーンがこういう形になります。
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そうすると、このグリーンのですね、A顧客が、え、30%から、S顧客が、え、5%という結果となっています。バナナ、え、非常に頻度が高い商品のように見られますが、確かに頻度が高いんですが、その中身を分析してみますと、1万6,000人は、こういう内訳になると。ま、え、50%が大体、年間1回しか購入しないZ顧客で占められているというのが、実態です。
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実は、これバナナだけではなくて、食品スーパーマーケットには約10万、え、1万ですね、1万を超える商品が日々並んでいますけども、どの商品を分析しても、こういうロングテールの波形で、約50%前後ですね、年間1回しか購入しない商品というのがスーパーマーケットの生鮮食品においても、実態と言えます。
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で、これをですね、さらに深掘りしたものが下になるんですが、これ何やってるかって言うと、同じZ顧客がですね、店には何回来てるのかっていう形で、バナナの購入頻度ごとの店舗への来店頻度という形で、こちらを集計しています。そうするとですね、バナナを1回しか購入しないZ顧客の中に、1回しか店に来ない方もいれば、年間、500回以上来る方もいるという形で、もうまちまちなんですね。バナナは確かに1回でも、店には頻繁に来てる方も、え、時々来る方も含めて、混在してるというのが実態です。
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これB顧客、年間2回、バナナを購入する顧客だけで、店に来る来店頻度を見たものがこちらですが、ま、全く同じ波形であります。これ拡大すると、ほぼ、相似形、フラクタルですね、いう形になってる。これ3回、4回、5回になっても、全く同様です。したがって、バナナの購入頻度と店の来店頻度は無関係だということになります。
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これが購入頻度、頻度の実態ということになりますので、この頻度という風なものを踏まえてですね、マーケティング、マーチャンダイジング、特に、販売促進とかですね、棚割り等も含めて、え、検討してく必要があるというのが、え、頻度を使いこす、え、ポイントと言えます。
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え、今回は、まず、え、1回目ということで、え、ここで、え、終了したいと思います。
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