備蓄米ブレンド、全国で価格差1000円超 三重・静岡が最高値!
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— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) June 3, 2025
PI研のコメント:
1.「備蓄米ブレンド、全国で価格差1000円超 三重・静岡が最高値」との見出しの記事が6/3、日本経済新聞から配信されました。銘柄米と備蓄米とのブレンド米が本格的に全国で展開されはじめたようです。これで、米の売場は、大きく3つ、銘柄内、ブレンド米、政府備蓄米(随意契約)にわかれ、それぞれが容量別で展開、売場には、銘柄米が複数ありますので、約20SKUぐらいになりそうです。
2.問題は、このブレンド米がいくらになるかですが、記事によれば、「中央値で比べた最高値は静岡、三重両県の5キロあたり税抜き4280円で、最安値は北海道の3215円だった。」とのことです。したがって、約3,500円ぐらになるのではと思われます。
3.記事には、農水省が公表した全国の都道府県の数表が掲載されていますが、「コメの主産地は北海道や新潟、秋田などの東日本に偏る。備蓄米の保管倉庫も東北地方や関東地方に多い。西日本は備蓄米を輸送するための時間や費用がかかるため、価格の高騰や需給逼迫につながりやすい。」とのことで、西高東低のようです。
4.問題は、それぞれの量ですが、政府備蓄米は限られた量、それぞれ約30万トンですので、6月中に販売終了になる可能性も高く、米全体の平均価格へ与える影響はそれほど大きくないといえます。また、8月頃からは新米も登場するため、古米はブレンドでしのげますが、古古米、古古古米は厳しいといえ、売れ残る可能性もあります。
5.今回の米騒動、短期的にはインパクトがありますが、中長期的には影響が薄れ、元の高値が続く可能性が高く、政府が目指す米の価格安定には減反政策を含め、抜本的な政策転換の必要性がさらに高まり、早まるのではないかと思います。まずは、この6月、米の食品スーパーマーケット、コンビニ、ドラックストア等の店頭価格の動向に注目です。
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