決算短信の解説、イズミ、2024年2月期、本決算、増収減益!
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早速、P/Lから見ていきますが、営業収益が2.4%増、営業利益が46.6%減ということで、増収減益のやや厳しい決算となっています。え、EPS、1株当たりの四半期純利益ですが、286.47円ということで、昨年と比べて、減少してるところが気になります。本決算ですので、ROE、ROAの方も公表されています。え、7.5%、6.7%ということで、いずれも昨年よりも下がってるところが気になります。
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BSの方ですが、総資産、純資産、割った自己資本比率です。57.3%ということで、こちらは昨年よりも改善しています。BPS、1株当たりの純資産ですが、3,922.84円ということで、こちらも昨年よりも増加しています。
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キャッシュフローの方ですが、営業活動、投資活動、財務活動、そして、現金が公表されています。ポイントは投資活動によるキャッシュフローです。営業活動によるキャッシュフローの何%を配分しているか、すなわち、成長戦略を占う指標となりますが、78.4%です。え、結果ですね、投資に成長戦略の方に厚くキャッシュを配分してることが見てとれます。財務は16.4%、内部留保が116.2%ですので、現金も、え、内部留保を重視しています。
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配当の方ですが、第2四半期末、期末、合計が公開されています。合計を見ると、89円、え、25年2月期予想が90円ということですので、1円増配の予想です。
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これを踏まえて、通期予想ですが、え、残念ながらですね、2月16日にランサムウェア被害が発生したということで、今日までですね、2月決算の公表が遅れていたのも、この理由によるものです。ま、従ってですね、5月1日まで停止した各システムは段階的に復旧しているんですが、え、通期予想ですね、え、算出するまでには至っていないということで、え、合理的な算定ができない状況だそうです。
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ただ、株式の方ですが、期中、自己株式、期末が公開されています。期末を見ると、71,665,200株ということで、これ昨年と全く同じ株式数です。従って、変化はありません。
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これを踏まえて、通期予想ですが、え、通期予想じゃなくて、え、投資家はですね、この決算をどう見たかということですが、決算発表日が6月27日、翌28日ですが、株価、赤、終り値ですが、横這いです。従って、投資家は、今後の動向を冷静に見極めていると言えそうです。現状、3,217円の株価、PERは算定できない状況です。え、PBRは0.82倍、1.00倍を下回るということで、え、やや、気になる水準です。従って、株価は割安感のある水準と言っていいかと思います。
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以上、6月27日にイズミが公表した2024年2月期の本決算の決算短信の解説となります。
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