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March 2025

March 31, 2025

アヲハタ、大量のジャム瓶で売り場華やか 1000店に拡大!

PI研のコメント:
1.日経新聞が3/30、「アヲハタ、大量のジャム瓶で売り場華やか 1000店に拡大」との見出しの記事を配信しました。元の記事は日経トレンドです。ジャム売場がアヲハタにより、劇的に変わり、ジャムの売上を押し上げていると内容です。売場の写真を見ると、「鉄カゴ山盛りコーナージャック」という名称がぴったりのジャムの売場といえます。すでに、1,000店舗の食品スーパーマーケットで採用されているとのことです。
2.仕掛けたのはアヲハタとのことで、アヲハタ55を今年リニューアルし、また、55周年にあたるとのことで、思い切った陳列の演出を試みたとのことです。今回の仕掛けはかなり周到に用意し、現場、製造、企画、一体となった取り組みがなされたとのことで、アヲハタ始まって以来の動きだそうです。
3.アヲハタは親会社がキューピーですので、これまで、製造がメインだったとのことです。実際、「以前は、親会社のキユーピーの営業社員がマヨネーズなどと合わせてジャムを売り込む体制を敷いており、自社では売り込んでいなかった」とのことです。それが「14年に、アヲハタに営業部門を移管。まだ11年と歴史が浅いものの、同社が独自に築き上げたジャムに軸足を置いた営業推進体制」が動き始め、今回の55周年で花が開いたようです。
4.記事にもあるようにロケットスタートが切れたとのことですが、これはまだ仕掛けの始まりに過ぎないそうで、今後、業界でも初めての「春夏バージョンのさわやかブレンド」と、「秋冬バージョン」と、これまでの年間1回を2回にし、しかも、JANコードはそのままで継続性を重視し、年間を通じてのジャムの活性化を図ってゆくとのことです。
5.アヲハタ、これ以外にも様々な仕掛けを用意しているそうで、今年は、強気の攻めでジャムを盛り上げてゆくとのことです。それにしても、「鉄カゴ山盛りコーナージャック」が全国で定着したとのことで、ジャムの新たなマーチャンダイジングの時代が始まったといえそうです。

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March 30, 2025

「サトウのごはん」一部を休売・終売 品目絞り需要増対応!

PI研のコメント:
1.日経新聞が3/24、「「サトウのごはん」一部を休売・終売 品目絞り需要増対応」との見出しの記事を配信しました。「新潟県産コシヒカリかる〜く一膳5食パック」など5品目を休売するほか、現在休売中の「新潟県岩船産コシヒカリ」などの17品目を終売する。」とのことです。その背景には、「一部商品を休売にして生産効率を上げ、パックご飯の需要増大に対応」とのことですので、急激な需要増が経営を圧迫しているといえます。
2.パックごはんは米の販売価格上昇や食品の値上げにより、節約志向が強まり、その反動でここ数年需要が急拡大しているといえます。現在、サトウ食品のパックごはんは約50品目ですが、ニュースリリースによれば、約20品目を終売または休売とのことですので、いかに、今回の米の問題が深刻かが伺えます。サトウ食品は翌日のニュースリリースでも、関連記事を配信していますが、問い合わせが多数だったため、「製造・販売を継続する 「サトウのごはん」の商品について 」と、継続商品の一覧を公表しています。
3.通常、商品の絞り込みは小売業がいわゆる単品管理により、棚の効率化をはかるために実施するケースが大半で、メーカーはむしろ、それに対抗し、品揃えを増やし、新たな需要増を小売業に提案してゆくという動きになります。今回は、真逆のケースでメーカーが商品の絞り込みを自ら行い、小売業側がむしろ品揃えの幅の拡大を望んでいるといえますので、異例の動きです。
4.ここへ来て、米の備蓄米の政府からの放出が始まりましたが、これで米問題が落ち着き、解消されてゆくのか、このタイミングでのサトウ食品の休売、終売のニュースリリースですので、中長期化する懸念が払拭されないとの経営決断かと思われます。当面、米問題の解消の見通しは厳しい状況が続きそうです。

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March 29, 2025

株価ニュース、2025年3月28日、食品スーパーマーケット、低調!

ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回は、株価ニュースということで、食品スーパーマーケットの株価速報を解説します。
***
こちらが集計した、え、33社の全体像となります。拡大したものがこちらですが、No.1がフジ、イオン、JMHD、オリンピック、スーパーバリューと続いていきます。全体の平均が2604.09円、0.58%のマイナスということで、若干、厳しい株価でした。日経平均がマイナスの1.80%ですので、それと比べると、堅調な株価だったと言えます。この日のPERの平均は19.8倍、PBRは1.4倍となっています。
***
6番目からですが、ヤマザワ、ライフコーポレーション、ハローズ、北雄ラッキー、オークワと続きます。え、13番目の、え、天満屋ストアまでがプラスで、14番目のイオ北海道からマイナスということですので、ま、大半がマイナスですので、厳しい株価だったと言えます。この日、PERとか、PBRの視点で買われたのか、売られたのかということですが、ま、こう見るとですね、まちまちですね。従って、この視点で、売られた、買われたはなさそうです。
***
では、先週との個々の株価の比較を見てみたいと思います。大半がプラスの傾向ですが、特に、上位企業ですね、イオンとか、JMHD、ライフコーボレーションが2%以上の株価が、え、上昇しています。下位企業でも、リテールパートナーズ、エコス、え、神戸物産等も株価が上昇しています。そこで、今週に関しては、え、上位企業のですね、ライフコーポレーション、こちら側を掘り下げてみたいと思います。
***
こちらがライフコーポレーションの株価の推移ですが、え、見事にですね、え、ボリンジャーバンドの上値圏を這う勢いで、株価が上昇してることが見て取れます。投資家は、買いと見ているようです。現状、1,958円の株価、PERは10.81倍、PBRは1.27倍ということで、え、どちらもですね、え、業界平均と比べると低い水準ですので、割安感のある株価と言えるかと思います。
***
以上、3月28日時点の食品スーパーマーケットの株価ニュースの解説となります。

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March 28, 2025

売上速報、コンビニ、2025年2月、閏年、 1.0%!

ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回は、日本フランチャイズチェーン、チェーン協会が3月21日に公表したコンビニの売上速報、約、全国で5万店舗となりますが、え、2月度、最新を解説します。
***
こちらがそのニュースリリースですが、え、既存店の売上げがマイナスの1.0%ということで、厳しい結果となりました。ただですね、今月は前年が閏年だった影響ということで、閏年の影響が、え、これに、え、関わっています。従ってと、書いてありますが、閏年の影響を除くと、売上高は前年を上回っておりということだそうです。
***
コメント続けますが、気温の低下によって、麺類、カウンターコーヒー、ホット飲料が好調だったことに加え、おにぎり、揚げ物、菓子も好調だったそうです。これ閏年も入った結果ですが、見てみますと、え、日配食品がマイナスの1.7%、え、非食品がマイナスの2.2%ということで、厳しいんですが、加工食品は1.0%で、プラスとなっています。
***
店舗数ですが、55,850店舗となっています。0.3%増ということで、本当に微増です。従って、コンビニが、え、新店を、え、出してですね、売上げを図ってゆくという成長戦略が崩れたと言っていいかと思います。え、結果ですね、既存店をいかに活性化するかということがテーマになります。
***
その既存店の中身ですが、客数がマイナスの2.2%、客単価が1.3%ということで、客単価は上がったんですが、客数が減少ということで、ま、これも閏年の影響がありますが、マイナスの1.0%という結果です。ちなみに、この55,850店舗の、え、店舗の、え、企業群ですが、セイコーマート、セブン-イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ポプラ、ミニストップ、デイリーヤマザキ、ローソンとなっています。
***
さて、参考にですが、主要3社、こちらを集計したものが、え、この表になります。ローソン、ファミリーマート、セブン-イレブン・ジャパンを集計しています。103.1%の平均ですので、え、全体の平均と比べて、プラスとなっています。こちら、グラフにしたものですが、昨年と比べて、主要3社の動向です。特に、グリーンのローソンが好調ですね。赤のファミリーマートは堅調です。
***
厳しいのはセブン-イレブン・ジャパンで、ですね。え、これ藍色ですけれども、え、100%ギリギリを昨年も今年も、え、維持、維持というか、え、結果になってるということで、厳しい状況です。
***
客数、客単価を3ヶ月連続でですね、昨年と比較したものがこちらになります。昨年は客数が比較的堅調だったんですが、今年に入ってですね、やはり、客数の方も3社とも厳しい状況です。客単価の方はですね、え、好調で、昨年は厳しかったんですが、今年は客単価増に支えられた売上増ということになるかと思います。そのような中で、やはり、セブン-イレブン・ジャパン、藍色ですが、どちらも客数、客単価ともに厳しい状況ですので、セブン-イレブン・ジャパンは、今後の動向が気になるところです。
***
以上、コンビニの売上速報ということで、2025年2月度の最新の、え、解説となります。

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March 27, 2025

コンビニ、百貨店、売上速報、2025年2月、百貨店に異変!

ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回は、コンビニと百貨店の2025年2月度の売上速報を解説します。
***
まずは、コンビニからですが、103.1%ということで、堅調です。2月度は閏年もあったんですが、それを加味しても、堅調な売上げと言えます。No.1はローソン、105.5%、No.2はファミリーマート、103.4%、そして、No.3は、え、100.4%のセブン-イレブン・ジャパンとなります。セブン-イレブン・ジャパンのみが、やや厳しい結果となっています。
***
グラフにしたものがこちらですが、え、3社ともですね、え、100%を上回っていることが、昨年も、今年も、え、鮮明です。ただ、藍色のセブン-イレブン・ジャパンのみは、今年も、昨年も、やや厳しい推移となっています。好調なのはローソンで、グリーンですね。ファミリーマートは、堅調、赤です。客数、客単価を3ヶ月連続で昨年と比較したものがこちらになりますが、客数の方がですね、昨年と比べると、やや厳しい傾向です。
***
一方、客単価の方は、堅調ですね。え、特に、ローソンとファミリーマートの客単価は100%を大きく上回っています。セブン-イレブン・ジャパンは、今年も、昨年も客数、客単価ともに低調ということで、これが売上高の厳しい要因となっていると言えます。
***
では、百貨店の方ですが、98.6%ということで、異変が起こっています。No.1は、エイチ.ツー.オーリテイリング、105.2%、No.2は三越伊勢丹、102.1%、高島屋、101.1%、J.フロントリテイリング、86.0%となっています。特に、J.フロントリテイリグは、え、グラフしたものがこちらになりますが、100%を大きく下回るということで、これが全体を押し下げてる要因です。
***
ただ、三越伊勢丹も高島屋も厳しい状況で、え、エイチ・ツー・オーリテイリングのみがですね、え、ほぼ、え、1月度と変わらない結果となっています。3ヶ月連続で、昨年と比較したものがこちらになりますが、やはり、昨年と比べてもですね、え、低調な売上げの推移となっています。
***
参考に、業態別に比較したものがこちらになりますが、百貨店は、全業態の中で、最も厳しい2月度となりました。最も良かったのは、コンビニで、ついで、スーパーマーケット、そして、GMS、ドラッグストア、ホームセンターと続きます。
***
以上、コンビニと百貨店の売上速報ということで、2025年2月度の解説となります。

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March 26, 2025

ドラックストア、ホームセンター、売上速報、2025年2月、伸び悩む!

ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回は、ドラッグストアとホームセンターの2025年2月度の、え、売上速報を解説します。
***
まずは、ドラッグストアからですが、全体が100.9%ということで、やや、厳しい売上高となっています。No.1はクスリのアオキ、109.3%、サツドラ、106.8%、Genky Drug Stores、103.6%、薬王堂、103.3%、スギ、102.3%と続きます。
***
グラフにしたものがこちらですが、上位企業は100%を上回っていますが、下位企業は100%を下回るということで、明暗が分かれています。3ヶ月を昨年と比較したものがこちらになりますが、昨年は3ヶ月連続で伸びてきたんですが、今年に、今年に関しては、3ヶ月連続で、下がってる、100%ギリギリというところで、え、やはり、厳しい傾向となっています。ただ、閏年、2月度ですので、え、それを加味してもですね、やや、厳しいかなという結果です。
***
ホームセンターの方ですが、99.4%ということで、100%を下回りました。これも閏年の影響はあると思いますが、それを加味しても、やはり、厳しい状況かと思います。No.1は綿半、104.3%、ハンズマン、103.2%、ジョイフル本田、え、101.0%、コーナン、101.0%、ジュンテンドー、100.3%と続きます。
***
グラフにしたものが、こちらですが、赤が売上高ですが、ちょど半分がプラス、半分がマイナスということで、明暗が分かれています。いずれも客単価は高いんですが、客数の減少が厳しいという結果です。3ヶ月連続で昨年と比較したものがこちらになりますが、昨年は売上高が徐々に上がってきたんですが、今年は売上高がやはり右下がりということで、え、特にですね、2月度は100%を割るということで、厳しい、え、流れとなっています。
***
え、参考にですね、他の業態と比較したものがこちらになりますが、ドラッグストア、ホームセンターともに、え、全体の業態の中では、厳しい、え、ポジションになっています。ただ、それ以上にですね、異変が起きていまして、百貨店、これまで非常に好調だったんですが、2月に入って、失速ということで、とうとう100%を下回るという結果となっています。No.1はコンビニ、そして、スーパーマーケット、GMSと続いていきます。
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以上、ドラッグストアとホームセンターの売上速報ということで、最新、2025年2月度の解説となります。

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March 25, 2025

売上速報、食品スーパーマーケット、2025年2月、102 2%!

ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回は、食品スーパーマーケットの2025年2月期の売上速報を解説します。
***
え、こちらが集計した22社の全体像となります。No.1は、ハローズ、106.2%、ヤマザワ、105.8%、アクシアルリテイリグ、104.2%、ベルク、103.5%、いなげや、103.4%と続きます。全体の平均が102.2%ということで、堅調な結果となっています。
***
グラフにしたものがこちらですが、え、ほとんどの企業がですね、100%を上回るということで、100%を下回ったのはですね、え、17番目の成城石井のみでした。客数、客単価で見ると、藍色が客単価ですが、全体的に客単価増がですね、売上げを支えてることが鮮明です。
***
客数の方は伸び悩んでいますね。こちら3ケ月連続、全体を昨年と比較したものですが、昨年と比べて、やはり、藍色の客単価が鮮明です。客数はですね、やはり、厳しい状況ということで、2月は、ま、閏年があった影響もあると思うんですが、え、客数が伸び悩んでいることが見て取れます。
***
参考にですが、GMSの方です。No.1は平和堂、103.9%、イオン九州、103.3%、イズミ、102.1%、サンエー、101.5%、イズミヤ、101.3%と続きます。全体の平均が101.3%ということで、堅調な売上げの伸びと言えるかと思います。ただ、下位企業は100%を下回っていますので、明暗が分かれていえます。
***
こちらは業態ごとに比較したものとなりますが、異変が起こっています。これまで圧倒的に売上げを伸ばしていた百貨店ですね。2月に入って、失速ということになります。これも閏年の影響もあると思いますが、それを加味しても、厳しい状況です。No.1はコンビニで、スーパーマーケット、GMSと続きます。ドラッグストア、ホームセンターが、それに続くという形で、業態間の、え、動きがですね、かなり、え、明暗が分かれている状況かと思います。
***
以上、食品スーパーマーケットの売上速報ということで、最新、2025年2月度の解説となります。

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March 24, 2025

決算短信の解説、JMホールディングス、2025年7月、第2四半期、増収減益!

ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回は、JMホールディングスが3月14日に公表した2025年7月期の第2四半期決算の決算短信を解説します。決算短信は、この表紙2枚がポイントです。P/L、BSに加えて、投資家目線ということで、配当、予想、株式等が公開されています。
***
早速、P/Lから見ていきますが、売上高が6.7%増、営業利益が4.9%減ということで、増収減益のやや厳しい決算となっています。EPS、1株当たりの中間純利益ですが、109.89円ということで、こちらは、若干、増加しています。
***
BSの方ですが、総資産、純資産、割った自己資産比率です。61%ということで、こちらもわずかですが、若干、減少してるところが気になります。
***
配当の方ですが、第2四半期末、期末、合計が公開されています。合計を見ると、42円、今期予想が44円ですので、2円増配の予想です。
***
これを踏まえて、通期予想ですが、売上高が4.4%増、営業利益が8.2%増ということで、増収増益を予想しています。進捗率を計算すると、51.5%、50.3%ですので、ほぼ、この通り進むのではないかという予想が立ちます。EPS、1株当たりの当期純利益ですが、232.39円を予想しています。先ほどの第2四半期が109.89円でした。従って、単純に2倍すると、219.78円となります。これは94.6%に当たりますので、若干、この数字に届くかどうか気になる予想となっています。
***
株式の方ですが、期中、自己株式、期末が公開されています。期末を見ると、25,479,500株ということで、こちら、昨年と比べて、若干、減少しています。これは自己株式を償却したことによるものという、え、株式の減少と思われます。
***
これを踏まえて、投資家はこの決算をどう見たかということですが、決算発表日があったのが3月14日、ここに当たりますが、売買高、オレンジが、え、跳ね上がっています。株価も上昇に転じています。その後、横ばいですが、投資家は、買いと見ているようです。現状、2,435円の株価、PERは10.12倍、PBRは1.47倍ということで、業界平均と比べると、若干、低い水準ですので、割安感のある株価水準と言えるかと思います。
***
以上、JMホールディングスが3月14日に公表した2025年7月期の第2四半期決算の決算短信の解説となります。

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March 23, 2025

決算短信の解説、神戸物産、2025年10月、第1四半期、増収増益!

ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回は、神戸物産が3月14日に公表した2025年10月期の第1四半期決算の決算短信を解説します。決算短信は、この表紙2枚がポイントです。P/L、BSに加えて、投資家目線ということで、配当、予想、株式等が公開されています。
***
早速、P/Lから見ていきますが、売上高が9.5%増、営業利益が7.3%増ということで、増収増益の好決算となっています。EPS、1株当たりの四半期純利益ですが、47.86円ということで、こちらも大きく増加しています。
***
BSの方ですが、総資産、純資産、割った自己資本比率です。58.8%ということで、こちらも大きく増加、え、若干ですね、増加しています。え、BPS、1株当たりの純資産ですが、610.72円ということで、こちらも増加しています。従って、全ての指標が増加ということで、好決算と言えます。
***
配当の方ですが、第2四半期末、期末、合計が公開されています。合計を見ると、23円、今期予想が26円ですので、3円増配の予想です。
***
これを踏まえて、通期予想ですが、売上高が3.4%増、営業利益が9.8%増ということで、増収増益を予想しています。進捗率を計算すると、25.3%、24.3%ですので、ほぼこの通り進むのではないかという予想が立ちます。EPS、1株当たりの当期純利益ですが、108.35円を予想しています。先ほどの第1四半期が47.86円でした。従って、単純に4倍してみると、191.44円となります。これは176.7%に当たりますので、恐らく、この数字を大きく上回ってくるものという予想が立ちます。
***
株式の方ですが、期中、自己株式、期末が公開されています。期末を見ると273,600,000株ということで、これ昨年と全く同じ株式です。従って、変化はありません。
***
これを踏まえて、投資家は、この決算をどう見たかということですが、3月14日、ここですが、翌営業日、17日になりますが、売買高、オレンジが大きく跳ね上がって、株価は若干、下がっています。その後、横ばいですので、投資家は、今後の動向を冷静に見極めているといえそうです。現状、3,440円の株価、PERは31.71倍、PBRは5.63倍ということで、どちらも業界平均と比べると高い水準ですので、割高感のある株価水準と言えるかと思います。
***
以上、神戸物産が3月14日に公表した2025年10月期の第1四半期決算の決算短信の解説となります。

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March 22, 2025

株価ニュース、食品スーパーマーケット、2025年3月21日、 -0 16%!

ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回は、株価ニュースということで、3月21日時点の食品スーパーマーケットの株価速報を解説します。集計した33社の全体像となります。
***
こちらが拡大したベスト5です。スーパーバリュー、オークワ、マミーマート、フジ、USMHと続きます。全体の平均が2,595.39円、え、0.16%のマイナスということで、やや厳しい株価でした。日経平均はマイナスの0.08%ですので、日経平均と比べでも若干ですが、厳しい株価です。この日のPERの平均は21.2倍、PBRは1.4倍となっています。
***
6番目からですが、アルビス、バローホールディングス、アークス、アイスコ、ダイイチと続いていきます。14番目の北雄ラッキーまでがプラスで、15番目のエコスからマイナスということですので、ま、大半がマイナスですので、やはり、厳しい株価であったと言えます。この日、PERとか、PBRの視点で買われたのか、売られたのかということですが、こう見るとですね、このNo.1のスーパーバリューは4.6倍というPBRですが、それ以外は平均をほぼ下回っているということで、え、PBRの低い企業の、にですね、投資家の視点が集まったと言えるかと思います。
***
では、先週との個々の株価の比較ですね。え、全体的には、プラスの傾向が多いと言えます。1番、今回、株価を下げたトライアルですが、マイナスの15%ということで、大きく株価を下げています。一方、上がった株価ですが、スーパーバリュー、オークワ、マミーマート等は5%近い、特に、マミーマートですね。え、伸び率ということになっています。そこで、今週に関しては、伸び率の1番高いマミーマート、こちらを掘り下げてみたいと思います。
***
こちらがマミーマートの株価の推移となっています。全体的に右上に動いてるということが、え、鮮明です。2月14日ですね、え、ここに当たりますが、ここで、え、第1四半期の決算が公表されました。その後、なだらかに株価が上昇に転じます。3月12日ですね、え、で、ここでですね。え、2月度のえ、売上速報が非常に好調だというニュースが流れまして、それが株価を押し上げたようです。
***
その後、横ばいですが、また、株価が上昇ということで、投資家は、え、買いと見ているようです。現状、5,230円の株価、PERは11.01倍、PBRは1.34倍ということで、業界平均と比べると、若干、低い水準ですので、割安感のある株価と言えるかと思います。
***
以上、3月21日時点の食品スーパーマーケットの株価速報と、え、ということで、株価ニュースとして解説しました。

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March 21, 2025

ほぼ牛乳の「明治おいしいミルクコーヒー」、30代以下にヒット!

PI研のコメント:
1.「明治の「明治おいしいミルクコーヒー」が好調だ。主力ブランド「明治おいしい牛乳」で初の新味として2024年秋に発売し、計画の2倍以上で売れている。」とのことで、日経流通新聞が3/20、特集を組みました。発売以来、約半年ですが、予想以上のヒットとのことです。
2.ヒットの要因ですが、「購入者の5割以上が30代以下の若年層」、ここがポイントのようです。「X(旧ツイッター)では25年に入っても、明治おいしいミルクコーヒーへの投稿が続いている。」とのことです。実際、Xで検索すると、様々なツィートで溢れています。いくつか紹介すると、「コーヒー苦手だけど、これはめちゃ飲めちゃう」、「お上品な味わいで、めちゃ好き」などです。
3.実際、試飲して見ると、記事にあるように、「「飲んだらわかるが、『ほぼ牛乳』と実感する」」がピタリという感じで、牛乳にコーヒーの香りがついたような味といえます。記事では開発の背景もありますが、ポイントは「値上げ後にブランド力を再認識」と、牛乳の値上げがきっかけのひとつのようです。
4.順調に新商品のスタートをきったといえますので、今後、どこまで消費者に受け入れられるかが課題といえます。記事ではこれまは「ティーザー広告」、すなわち、じらすような広告戦略であったとのことですが、今後は、値上げの中でもおいしいブランドの価値が確認できたとのことで、「明治おいしいミルクコーヒーは販促を強める。今後は店頭での試飲や小売店での店頭カバー率を高めつつ、SNS発信も増やす。」施策に切り替えるようです。
5.ちなみに、この明治おいしいコーヒーですが、牛乳の棚のどこに置くか、小売業のバイヤーも迷っているようです。ある店舗では「おいしい牛乳」と一緒に陳列、別の店舗ではコーヒー牛乳の棚に陳列するなど、現状、様々です。発売から約半年たちましたので、ID-POSデータも活用できる段階に入りましたので、是非、併買分析を実施し、年代、購入頻度などをもとに、最適な場所を見つけて欲しいところです。

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March 20, 2025

ヨーカ堂運営のヨークHD社長、28年までにIPO目指す

PI研のコメント:
1.「ヨーカ堂運営のヨークHD社長、28年までにIPO目指す」との見出しの記事が3/14ネット配信、3/15の日経新聞に掲載されました。現在、ヨークHは、米投資ファンドのベインキャピタルと「売却額8147億円で最終契約を結んだと発表」していますので、ベインの傘下にあります。その最中でのこの記事ですので、びっくりです。
2.ヨークHは、セブン&アイHからセブン-イレブン以外の企業を分離し、「ヨーカ堂のほかにファミリーレストラン「デニーズ」を運営するセブン&アイ・フードシステムズ(東京・千代田)、生活雑貨のロフト(東京・渋谷)、ベビー用品の赤ちゃん本舗(大阪市)などコンビニ以外のグループ会社約30社を束ねる。合計の売上高は約1兆6000億円」の一大企業群です。この中には、食品スーパーマーケットのヨークベニマル、ヨークマートも中核企業として加わっていますので、食品の強い、総合、小売企業群といえます。
3.それにしても、この時点でのIPO宣言ですので、ベインともすり合わせての経営方針と思われます。「ヨークベニマルが福島県郡山市で14日に開いた総合スーパータイプの新型店「ヨークパーク」も、象徴的なSCであり、今後、のヨーカ堂の活性化にもつなげてゆくとのことです。
4.記事の中では、「石橋氏は「ベインと現在合意している話として、個別売却する『ばら売り』は決してしない」と強調した。ここ2年ほどで34店を閉めたイトーヨーカドーの更なる閉店についても「考えていない」と明言」とのことですので、当面の経営方針は固まったと見られます。
5.ヨークH、IPOは3年後だそうですが、これから3年、どのように約30社を束ね、成長戦略を進めてゆくのか、特に、中核企業のヨークベニマルの動向に注目です。

 

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March 19, 2025

ポッカサッポロ、レモン国産シフト 自前で大規模栽培!



PI研のコメント:

1.円安と海外原料の調達の難しさが、レモンの自前での生産決断との記事が、日経新聞の3/15に掲載されました。見出しは「ポッカサッポロ、レモン国産シフト 自前で大規模栽培」です。これまでポッカサッポロは、主力のキレートレモンの原料、レモンは「消費量のほぼ全量を輸入に頼る」とのことでしたので、思い切った経営決断です。
2.少し数字を確認して見ると、「農林水産省によると、国内のレモン生産量は21年で約8600トン程度」だそうですので、今回、ポッカサッポロは、静岡県「磐田市の現地農家などから土地を賃借し、2026年に栽培を始め」、「30年時点で国産品の調達規模が最大1500トンに増え、大部分を自社栽培分が占める。広島県でも新会社を通じてレモンを栽培」となり、「今回の大規模栽培を通じて30年時点で同社は日本最大級のレモン生産者となる見通」とのことです。
3.ちなみに、「レモンは国内需要の9割以上が輸入品」とのことですので、この構造が大きく変わることになるといえます。また、「国内食品大手ではサントリーがワイン向けの国産ブドウの栽培を広げており、30年までに年300トンを収穫する計画を掲げる。」とのことですので、今後、食品メーカーは輸入から国内、しかも、自社生産へと大きく戦略転換を余儀なくされるといえます。
4.今回の記事ではポッカサッポロのレモンとサントリーのぶどうですが、日本の食品メーカーが今後、どのような原料調達、特に、輸入比率の高いメーカーの経営戦略のゆくへに注目です。

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March 18, 2025

備蓄米の9割落札、平均2万2914円 市中価格より4%高!

PI研のコメント:
1.日経新聞が3/14、「備蓄米の9割落札、平均2万2914円 市中価格より4%高」との見出しの記事を配信しました。「農林水産省は14日、政府の備蓄米放出を巡り、初回分の入札結果を発表」とのことで、第1回目の米の入札が終了したとのこです。価格は、「60キログラムあたり2万1217円。税込み価格を民間取引価格と単純比較すると4%高い水準」と、若干高めの入札だったようです。
2.実際に、消費者が手にするのは、「3月下旬にもスーパー店頭に陳列され、消費者のもとに届きはじめる。」とのことですので、もう少し、時間がかかる見込みです。気になるのは、「備蓄米が放出されても、供給量の不安は依然拭えていないという声も根強い。」とのことですので、十分な量が出回り、価格が下がるか予想できないそうです。
3.それにしても、日銀の金融政策とよく似ており、公定歩合の上げ下げ、買いオペ、売りオペによる通貨供給量の調整、これをお金ではなく、米でやっているといえ、農水省の役割は重要といえます。ただ、問題は、原因が単なる米不足なのか、さらに根深い生産、流通の問題なのか、それにより、施策がから回りする懸念です。
4.記事の最後で、「農水省は14日、25年産の備蓄米の市中からの買い入れ入札を延期すると発表」と、例年にない政策を農水省がこの時点で打ち出しており、今回の米の価格高騰の真に原因と、その施策が明確でない点です。仮に、単なる供給の問題で解決すればいいのですが、構造的な根本的な問題の場合は戦略的な対応と時間がかかるといえます。
5.まずは、今回の政策が目的の米の値段の安定につながるのか、数週間後には答えがでますので、その動向に注目です。

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March 17, 2025

コストコ再販店が拡大 ソックトックなど、総菜も小分け!

PI研のコメント:
1.コストコの再販ビジネスが活況との記事が3/12の日経新聞に掲載されました。これまで、食品スーパーがコストコの再販を実施している事例は全国に拡大していますが、この記事は、専用の宅配や異業種の参入に焦点を当てたものです。コストコの専用宅配を含め、再販ビジネスがここまで広がっているとはびっくりです。
2.ポイントは「いずれも年会費が不要で大容量品を小分けにして個人でも使いやすい状態にしたのが売りだ。」と、小分けがキーワードのようです。記事では、その代表的な企業として、「コストコ商品の宅配サービスSocToc(ソックトック)を手掛けるWeCanDoIt(ウィーキャンドゥイット、東京・練馬)」を取り上げています。
3.コストコに気軽に買い物に行けない首都圏ならではのビジネスともいえますが、「サービスは東京都世田谷区など10区と同武蔵野、三鷹の2市で展開する。サイト上で会員登録して商品を選んでクレジットカードなどで決済する仕組み。年会費は不要だ。2023年2月の開始後、登録者数は2万人を超えた。」とのことですので、ビジネスとして成立しつつあるようです。
4.記事では、この事例以外にも、「ジーンズの洗い加工を本業とする山陽ハイクリーナー(岡山県浅口市)は18年に同市内で「COST TRADER MART(コストトレーダーマート)」を開店」と、異業種からの参入も紹介しています。首都圏ではなく、地方でのコストコビジネスですので、新たな動きといえます。
5.記事のまとめでは、「再販店、品質保証に課題」と、再販売の際、小分け等が入り、品質の保証に課題が残るとのことで、再販業者がどこまで、品質保証ができるか、そこが勝負どころとなりそうです。いずれにせよ、このようなビジネスが広がり始めたということで、今後の動向に注目です。

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March 16, 2025

伊藤園、苦み抑えた「お〜いお茶」 海外と若者に照準!

PI研のコメント:
1.伊藤園が海外戦略を本格的に強化し、その戦略商品として、「茶葉の甘みを引き出した「お〜いお茶 PURE GREEN」とレモンの香りをつけた「お〜いお茶 LEMON GREEN」の2品を3/17に発売するとのこです。この商品は特に海外を意識した味に仕上げたとのことで、「日本茶の苦みや渋みを敬遠する外国人や若年層、女性の消費者の意見をとり入れた。」とのことです。
2.伊藤園はこの数年、ドジャーズの大谷翔平をCMのメインに据え、「「お~いお茶」大谷翔平ボトル』等を14製品で展開」しています。今期も大谷だけでなく、MLBパートナーシップ契約も締結していますので、この新商品は大谷とともに、海外、特にアメリアで販売が目的といえます。アメリカでは9月に販売開始だそうです。
3.やや気にあるのは、伊藤園の株価の推移です。この2年間の動きを見ると、株価が下がり、特に、昨年は4,500円近辺にあった株価が、この1年で大きく下がり、現在、3,000円前後であることです。投資家は、この1年、かなり、厳しい目で見ているといえそうです。
4.伊藤園、今回の新商品が起爆剤となり、狙い通り、米国、そして、海外での拡販につながるか、その動向に注目です。

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March 15, 2025

株価ニュース、食品スーパーマーケット、2025年3月14日、低調!

ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回は、株価ニュースということで、食品スーパーマーケットの3月14日時点の株価を解説します。
***
え、この日のベスト5ですが、トライアル、オークワ、エコス、大黒天物産、アルピコHと続いていきます。全体の平均が2,595.61円、0.41%のプラスとなっています。日経平均が0.72%ですので、日経平均と比べると、若干、厳しい株価であったと言えます。この日のPERの平均は21.3倍、PBRは1.4倍となっています。
***
では、え、集計した33社の全体像がこちらになります。6番目からですが、ライフコーポレーション、オリンピック、アークス、アクシアルリテイリング、マックスバリュ東海と続いていきます。24番目のマルヨシまでがプラスで、25番目のですね、え、ヤオコーからマイナスということですので、大半がプラスということで、堅調な株価だったと言えるかと思います。え、この日ですね、PERとか、PBRの視点で買われたのか、売られたのかということですが、こう見ると、PBRの低い企業に、え、投資家の視点が集まったと言えるかと思います。
***
では、先週との個々の株価の比較ですが、今週は、かなり、え、上位企業はですね、株価を大きく伸ばしているんですが、何と言っても、トライアルですね、え、5、35%という形で、先週と比べて、株価を大きく上げています。これ以外でも、オークワ、え、アルピコH、マミーマート等は5%以上、株価を引き上げています。では、今週に関しては、トライアですね、こちらを掘り下げてみたいと思います。
***
こちらがトライアルの株価ですが、実は、今年に入って、株価は結構高めで推移してたんですが、決算発表があった、第2四半期ですね、これ2月13日ですが、翌日以降、株価が売られ、下がっていました。ただ、西友買収というですね、報道が流れると、一気に株価が上昇に転じですね、この2週間ぐらい株価が上昇基調です。現状、2,696円の株価、PERは23.91倍、PBRは2.74倍ということで、やや高め水準ということで割高感が見られる株価水準と言えるかと思います。
***
以上、3月14日時点の食品スーパーマーケットの株価ニュースということで、その解説となります。

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March 14, 2025

UHA味覚糖、グミ1位に躍進!

PI研のコメント:
1.日経新聞が3/10、「UHA味覚糖、グミ1位に躍進」との見出しの記事を配信しました。グミ市場がこの数年大きく上昇し、ガムを引き離している中での味覚糖の躍進についての内容です。記事の中ではガムとのここ数年の市場動向のグラフも掲載していますが、これを見ると、ガムの市場をグミが奪ったのではなく、新たな需要をグミが獲得したといえます。
2.その伸び盛りのグミ市場の中で、味覚糖が検討、これまで「明治「果汁グミ」、カンロ「ピュレグミ」など競合の看板商品」に打ち勝ち、とうとうグミ市場1位になったとのことです。
3.味覚糖は現在、グミ市場では、「「忍者めし」や、果物のみずみずしさを再現した「コロロ」」がメインだそうですが、この好調さをさらに維持、発展させるため、「好調な販売を受けて増産投資も決めた。約70億円を投じて福島県白河市の工場に延べ床面積8700平方メートルの新棟を建設し、27年春の稼働をめざす。」とのことです。結果、6割の増産になるそうです。
4.また、海外戦略にも力を入れるそうで、「25年春からは米国向けに輸出を開始した。海外市場開拓を本格化」とのことで、本格的にアメリカに参入するそうです。米国以外でも、「東南アジアや韓国など海外でも販売する。イスラム教徒が多い国では戒律に沿ったハラル認証を受けた商品を売るなど現地化も進める。」とのことです。
5.ガムの時代からグミの時代へと大きく市場が激変する中、味覚糖がどこまで市場を広げ、さらに、その中で首位を維持できるか、今後の動向に注目です。ちなみに、スーパーマーケットのグミの売場は数年前から激変しており、各社、様々な工夫がこらされ、アクティブな躍動感のある売場に生まれ変わりつつあります。

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March 13, 2025

備蓄米 入札開始 専門家「早ければ4~5月に値段下がるのでは」!

PI研のコメント:
1.NHKが3/10、「備蓄米 入札開始 専門家「早ければ4~5月に値段下がるのでは」との見出しの記事を公開しました。「コメの流通を円滑にするために初めて行われる政府の備蓄米の入札が10日から始まりました。」とのことで、政府備蓄米の入札が始まったとの内容です。記事の中では、入札に応じたJA福井県を取材しています。
2.今回の政府の備蓄米の放出は21万トンとのことで、その内、「初回の入札は15万トンが対象となり、10日午前10時に申し込みが締め切られ」とのことです。主な銘柄は「青森県産まっしぐら」や「宮城県産ひとめぼれ」などですが、全部で41銘柄だそうです。入札は、「国が決めた最低販売価格を上回る価格を提示した業者のうち、最も高い金額を示した業者から順に落札」とのことです。その日の内に入札は決まり、米の引き渡しの期限は来月末だそうです。
3.記事の中では、この3年間の米の販売価格のグラフも示していますが、これを見ると、過去2年間は安定した販売価格での推移でしたが、昨年の5月ぐらいから上昇に転じ、2000円強であった価格が11月には3500を超えてきており、急上昇となったことが鮮明です。政府が備蓄米の投入を公表した後も、価格は上昇しており、この入札後の動向が注目されています。
4.農水省は状況を見て、さらに、備蓄米を市場に投入するか、逆に、価格が暴落するようであれば、買い戻すか、柔軟な対応をするとのことですが、まずは、3/10の入札後、3月、そして、4月の米の販売価格に注目です。
5.ちなみに、米の仕入価格ですが、「コメ60キロあたりの仕入れ価格は去年4月は9300円」、「去年9月には60キロあたり1万2300円余りに、ことし1月は1万6500円に上昇」とのことです。これを1gあたりに換算すると、0.28円となります。従って、5kgでは1,375円ですので、3500円の販売価格は、約2.5倍ですので、利ザヤも大きく上昇しているようです。今回の政府の備蓄米放出がどのような販売価格に影響を与えるのか、この3月からの米の販売価格の動向に注目です。

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March 12, 2025

NVIDIA・Walmart幹部が語る、小売りAI活用の先進事例!

PI研のコメント:
1.日経新聞が3/8、「NVIDIA・Walmart幹部が語る、小売りAI活用の先進事例」との見出しの記事を公開しました。日本ではまだまだ小売業にAIが浸透しているとはいえませんが、アメリカでは大手企業から本格的にAIが活用されてはじめているとのことです。特に、この記事では、AIの最先端半導体をGPUを開発し、世界No.1のシェアをとっているNVIDIAと世界No.1の小売業のウォルマートとの対談ですので、注目です。
2.対談者は「ウォルマート米国部門最高経営責任者(CEO)であるジョン・ファーナー氏と、エヌビディアの小売り・消費財担当でバイスプレジデントのアジタ・マーティン氏が登壇」と、特に、NVIDIAの消費担当のバイスプレジデントですので、最新の事例が公開されており、興味深いです。
3.ちなみに、ウェルマートは「ウォルマート、AIで在庫予測の精度向上」とのことで、これまでリテールリンク等で取り組んできた在庫予想をAIを導入することにより、一段と精度が増しているようです。記事の中でも「ウォルマートは全米で4600店舗以上を展開し、10万種類以上の商品を扱う。店舗ごとに週単位で、最大52週先までの需要予測」と、膨大な計算を「エヌビディアのGPUを活用したAIベースの需要予測モデルを導入」することのより、実現したとのことです。
4.ウォルマート以外の事例では、「AIで進化するホームセンター「ロウズ」」と、全米ではホームセンター業界はNo.1のホームデポに続く、2位のロウズの事例を上げています。AI導入のキーワードは「デジタルツイン(仮想店舗)」です。「同社は、1700を超える店舗それぞれのデジタルツインを構築。実店舗の空間を仮想空間上で再現し、店舗運営の精度を高めている。」とのことで、全店のデジタルツインを実現したとのことです。ちなみに、ロウズは「年間売上高863億ドル(約13兆4000億円、23年)を誇る」ホームセンターです。
5.いずれも膨大な計算が実現しないとできないことですので、AIの活用は避けて通れないといえます。小売業もいよいよAIの実践段階に入りつつあるといえ、今後の動向、特に、日本でもどのようにAIの活用が本格化するか、注目です。

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March 11, 2025

オレンジジュース先物が半値に 高騰で消費に陰り!



PI研のコメント:
1.日経新聞が3/6,「オレンジジュース先物が半値に 高騰で消費に陰り」との見出しの記事を公開しました。ここ数年、オレンジジュースに限らず、あらゆる食品が値上げの嵐ともいえる価格の大幅な上昇が続いていますが、その反動の動きともとれるオレンジの先物ですが、相場の急落とのニュースです。
2.オレンジジュースの原料のオレンジの先物相場が急落、半減だそうですが、その背景には「ブラジルで生産量の持ち直しが見え始めたことや、価格高騰による消費抑制が背景だ。」とのことで、生産と消費、双方からの圧力がかかり、投資家が売りに転じているとのことです。実際、公表されたグラフを見ると、2022年から2025年まで急角度で上昇していたオレンジの価格が、2025年に入り、急落、真っ逆さまに落ちていることが鮮明です。また、同時に、記事では、ブラジルのオレンジ生産量のグラフを公表していますが、2025年度に入り、わずかですが、上昇に転じています。
3.一方、消費の方ですが、「嗜好品であるオレンジジュースは競合相手となるネクターなどの希釈オレンジ果汁といった代替品への切り替えが見られる。日本国内で生産されるミカンや、リンゴなどの他の果実との混合なども増えた。」とのことで、代替品へ移る動きが強いそうです。さらに、メーカーも「アサヒ飲料は果汁飲料「バヤリース」の一部製品、雪印メグミルクは「Dole」の一部製品を販売休止している。キリンビバレッジは4月1日納品分から果汁飲料「トロピカーナ」など紙容器商品の希望小売価格(税抜き)を7〜29%値上げすると発表」と、依然として値上げ基調だそうです。
4.オレンジジュース、まだまだ先は見通せないようですが、この先物の暴落を受けて、特に、ブラジル、アメリカの生産が増加に転じ、安定した供給体制が整うか、そこが鍵を握っているとのことです。メーカーも「原料の安定した供給のめどが立たないかぎり、再開は厳しい」とのことですの、しばらくは高値が続きそうですが、この先物価格の暴落がオレンジジュースの安定供給のきっかけになるか、今後の動向に注目です。

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March 10, 2025

セブン単独路線へ体制刷新 自社株買い2兆円、北米上場!

PI研のコメント:
1.セブン&アイHがスティーブン・ヘイズ・デイカス氏をCEOに起用し、5/27、開催予定の株主総会で正式決定するとのことです。これを受けて、日経新聞によれば、「総額2兆円の自社株買いや北米コンビニエンスストア子会社を新規株式公開(IPO)することも計画」とのことで、「株主還元と成長投資の両立を狙い自社単独路線を鮮明」にしたとのことです。
2.現在、セブン&アイHは、「アリマンタシォン・クシュタール(ACT)から1株18.19ドル(約2700円)で買収提案を受けている。」とのことですので、株価2,700円越えが必須の状況ですので、この自社株買いが切り札になるかどうかがポイントといえます。この発表があった3/6の株価は、 2,120.0円、前日比+122.0(+6.10%)ですので、大きく上昇しましたが、2,700円には、さらに、500円強の上昇が必要ですので、今後の投資家の動向を見極める必要があります。
3.この自社株以外では、北米のセブイレブンの売却ですが、いずれも、株式にかかわる政策ですので、これに加え、成長戦略についても、早めに打ち出して欲しいところです。特に、ディカス氏は、ユニクロにも、ウォルマートにも関係があり、グローバルな経営戦略の構想を期待されていると思いますので、ここが成長戦略のポイントといえます。
4.ちなみに、記事では、「ACTによる買収提案を精査してきたセブンの特別委員会(委員長はセブン社外取のポール与那嶺氏)は6日、セブンによる一連の戦略について「現時点で株主価値を最大化するこれらの経営施策を全面的に支持する」と表明」とのことで、ディカス氏の政策を支持しているようです。
5.セブン&アイHは2月決算ですので、すでに、決算は終了し、株主総会の準備に入っていますが、今後、ディカス氏がどのような成長戦略、すなわち、自主独立路線を打ち出してゆくのか、注目です。

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March 09, 2025

トライアル、西友を買収 再建のカギ握るデジタル化!

PI研のコメント:
1.日経新聞が3/5、「ディスカウント店大手のトライアルホールディングス(HD)が5日、スーパー大手の西友を買収すると発表」とのニュースリリースを公表しまた。西友の現在の株主構成は投資ファンドのKKRが85%、ウォルマートが15%ですが、この全株式をトライアルが買い取ることになるとのことです。
2.結果、ウォルマートは日本市場から完全撤退となります。2002年に西友との資本業務提携が始まっていますので、約20年強の関係が清算されることになります。ちなみに、西友がウォルマートの完全子会社下になった2008年、その3年後の2011年にCEOのなったのが、今回、セブン&アイHのCEOに就任するディカス氏です。
3.トライアルですが、2024年の6月決算時の現金が919.47億円、有利子負債が161.44億円ですので、実質、約850億円の手持ち現金です。営業キャッシュフローが594.97億円ですので、今回の買収額が3,826億円とのことですので、キャッシュが足りていない状況です。記事の中では、「亀田社長は「買収資金は銀行からの借り入れで充当する。両社の利益で返済力は十分出て財務の健全性は維持できる」と語った」とのことですので、銀行借り入れで買収資金を調達するとのことです。
4.今後、西友のキャッシュを合わせて返済してゆくことになると思いますが、数年間はやや厳しい財務環境が続きそうです。ちなみに、3/6のトライアルの株価ですが、2,045円、前日比+5(+0.24%)と微増に留まっています。投資家はかなり、厳しく、今後の動向を見極めようとしているようです。
5.記事を見る限りですが、やや気になるのは、トライアル買収後の西友の収益改善策ですが、「トライアルHDは自社開発のタブレット付き買い物カートを西友に導入し、リテールメディア(小売り広告)を新たな収益源とする構想だ。」とのことで、リテールメディアが柱のようです。気になるのは、小売業の本筋のMD、特に、商品戦略への言及が弱いことです。小売業は商品が命ですので、今後、トライアルが西友に対して、どのような商品戦略を打ち出すのか、注目です。

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March 08, 2025

株価ニュース、食品スーパーマーケット、2025年3月7日、低調!

ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回は、株価ニュースということで、3月7日時点の食品スーパーマーケットの株価を取り上げます。
***
こちらが集計した33社の全体像となります。ベスト5から見ていきますが、スーパーバリュー、マミーマート、USMH、ハローズ、エコスと続いて行きます。全体の平均が2,529.42円、0.24%のマイナスということで、やや厳しい株価でした。ただ、日経平均がマイナスの2.17%と、大きく下がっていますので、日経平均と比べると、え、堅調な株価だったと言えます。この日のPERの平均は20.7倍、PBRは1.4倍となっています。
***
では、6番目からですが、アルビス、オリンピック、オーシャンシステム、PLANT、天満屋ストアと続いてゆきます。15番目のフジまでがプラスで、16番目のダイイチからマイナスということですので、ちょうど、半分がプラス、半分がマイナスという状況です。この日、PERとかPBRの視点で買われたのか、売られたのかということですが、ま、こう見るとですね、このNo.1のスーパーバリューはPBRが高いんですが、それ以外の上位企業は、全て平均を下回るということで、PBRの低い企業に投資家の視点が集まったと言えるかと思います。
***
では、先週との個々の株価の比較ですが、大半がプラスになっています。え、そのプラスの中でもですね、ずば抜けてプラス、トライアルですね。10%を超える、え、プラスということで、え、今週に関しては、このトライアルを掘り下げてみたいと思います。
***
こちらがトライアルの株価の推移ですが、決算発表があったのが2月13日、ここになるんですが、翌、営業日は、え、売買高、え、藍色がですね、え、跳ね上がって株価が下がっています。その後も株価は下がりながら、ほぼ横ばいに近い状態で推移したんですが、3月5日ですね、売買高が異常値になって、株価が上昇しています。
***
これはトライアルがですね、西友を買収するというニュースリリースが流れたことによる、え、投資家の反応といえます。ただ、株価の赤の終値がですね、さほど、大きくは跳ね上がっていないと。さらに、その後、株価は横ばということで、投資家はですね、高く、今回の、え、西友の買収を評価してはいないのではないかという推測が成り立ちます。現状、2,000円の株価、PERは17.74倍、PBRは2.04倍ということで、業界平均近い水準ですので、割高感も割安感もない株価水準と言えるかと思います。
***
以上、3月7日時点の食品スーパーマーケットの株価速報の解説となります。

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March 07, 2025

コメ関連消費、おにぎり「一人勝ち」 弁当・外食を寄せ付けず!

PI研コメント:
1.日経新聞が2/25、「コメ関連消費、おにぎり「一人勝ち」 弁当・外食を寄せ付けず」との見出しの記事を掲載しました。コンビニのおにぎりをメインに、おにぎりが消費の一人勝ちである現状を数字を踏まえて記事にしたものです。「コンビニおにぎりの歴史をたどると、パリパリののりを巻く手巻きタイプが商品化された1978年頃」と、約40年前から本格的に取り組みはじられたとのことです。
2.その後、「高級路線のはしりは、2002年にローソンが打ち出した「おにぎり屋」ブランド」と、高級化路線が始まり、約20年後には、「不動の上位を揺るがせたのは18年にローソンが110円で発売した「悪魔のおにぎり」など、画期的なおにぎりも登場と、紆余曲折にある歴史です。
3.今後は、「今後は価格二極化が一層進みそうだ。原材料のコメやノリは高騰する見込み。」と、2極化が進むのではないかとのことです。ちなみに、現在の売れ筋を記事で掲載していますが、セブンーイレブンはツナマヨ、鮭、昆布、ローソンはシーチキンマヨネーズ、昆布、ファミリーマートはシーチキンマヨネーズ、鮭、ツナマヨ、ミニストップはツナマヨ、紅鮭、昆布だそうです。
4.コンビニでは圧倒的にツナマヨが不動のトップですが、おにぎりをAIで解析すると、鮭がキーとなり、ツナマヨ、梅、明太子、昆布へと強い因果関係が形成され、鮭がおにぎり全体を牽引していることが浮かび上がります。記事ではコンビニのおにぎりに焦点を当てていますが、おにぎりは食品スーパーマーケットでも重点売場となっており、コンビニ以上の進化が見られます。
5.おにぎりがコンビニはもちろん、食品スーパーマーケットも含め、今後、米の動向も踏まえ、どのような進化をしてゆくのか、注目です。

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March 06, 2025

スーパーでのコメの平均価格 5キロあたり3892円に 上昇続く!

PI研のコメント:
1.NHKが「スーパーでのコメの平均価格 5キロあたり3892円に 上昇続く」との見出しの記事を配信しました。「農林水産省がまとめた全国のスーパーでのコメの平均価格は、今月16日までの1週間で5キロあたり3892円と、前の週に比べて62円値上がりしました。」と、最新のデータではさらに米の価格が上昇しているとのことです。
2.政府によれば、3月下旬には備蓄米が市場に出回るとのことですが、その報道があっても、米の上昇は続いており、今後の動向に不透明感が漂っているといえます。ちなみに、政府によれば、「今回放出される備蓄米21万トンは国内で1年間に消費されるコメのおよそ3%に相当する量」とのことですので、3%で価格を下げることができのか、予想がつかないといえます。
3.記事の中でも、「卸売業者からは、政府による備蓄米の放出について、消費者の安心につながりコメの価格が落ち着くことに期待する声や、需給に対する影響を見極めたいといった声が出されました。」と、期待と見極めと卸業者が発言しているとのことですので、下がる確信が持てないようです。
4.次回の公表は備蓄米が放出される微妙なタイミングかと思われますが、米の価格がこれで落ち着くのか、気になるところです。ただ、備蓄米は緊急避難の措置ですので、「コメの価格を安定させるためには、こうした構造的な問題に手を付ける必要があるという声もあり、今回の問題をきっかけに、改めて日本のコメ政策」と、政府の政策そのものの見直しも同時に取り組む必要があります。今後の政府の米の政策の動向にも注目です。

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March 05, 2025

欠品・棚割・値札確認などのチェーンストア店頭業務を自動化するロボットMisebo!

PI研のコメント:
1.Preferred Networks、PFNが本格的に流通業界に参入です。2/27、「欠品・棚割・値札確認などのチェーンストア店頭業務を自動化するロボットMiseboをスーパーセンターPLANTに導入」とのニュースリリースをPFNが公表しました。「チェーンストア向け業務改善ソリューションMiseMise™(ミセミセ)の店頭業務支援ロボットMisebo™(ミセボ)の予約販売を開始」とのことで、いよいよ、食品スーパーマーケットにロボットの本格導入がはじまります。
2.記事では、すでに、実証実験がはじまっているPLANTの事例を動画付きで紹介していますが、興味深い内容です。実は、このロボットMisebo™(ミセボ)は、昨年の10/25にPFNが動画配信しており、その時の事例はユニバースです。したがって、ユニバース、PLANTが導入を決めたと思われますので、今後、食品スーパー業界に急速に広がってゆく可能性が高いといえます。
3.ロボットMisebo™導入の目的ですが、欠品・棚割・値札確認とうたっていますので、この3つがキーワードですが、その背後にあるのは、在庫、しかも、ユニバースの事例ではバックヤード在庫の事例を紹介していますので、店内、バックヤード在庫を値札を含め、正確に画像で読み取ることがポイントといえます。
4.結果、BSの在庫が削減され、P/Lの人時が劇的に改善し、売価ロスが削減、一方、チャンスロスが減り、売上げアップが図られ、さらに、人時を付加価値、経費削減、売上げアップ、利益改善の業務に投入することが期待されます。
5.これまで、小売業の数値管理はPOSが主な手段でしたが、このロボットMisebo™(ミセボ)は、店内、バックヤードの売価を含む商品在庫を正確に把握できることになりますので、これまで棚卸や視認でしかつかめなかった数値がほぼリアルタイムで掴むことが可能となります。POSがPoin Of Salesの略ですが、このSがStockに変わる、POSとなり、今後は売上げPOSと在庫POSの両輪を使い、食品スーパーの経営改善をはかってゆく時代に入るといえます。また、この両輪を融合した時に経営改善効果も期待できます。
6.AIの食品スーパーでの活用がどこから本格的にはじまるのかと議論されていますが、このロボットが本命かもしれません。いずれにせよ、まだ、始まったばかりですので、今後のPFNの動向に注目です。
***
https://youtu.be/AYJ7kqP_JaY?si=L0hR2yBi5mGrbHYP
https://youtu.be/t7N4SIMDioY?si=M1vwKfODVTVT9uzJ

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March 04, 2025

セブン&アイ井阪社長退任で最終調整 後任に初の外国人!

PI研のコメント:
1.セブン&アイHのCEOがディカス氏で調整との記事を3/3、日経新聞が報じました。見出しは、「セブン&アイ井阪社長退任で最終調整 後任に初の外国人」とのことで、この外国人がディカス氏てす。ディカス氏は、「「ユニクロ」を運営するファーストリテイリングや、米ウォルマートを経て、同社傘下となった西友のCEOなどを歴任」とのことですので、日本の経営に深くかかわっており、世界戦略を画ける外国人経営者といえます。
2.現在、セブン&アイHは、伊藤家のMBOが頓挫したことにより、自主独立かACT(アリマンタシォン・クシュタール)から買収提案を受けるかの2択となっていますので、自主独立路線の切り札のひとつといえます。ただ、いずれの選択でも、大戦略は世界市場のセブン-イレブンブランドでの制覇ですので、ここが問われる決め手と思われます。
3.ディカス氏の経歴から想定されることは、世界戦略をセブン-イレブン単独ではなくなく、業務提携が前提として進めてゆくと思われますので、強力な支援企業が必須といえます。恐らく、ウェルマート、ファーストリテーリング等が可能性としてはあるのではないかと思われます。
4.記事の中では、「これまで社外取としてセブンの経営に携わってきたデイカス氏を起用したとしても、単独路線での成長戦略に対してどこまで市場や株主などステークホルダー(利害関係者)の評価が高まるかは不透明だ。」とのことですので、成長戦略をどう描くかが最大の経営課題となります。
5.ただ、気になるのは株価があまり反応していないことです。恐らく、成長戦略が不透明なことにあると思われますので、ディカス氏がセブンイレブンの世界市場を見据えた世界戦略をどのように描くか、注目です。

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March 03, 2025

卵・バナナ、消えた物価の優等生 価格転嫁当たり前に!

PI研のコメント:
1.12/26のの日経新聞で「卵・バナナ、消えた物価の優等生 価格転嫁当たり前に」との見出しの記事が配信されました。興味深い内容です。食品スーパーマーケットには、PI値1%、すなわち、来店客数当り1%を越える販売数量の商品は全約1万品の中に、わずか、200品ぐらいしかありませんが、この2品はいずれもトップクラスの商品です。
2.いわゆる食生活の必需品といってもよく、これ以外では、牛乳、食パン、きゅうり、もやし、トマトなどがありますが、いずれも、競合店とダイレクトにぶつかっているため、価格は低く抑えられているのが実態です。その中でも、代表格がこの記事の2品といっても過言ではありません。その2品の価格が上昇ということで、ある意味、異常事態といえます。
3.記事の中では、「卵の消費者物価指数(CPI)は2022〜24年の物価上昇局面に23.6%上昇」、「安い果物として浸透したバナナも22〜24年に27.3%上昇」とのことで、いずれも約2割を追える上昇とのことです。また、「1月のCPIは生鮮食品を含む総合が前年同月比4.0%上昇し、2年ぶりに4%台となった。」とのことで、この2品に限らず、全体の物価も上昇していますので、最後の砦が崩れたといえます。
4.記事では、さらに、「チープフレーション」と、これまであまり使われてこなかったキーワードドも登場、「低価格帯の商品の方が高価格帯よりも値上げ率が高くなる現象」とことで、まさに、生活の基盤が底上げされる現象が起きているとのことです。
5.食品スーパーマーケットにとっては、これまで経験したことのない、想定外の経営環境に突入したといえ、商品政策を根本から再構築せざるを得ない段階に入ったといえます。2025年度決算は、あと数ケ月で終わりますが、次の2026年度は、各社どのようにこの難局に立ち向かってゆくのか、各社の経営戦略、特に、中期経営計画に注目です。

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March 02, 2025

決算短信の解説、マミーマート、2025年9月、第1四半期決算の解説、増収減益!

ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回は、マミーマートが、え、公表したですね、2月14日ですが、公表した2025年9月期の第1四半期決算の決算短信を解説します。
***
決算短信は、この表紙2枚がポイントです。P/L、BSに加えて、投資家目線ということで、配当、予想、株式等が公開されています。
***
早速、P/Lから見ていきですが、営業収益が15.1%増、営業利益が2.9%減ということで、増収減益を予想し、え、減益の、やや厳しい決算となっています。EPS、1株当たりの四半期純利益ですが、148.61円ということで、こちらも減少しています。
***
BSの方ですが、総資産、純資産、割った自己資本比率です。46%ということで、こちらも昨年と比べて、減少してるところが気になります。1株当たりの純資産、BPSですが、3,891.45円ということで、こちらは、若干ですが、増加しています。
***
配当の方ですが、第2四半期末、期末、合計が公開されています。合計を見ると、95円、今期予想も95円ですので、変化はありません。
***
え、これを踏まえて通期予想ですが、営業収益が15.1%増、営業利益が2.9%減ということで、増収減益を予想しています。進捗率を計算してみると、25%、20、え、33.2%ですので、営業利益の方が、この数字を上回るものという予想が立ちます。EPS、1株当たりの当期純利益ですが、475円を予想しています。先ほどの第1四半期が148.61円でした。従って、単純に4倍すると、594.44円となります。125.2%に当たりますので、EPSの方も、この数字を上回るものという予想が立ちます。
***
株式の方ですが、期中、自己株式、期末が公開されています。期末を見ると、10,796,793株ということで、これ昨年と全く同じ株式数です。従って、変化はありません。
***
これを踏まえて、投資家は、この決算をどう見たかということですが、2月14日、ここに当たりますが、売買高、オレンジが跳ね上がって、株価、赤、終値ですが、上昇しています。その後、横ばいになるんですが、今週、先週あたりからですね、株価が上昇基調に転じています。従って、投資家は買いと見ているようです。現状、4,500円の株価、PERは9.47倍、PBRは1.16倍ということで、え、業界平均と比べて、若干、低い水準ですので、割安感のある株価と言えるかと思います。
***
以上、2月14日に、マミーマートが公表した2025年9月期の第1四半期決算の決算短信の解説となります。

 

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March 01, 2025

株価ニュース、食品スーパーマーケット、2025年2月28日、低調!

ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回は、株価ニュースということで、食品スーパーマーケットの2月28日時点を解説します。
***
この日のベスト5ですが、こちらに拡大してありますが、マミーマート、北雄ラッキー、ライフコーポレーション、フジ、マルヨシと続いてゆきます。全体の平均が2,483.91円、マイナスの0.37%でした。日経平均がマイナス1,000円を、え、下回りですね、マイナスの2.88%ということで、日経平均と比べると、堅調な株価であったといえます。この日のPERの平均は20.3倍、PBRは1.4倍となっています。
***
では、集計した33社の全体像がこちらになりますが、6番目からはリテールパートナーズ、PLANT、オーシャンシステム、ダイイチ、バローHと続いてゆきます。13番目のベルクまでがプラスで、14番目のアクシアルからマイナスということですので、え、1/3のみがプラスということですので、かなり厳しい株価だったことが伺われます。この日、PERとかPBRの視点で買われたのか、売られたのかということですが、ま、こう見るとですね、え、PBRの低い企業に投資家の視点が集まったと言えるかと思います。
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では、先週との個々の株価の比較ですが、上位企業はプラス、下位企業はマイナスが多いという特徴が出ています。で、このような中でも、え、プラスの4%以上、ここのラインですが、株価を伸ばした企業、マミーマート、リテールパートナーズ、ベ、え、JMHD、それから、神戸物産ですね。ベルクも4%近いです。え、で見るとですね、かなり株価を伸ばしてる企業もあります。そこで、今週に関しては、1番株価を伸ばしたマミーマート、こちら側を深掘りしてみたいと思います。
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こちらがマミーマートの株価の動向ですが、赤が終値です。え、え、決算、2025年9月期の第1四半期ですが、2月14日、ここですが、発表がありました。売買高、オレンジが跳ね上がって、株価が上昇基調に入っています。その後、横ばいなんですが、先週あたりから、また、株価が上昇基調ということで、投資家は、買いと見ているようです。現状、4,500円の株価、PERは9.47倍、PBRは1.16倍ということで、え、割安感のある株価水準と言えるかと思います。
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以上、2月28日時点の株価ニュースということで、食品スーパーマーケットの解説となります。

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