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October 06, 2025

アサヒGHD、サイバー被害の影響続く 動向まとめ読み!

PI研のコメント:
1.日本経済新聞が10/4、「アサヒGHD、サイバー被害の影響続く 動向まとめ読み」との見出しの記事を配信しまました。これまでのアサヒグループHのサイバー被害の経緯をまとめたものです。
2.現時点でもアサヒグループHのサイバー被害は継続しており、特に、商品の受発注に大きな影響がでており、主力のスーパードライの物流が滞り、コンビニ、スーパーマーケット等では品薄状況が深刻になっています。
3.また、アサヒグループHでも、10/3、「サイバー攻撃によるシステム障害発生について(第2報)」とのニュースリリースを公表しており、「当社のサーバーがランサムウェアによる攻撃を受けたことを確認しました。」と、サイバー攻撃の実態はランサムウェアだったそうです。また、これにより、「その後の調査の結果、情報漏えいの可能性を示す痕跡が確認されました。」とのことで、情報漏洩もあったそうです。
4.日経新聞が時系列に整理していますので、その見出しだけを追ってみると、以下のようになります。「9月29日 サイバー攻撃によるシステム障害が発生」、「30日 配送遅れが発生、株価も下落」、「10月1日 「ランサムウエア攻撃の可能性」当局に報告、新製品発売は延期」、「2日 セブンとファミマ、PB飲料出荷が一部停止」、「3日 サイバー被害は「ランサムウエア」、情報漏洩の可能性も」となります。
5.記事の中でも言及していますが、サイバー攻撃は、昨年から今年にかけて頻発しています。主なサイバー攻撃を見ても、昨年度がHOYA、米CDKグルーバル、KADOKAWA、カシオ計算機、そして、今年に入って英ジャガー・ランドローバーと続いています。
6.記事のまとめとして、「多くの企業は効率化のために情報システムの統合を進めており、1度の被害が広範囲に影響しやすい盲点が浮き彫りになった。」とのことですが、各企業のDX戦略そのものが問われているともいえます。
7.アサヒグループH、サイバー攻撃を受けて約1週間ですが、解決の目途はたっていないとのことですので、中長期化する懸念が深まっています。また、あらゆる企業に同様な危険が迫っているといえます。
8.自社でDX戦略を強固にすることはもちろんですが、日本の国家戦略としても、特に中小企業へのサイバー防衛体制をどう構築してゆくかも問われる段階に入ったといえます。スーパードライがいつ安心して飲めるか、1日も早く解決して欲しいと願います。

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