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April 16, 2025

コンビニ3社、店舗増7年ぶり高水準へ 工場などに省人店!

PI研のコメント:
1.日経新聞が4/14、「コンビニ3社、店舗増7年ぶり高水準へ」との見出しの記事を配信しました。「コンビニエンスストア大手3社は2025年度に最大で約400店増やす。純増数は18年度以来7年ぶりの高水準」とのことで、2018年以来の高水準だそうです。
2.主要コンビニの店舗数は、毎月、日本フランチャイズチェーン協会が公表していますが、ここ数年は、純増店舗数が前年割れしており、厳しい状況が続いています。記事でも、2018年以来の高水準とのことですので、7年間、低迷が続いていたといえます。
3.その内訳ですが、「セブンは223店の純増と、18年度以来の高水準」、「ファミリーマートは100店程度と、20年度以来の純増」、「ローソンは具体的な店舗数は明らかにしなかったが、3年連続の純増」とのことです。
4.ただ、新規出店の形態ですが、「セブンは企業の工場や研究所といった事業所内で床面積が従来の4分の1ほどの小型店の出店を増やす。ファミマは日本郵便と連携し、郵便局内に棚や冷蔵ケースを置いた小型店を出す。」とのことですので、これまでのコンビニとはだいぶイメージが違います。逆に見ると、依然として、通常の新規出店は低迷しているともいえます。
5.記事の最後にも「25年度の純増数は当時に比べると小さい。コンビニ市場が成熟するなか、1店舗あたりの収益力向上が求められている。」と、まとめていますので、コンビニの店舗数が増加し、集積を大きく改善してゆくのかは未知数とのことです。
6.小売業は、コンビニに限らず新規出店が成長戦略の要といえますが、今回の純増は成長戦略に直結するか、現時点では判断ができないといえますので、店舗数だけではなく、売上高の推移も同時に見ながら、今期のコンビニ業界の行方を見守ってゆくことがポイントといえそうです。

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