ランチや文庫本…崩れる「1000円の壁」 消費にメリハリ!
ランチや文庫本…崩れる「1000円の壁」 消費にメリハリhttps://t.co/GKcjxFjc1b
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) October 4, 2025
PI研のコメント:
1.日本経済新聞が10/4、「ランチや文庫本…崩れる「1000円の壁」 消費にメリハリ」との興味深い記事を配信しました。キーワードは1000円の壁、いわゆる値頃です。
2.記事の中では、外食と本の1000円の壁について報じていますが、これが食品でも同様であり、ここ数年の物価高はあらゆるものの値頃が崩れつつあるといえます。また、記事では、他の事例としても、弁当、コーヒー豆、ヘアカット、動画配信サービスも取り上げています。
3.さらに、記事の最後で言及していますが、「都道府県ごとに決める最低賃金の全国加重平均は25年度に時給1121円になり、・・」と時給も1000円の壁を越えましたので、物価と賃金の、双方の1000円の壁が崩れたといえます。
4.翻って、食品スーパーマーケットの値頃は約200円が長らく続きましたが、この未曽有の物価高でこれも大きく崩れつつあります。自動販売機のコカ・コーラも200円の時代を迎えますので、これまでの値頃は大きく崩れはじめたといえます。
5.値頃は長らく、心理的な価格の壁として、存在してきましたが、衣食住、すべての分野で崩れつつあるといえ、さらに、賃金の上昇もあり、今後、数年、不安定な価格が続き、どこかで落ち着いてゆくと思われます。
6.ただ、気を付けなければならいのは、一方で価格に対しての消費者の価値観です。仮に価格に見合わない価値と判断された場合は恐らくリピートが激減し、売上減に直結しかねいといえます。
7.値頃が崩れると同時に、価格に見合う、あるいはそれ以上の価値を提供できるか、価格から価値の競争の時代に入ると思われます。その意味で、今後、各社がどのような価値の高い商品を生み出し、値頃を越えた価格で販売してゆくのか、各社のマーチャンダイジング戦略に注目です。
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