神戸物産の動向、オーシャンシステム、G-7ホールディングス、その3!
G-7ホールディングスですが、業務スーパーの最大のフランチャイジー、メガフランチャイジーの企業です。業務スーパーは神戸物産が展開する業態ですが、現在、全国に1,000店舗を展開していますが、その内、約200店舗と、20%のシェアとなっています。文字通り、神戸物産を大きく支え、業務スーパーの成長の牽引役となっています。
G-7ホールディングスの決算ですが、ここでは、7/31に公表された2025年3月期の第1四半期決算を解説します。売上高が6.1%、営業利益が10.5%と増収増益となりました。ただ、当期純利益が20.5%のマイナスとなり、やや厳しい決算といえます。結果、EPS、1株当たりの四半期純利益ですが、22.17円と昨年が27.91円でしたので、減少しています。
一方、BS、貸借対照表の方ですが、自己資本比率が46.8%、昨年が48.4%ですので、こちらも減少とやや厳しい結果です。
売上高は堅調な伸びですが、利益が減少したため、EPS、自己資本比率に影響が出たといえます。
配当の方ですが、今期は据え置きと40円でした。今後の経営動向を慎重に見ているといえます。
これを踏まえて、通期予想ですが、売上高が14.0%増、営業利益が18.5%増と、増収増益、強気の数字となっています。ただ、進捗率を計算すると、22.2%、19.7%、1/4の25%を割っており、この数字を、特に営業利益が達成できるか気になる予想です。
株式ですが、期中、自己株式、期末が公表されていますが、期末を見ると、44,063,754株と、昨年と全く同じ株式数ですので、変化はありません。
これを踏まえて投資家はこの決算をどう見たかですが、株価の推移を見ると、決算発表日以降、株価は、ほぼ、横ばいで推移しており、今後の動向を慎重に見極めているといえます。9月13日現在ですが、株価は1,579円、PERは12.42倍、PBRは2.30倍ですので、PBRで見ると、やや高めの水準とえます。
G-7ホールディングスのこの決算時の店舗数ですが、196店舗です。最多の地域は関東の73店舗、ついで、中部の46店舗、関西の34店舗、九州の26店舗、北海道の17店舗です。
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