紀ノ国屋がなぜ卸シフト? 仕掛け人「商機はローコスト高付加価値」!
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— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) July 6, 2025
PI研のコメント:
1.日本経済新聞が日経MJの記事の転載として、「紀ノ国屋がなぜ卸シフト? 仕掛け人「商機はローコスト高付加価値」」との見出しの記事を7/6,配信しました。「15年から紀ノ国屋で新戦略を仕掛けてきた高橋一実・元副社長」へのインタビューをまとめたもので、興味深い内容です。
2.紀ノ国屋は、「デフレ下で業績が悪化し、2010年にJR東日本の傘下」に入り、その立て直しのキーパーソンとして高橋一実氏が迎えられました。高橋氏は、食品専門店の北野エースの取締役として知られる方です。北野エースの品揃えが紀ノ国屋と似ているのも頷けます。
3.記事の中では、紀ノ国屋が卸にシフトした理由を高橋氏に投げかけていますが、高橋氏は、「長い歴史と独自商品がある紀ノ国屋は顧客が強み。PBの卸し先にとっても新しい顧客の開拓になる。ブランド力を磨けば、ローコストで速いスピードで成長できる」と答えています。
4.一般的に食品スーパーマーケットの成長戦略は新規出店、店舗を増やすことで成長を続けますが、紀ノ国屋は店舗を増やすと高級感、そのブランドが薄まり、存在価値が下がると判断し、卸に舵を切ったとのことです。
5.結果、自店の商圏エリア内での紀ノ国屋ブランドを支持する顧客の集客から、商圏を越えて、広く顧客を集客している小売業への卸によって、その地域にも紀ノ国屋の顧客となる潜在顧客への販路拡大につながったとのことです。
6.親会社のJR東日本のコンビニ、ニューデーズでも人気商品は紀ノ国屋かつサンド、紀ノ国屋海老かつサンド等だそうで、コンビニでも紀ノ国屋ブランドが売れているとのことです。
7.高橋氏は、インタビューの中で「消費者が立地エリアに来る目的の1つ、・・」と、商売は商圏全体を活性化させることが要諦であり、その中に紀ノ国屋ブランドを他のブランドと併設することが重要であると応えています。
8.高橋氏が去った後の紀ノ国屋が今後、高橋氏の遺産をどう紡いでゆくのか、今後の動向に注目です。
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