駅がもはや百貨店に JR東日本、宝の山SuicaでDXに先手!
駅がもはや百貨店に JR東日本、宝の山SuicaでDXに先手https://t.co/DGTsFXJy2G
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) May 3, 2025
2025年2月 #読まれた記事
PI研のコメント:
1.Xの5/3の配信に、日本経済新聞の記事、「駅がもはや百貨店に JR東日本、宝の山SuicaでDXに先手」が配信されました。内容は2/18の日経新聞の記事ですが、興味深い記事です。
2.ポイントは2点。1点目はJR東日本のエキナカ商業施設が快進撃を続け、これがこれまでの主役、百貨店をしのぎ始めた点です。すでに、1兆円を越えるビジネスとなりつつあるとのとです。そして、もう1点は今後、これにSuicaがからみ、DXの本命となってゆくのではないかという予想です。ちなみに、Suicaは1億枚を突破とのことで、その基盤は、すでにできあがています。
3.百貨店に匹敵するIRの商業集積とは何かですが、大きくは3つ、ルミネ(ファッション)、14ケ所、アトレ(食品と衣料品)、25カ所、エキュート(食品)、14ケ所です。しかも、集客力では、ルミネ新宿が「24年の首都圏商業施設の集客力ランキングによると、ルミネ新宿(東京・新宿)が3年連続の首位」と百貨店を圧倒しています。
4.一方、Suicaは、「駅ナカと外、境目なくなる?」と、現実の世界がデジタル化され、物理的な空間の隔たりがなくなる最強のツールとなりつつあるといえます。こうなると、百貨店は依然として、物理的な制約に縛られていますので、その差は開く一方となります。
5.さらに、興味深いのは、IR東日本の財務状況の変化です。記事の中では、「JR東の小売りや不動産など非運輸事業における24年3月期の営業収益は8784億円。SC143カ所の施設売上高だけで1兆918億円にも上る。」とのことで、これは、「三越伊勢丹ホールディングス(HD)や高島屋によるそれぞれの国内百貨店売上高の約1兆円規模を上回る。」とのことです。
6.いよいよ、百貨店の時代は、これまでも「冬の時代」と言われてきましたが、インバウンドで復活の兆しが見えたとはいえ、JR東日本の動向次第で主役逆転、新たな次世代型百貨店の時代が登場するのではないかといえます。今後、JR東日本がどのような成長戦略の投資をするのか、その動向に注目です。
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