三菱商事、三菱食品を完全子会社化へ TOBで1376億円!
三菱商事、三菱食品を完全子会社化へ TOBで1376億円https://t.co/iKviktubLE
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) May 8, 2025
PI研のコメント:
1.三菱商事が卸売業の三菱食品をTOBとのニュースが5/8,日本経済新聞から配信されました。いよいよ、流通業の本確的な再編が本格化するといえます。特に、卸売業は川上と川下を結ぶ業態ですので、流通業全体に関わる再編へ発展する可能性が高いといえます。
2.記事の内容を見ると、「三井物産も傘下の食品卸を統合しており再編が加速」とのことですので、商社主導の流通業の再編が始まるといえます。また、商社は海外に強く、記事の中でも「三菱食品の京谷裕社長は期待感を示した。とりわけ「海外市場は大きな潜在性を感じる分野」という。」と、今後の成長分野のひとつといえます。
3.ただ、今回記事を読んでみると、さらに、興味深い点があります。それは、「「データを使ったマーケティング支援などの分野で三菱商事のネットワークを生かす」」という点です。これについては、記事の後半でも、「三菱商事はグループに食品スーパーのライフコーポレーションも抱え、食品メーカーとスーパー双方の商品流通データを大量に保有する三菱食品の完全子会社化で「データを活用した新たなビジネス基盤を作れる」」と言及しており、新ビジネスへの発展が期待されるといえます。
4.これまで、流通の世界ではID-POSデータを含め、様々なデータ活用が試みられてきましたが、今回の三菱商事の三菱食品へのTOBでメーカー、小売り双方を融合し、流通全体を貫く、一気通貫のデータの本格的な活用が可能となります。ここに、当然、AIも加わりますので、データに基づく流通構造の大きな変革が期待されます。
5.かつて、ドラッカーがいまから約60年前に流通は経済の暗黒大陸といった言葉に、今回の三菱商事の三菱食品へのTOBで本格的に光が当たり、流通が経済の中心、さらに、成長分野に躍り出ることを期待したいところです。
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