スーパーのバローHD、売上高1兆円2年前倒し 関東出店!
スーパーのバローHD、売上高1兆円2年前倒し 関東出店https://t.co/zOVqU6JeJ5
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) April 8, 2025
PI研のコメント:
1.4/8の日本経済新聞によれば、バローHが「売上高にあたる営業収益を1兆円とする目標の達成を2年前倒しする。当初は2030年3月期だったが、28年3月期の実現を目指す」とのことで、成長戦略を加速させるとのことです。一般に、小売業の成長戦略は新規出店かM&Aによりますが、今回は「今後は中部域外に進出して店舗網を広げ」とのことで、「「(関東で)営業収益500億円を早期に目指す」(小池社長)」とのことです。
2.バローHの地盤は中部によるところが大きく、記事の中でもシェアが掲載されていますが、それを見ると、岐阜23%、愛知23%、三重2%と、約50%となっています。これに次いで、北陸、関西への出店が多いといえますが、今後は、関西、関東への新規出店を増やすとのことです。
3.バローHの強さは、主力の食品スーパーマーケットに加え、ドラックストア、ホームセンター等、業態が多彩なことにあります。今後、新規出店では、NSC、ネバーフッドショッピングセンターでの展開もあるといえ、業態を集めた新店開発も視野に入っているようです。
4.ちなみに、「成長を担う人材確保も進める。27年4月以降には大卒や高卒といった新卒(第二新卒含む)の採用を計1000人と、これまでの600人程度から7割増やす目標」とのことですので、人材確保も進んでおり、1兆円の前出し2年は着々と準備が進んでいるといえそうです。
5.食品スーパーマーケットはトライアルHが西友を買収、オーケー、ロピアが関西への本格出店と、規模の拡大が続いていますが、バローHも成長戦略を前倒しし、これらの成長著しい企業と真っ向勝負を挑む宣言といえます。今後、食品スーパーマーケット業界は成長戦略が重要な経営課題となってゆくといえ、今後の各社の成長戦略の動向に注目です。
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