街の化粧品店、メーカー依存から脱却 品ぞろえ「百貨店以上」 !
街の化粧品店、メーカー依存から脱却 品ぞろえ「百貨店以上」 https://t.co/wtPVO796To
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) May 6, 2025
ドラッグストアやECの台頭により40年で8割以上減。逆風の中、ブランド横断の売り場を作り、美容部員を育て、独自戦略で成長する専門店があります。 pic.twitter.com/hMasB7bNvk
PI研のコメント:
1.日経新聞がXに「街の化粧品店、メーカー依存から脱却 品ぞろえ「百貨店以上」 との興味深い記事を配信しました。この記事は5/5に日経MJが配信したものですが、それをXで拡散した内容です。
2.これまで街の化粧品店はメーカーの販路として位置付けられ、自らマーチャンダイジングをすることはほとんどなかった商売でしたが、ここへ来て、いわゆる自主マーチャンダイジングに取り組む化粧品店が表れ、業績を飛躍的に伸ばしているという内容です。
3.記事の中では、その背景にあるのが、街の化粧品店の衰退からの脱却であるとのことです。1つのグラフが掲載されていますが、それを見ると、「85年度に約1万9000店あった加盟店は2024年9月時点で2682店にまで減少した。この40年間で8割以上減った。」とのことで、まさに、激減していることがわかります。
4.さらに、その要因は高級化粧品を扱う百貨店と低価格化粧品を扱うドラックストアに街の化粧品店が挟まれ、双方からこの40年間、大きな影響を受けたことが要因にあるということです。ただ、ここへ来て、百貨店が各地域で撤退するなど、経営環境が大きくかわりつつあり、街の化粧品店にも活路が見え始めたとのことです。
5.記事の中では、いくつかその成功事例を掲載しおり、そのひとつが「48年創業の粧苑すきや(仙台市)が手掛ける専門店」です。「48年創業の粧苑すきや(仙台市)が手掛ける専門店」と香水に活路を見出し、「取り扱う香水は国内外のブランドを含め700種を超え、都内の一般的な百貨店よりも多い。」とのことで、百貨店を越える品揃えだそうです。
6.結果、「同社の香水の売り上げは24年に17年比7倍となる2億8000万円にまで増えた。仙台市内に4店を展開するが「新店を出すよりも今ある店でブランドを増やし、質を高めることに注力する。日本未上陸の欧米ブランドとの新たな契約の話もある」とのことです。
7.記事ではこれ以外にも様々な事例が紹介されていますが、いずれも、自主独立、自社での創意工夫した独自のマーチャンダイイングが活路を切り開くポイントであるとのことです。
8.翻って、食品スーパーマーケットも独自のMDについては、まだまだ十分とはいえず、この街の化粧品の活性化事例のような独自に創意工夫をする余地は多いといえます。今回の記事はその意味で、食品スーパーマーケットにとっても示唆に富む内容といえ、改めて、マーチャンダイジングとは何かについて、考えてみる良記事といえ、今後の街の化粧品店の動向が気になるところです。
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