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June 17, 2025

コカ・コーラ、ついに200円の大台へ 先行値上げ6年の計!

PI研のコメント:
1.「炭酸飲料「コカ・コーラ」(500ミリリットル)の価格が200円の大台に乗る。」との見出しの記事が6/9、日本経済新聞が配信しました。この10月からですが、コカ・コーラが主力商品の500mlを値上げするそうです。
2.500mlの飲料は、食品スーパーマーケットの最重点商品であり、長らく100円前後で販売され、集客の目玉ともなる最重点商品群でしたが、その主力商品のコカ・コーラの500mlの値上げということで、売場に異変が起こることが予想されます。また、低価格の象徴的な商品群でもあるので、物価高の印象が鮮明になると思われます。
3.記事の中では飲料の価格の推移のグラフが掲載されていますが、その中でコカ・コーラの属する炭酸飲料を見ると、過去には2回大きな改定があったことがわかります。1回目は2021年、2回目が2023年ですが、今回で3回目の改定となります。
4.ちなみに、「コロナ禍などの影響で、21〜22年12月期は事業損益が赤字に沈んでいたコカBJH。値上げが浸透した23年は黒字転換を果たした。」とのことで、価格改定、値上げはメーカーにとっては利益を大きく増やす機会ともいえます。
5.実際、「「価格という成長のエレメント(要素)を我々は数十年間、活用できていなかった」。CCBJIの親会社であるコカ・コーラボトラーズジャパンホールディングス(コカBJH)のカリン・ドラガン社長はこんな問題意識をあらわにする。」とのことです。
6.「コカ・コーラは値上げの「ファーストペンギン」になった。」と慶応義塾大学の星野崇宏教授が記事の中でコメントしていますが、これで、恐らく、日本の各飲料メーカーも値上げに大きく動くものと思われます。
7.この数年、数万品の商品の値上げがあり、米がその象徴ともいえますが、消費者物価も2%を大きく越える物価上昇となりました。今回の飲料の値上げはその最後の砦が崩れるとも言えますので、物価高、インフレはこれで、定着といえます。この10月からはデフレから本格的なインフレの時代へ入るといえそうです。

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